いいベンダー・代理店を探す五つのポイント。そして事業主としてやってはいけない五つのスタンス。
事業主側から見た代理店やベンダー、逆からみた事業主のことを書いてみます。
僕は前の記事にも書いた通り元々ベンダー側に7年くらいいて、一年半くらい前に事業主側に転職したので、一応両方のことがわかる人です。
なので、ベンダー側の苦労も体制の歪みもわかっているつもりですし、もっとこういう営業をしてくれればいいのに、こういうコンサルしてくれればいいのにという事業主側の苦労も現在進行形でわかります。
なので、今回はそういった思いや感じたことを率直にまとめます。
事業主の方はベンダー選びの参考に、ベンダーの方はまあなんか適当に参考にしてください。
※ベンダーとはいってもコンサルもあればツールもあればと十色なことは知っていますが、共通していえるところを話していきます。
よいベンダー・代理店の五つのポイント。
僕は人に会うのが好きで、転職してから500枚は名刺を配って、SEO、DSP、WEB広告、ダッシュボード、分析、動画マーケティングなどなど様々なベンダーや代理店50社以上と話してきました。(別に大して威張れる数でもないと思いますが。)
スタイルはそれぞれでいいのですが、気持ちのよい営業や運用をしてくれているところは2,3社。そこの会社さんはどこがいいのかを考えてみると共通項がやはり多いです。
いいベンダー、代理店と思うところを五つ列挙していきます。
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- ツールやサービスではなくビジネス課題に対する提案や施策実施してくれる
- 実務担当が想いをもっていて、容赦なくこっちの意見を論破してくる
- でも、担当(僕)の想いを汲んでくれる
- 営業が同席し、コンサルの内容に口出してくる
- 適宜楽しい、笑いがある
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この5つが揃っているところは本当に好きで、漏れなく発注額が右肩上がりになってます。代理店FEEや進行管理費が20%だろうと、なんの不満もなく払ってます。もっと払ってもいいと思うくらいです。実際は絶対払いませんけど。笑
上記の五つ、一つずつ語りたいんですが長くなりすぎるので割愛。全部、同じくらい大事です。
よくないベンダー・代理店の五つのポイント。
さっきの五つの反対のところです。あえて書いてみます。
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- ツールやサービスの提案だけもってくる
- 実務担当が想いをもってなく、スキルセットだけ提供してくる。
- 担当(僕)の想いを汲んでくれないというか、伝わらない。
- 営業が案件が始まると来なくなる
- つまらん
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これ、冗談みたいに書いてますが、はっきり言ってお会いしたかなりの数のベンダー・代理店が当てはまってました。
特に、1.ただのサービスやツールの営業をしてくるだけのやつ。本当にうざい。しかし多いです。
以前の僕を思い返してみると「1.ビジネス課題」「2.実務担当が想いを持っている」というところにすごいこだわりを持ってやってました。
ビジネス課題に合わないなら提案自体を辞退すべきだし、課題に合わないなら先方のやりたいことが間違っていると噛み付いたりしてました。(うざいやつだったかも。。)
このスタンスが嫌いなクライアントもいるはずなので必ずしもいいとは言いませんが、大半で必要だとは確信してます。
事業主側が、ベンダーや代理店にやってはいけない五つのスタンス。
偉そうな事書いてますが、事業主側もしっかりベンダーのことを受け入れるスタンスでいなければなりません。
事業主がやってはいけないことを何個か書いてみます。
- 提案だけもらって何もケアしない。
- やたら金額を叩く。
- 挨拶をしない。お礼を言わない。頭ごなしに批判する。
- 資料や目標を共有しない。期待値を十分伝えない。もしくは、そもそもビジョンが無い。
- つまらなそうにする。盛り上げない。やなことを言う。高圧的な態度をとる。
僕もなるべくやらないようにしてます。まだまだきちんとしなきゃと書きながら思います。
上記をベンダー側がやられると、本当に嫌です。無駄な時間を過ごしてる、やる気が出ない、認めてくれないという気になりますし、アウトプットの質も量も劇的に落とさざるを得ません。
事業主・ベンダー・代理店は短期間かもしれないが同じチームの一員。
付き合いはお金を払ってる、それも短期間かもしれません。だけど、だからこそ、
- 目標も期待も全て隠さず連携し合い、
- 一緒に喜怒哀楽を感じ、
- 切磋琢磨し、
- 結果を出して、
- ベストプラクティスを常に狙って、
社内や世の中に認められるようなプロジェクトをできる、そんな事業主であれ、ベンダーであれ、代理店であれ、と思います。
同じ気概をもって仕事をしてくれる方、ぜひ一度お話させてください。まじで。
それでは、んちゃ。