FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

宣伝会議 インターネット・マーケティングフォーラム参加レポート。

宣伝会議インターネット・マーケティングフォーラムに参加してきました

どうも、fkdです。

こういうマーケティングフォーラムはでるようにしているのですが、例に漏れず今回も6/6に出てきましたので、内容共有します。

トップページ 宣伝会議インターネット・マーケティングフォーラム2017

たくさんセミナーをやっていたので本当に一部にはなりますが、今回は参加したうち以下の三つのセミナーについて、要点だけ掻い摘んでまとめました。

どうぞどうぞどうぞどうぞ。

ざっくりした目次。

  1. LIFULLとセールスフォースのカスタマージャーニー、MAの話。
  2. コーセーとベンダーのデジタルブランディングの話。
  3. ネスレとViiberのオウンドメディアと動画の話。

『[LIFULL×セールスフォース対談] どうすればB2C企業のマーケターは成功できるのか?ー カスタマージャーニー、マーケティングオートメーション活用、組織の動かし方まで』

セールスフォース加藤氏と、LIFULL(HOMESの運営)の菅野氏が、カスタマージャーニーやMAの活用方法について教えてくれました。

結構重要なポイントが、さらっと散りばめられていた良セッションでした。

何個かの章に分けてまとめます。

《カスタマージャーニー作成の意味》
  • カスタマージャーニー作成は『できるだけ離脱しないように(自分サイトジャーニー)』から『個を捉え全ての活動をつなぐ』ために作る。
  • 離脱しても良い。むしろ然るべきタイミングで離脱させ、そのあと追跡することが必要。それを理解する意味でカスタマージャーニーは重要。
  • 組織横断の共通言語を作れる。
  • 新施策実施の時の大義名分を作れる。
《カスタマージャーニー作成のポイント》
  • 「ユーザー全体の平均値」でのカスタマージャーニーを作らない。それに紐づく施策のパンチ力が激減するため。
  • 全社横断のジャーニーの場合、ジャーニーに紐づく施策の推進担当が主体者が曖昧になりがち。明確にしておくべき。
《やらないことを決めることが重要》
  • MA活用のコンセプトを定めておき、やらないことを決めることが大事。MAはなんでもできる魔法の杖な分、やらないことを決めないと何をやってるのかわからなくなる。
  • コンセプトの例として、アダストリアは『トキメキモーメント』、HOMESは『コンシェルジュ』、三井住友カードは『ちょっと気が利く』。コンセプトを外れることは一切やらないことにする。
  • HOMES『コンシェルジュ』の事例として住まいの切り替えの際の引越しの訴求をしている。「住まい探し段階のユーザーを追跡し、認知獲得を前倒しする」「度々接触し、説得、納得を深化させる」「忘却防止リマインドで強豪に流れさせない、SEOの無力化」

カスタマージャーニーを作成して結局生かせなかった方、満足したジャーニーが描けなかった方は是非参考にしてみてください。

#平均値で作らないとか、ほんと実体験が伴ってて参考になりますよねー。

『今求められているデジタルブランディングとは』

17時半くらいからゆるく始まったトークセッションだったのですが、正直内容が熱くて、面白かったです。

コーセー小林氏、元ライオン・現Supershipの中村氏が、デジタルブランディングについて、売上やブランドセーフティについて率直に話してくれました。

これ、デジタルマーケターは今一度立ち返るべきテーマなのでぜひご一読を。

ブランディングに大事な点》
  • ブランディングとはいえ、売上に貢献しないといけないことは忘れない。売りへの繋がりは意識。
  • 目の前の売上だけにとらわれず、配信先の制御(ブランドセーフティ)、コンテンツの透明性を大事にする。
  • 効果、効率のみの追求からの脱却。CPCや単発のCPAだけをみないこと。
《テレビとデジタルをシームレスにする必要は無い》
  • 顧客とブランドとのシナリオを考え、必要あればシームレスにするくらいでいい。
《広告主とベンダー両方に必要な認識(中村氏より)》

効率だけでなく売上にどう寄与するのか。それでいてブランディングの透明性はどう担保するのか。単発だけのCPAで見ず、LTVやブランドエクイティにどう寄与しているのか。

広告主とベンダーが同じ考えで取り組まないと実現しない。ベンダーはCPCやCPAでしか語らない。広告主はブランドセーフティやLTVへの意識が低い。お互いそれではだめ。お互いのマーケターが会話することが大事。

 

最後の中村氏の熱い思いにいたく共感してしまいました。そもそも中村氏は、こういう意識がベンダーにもまだまだ薄いため、それを文化にすべく主からベンダー側に最近転職されたとのこと。

本当に頭が下がるというか、素晴らしいですよね。個人的に話したいので、講演のあと来社いただく約束をしてしまいました。苦笑

素晴らしい話でした。

『オウンドメディア戦略~コンテンツマーケティングの実践』

ネスレのオウンドメディア、ネスレアミューズの立ち上げから運用をされている方と、動画企画~制作で電通とも組んで有名なViiber堀野さんのセミナー。

オウンドメディアや動画のそもそもの目的について、体系立ててわかりやすく教えてくれました。

《オウンドメディアの目的》
  • 今の時代は、信頼できる公式情報が重要。
  • コミュニケーションのハブとなることがオウンドメディアの本来のゴール。
  • オウンドメディアの活性化のために動画やバズ施策を使う。オウンドメディアを生活者の接点として使う。
  • コンテンツの中にブランドの文脈は自然に入れる。『ブランドPlacement』という考えが正解。
  • KPIは次のアクションに繋がるもの。

オウンドメディアの本来の目的や、メッセージングなど僕も大事にしている点を再確認できました。

《動画の目的と作り方(Viiberより)》

動画は以下の五つの目的に合わせて作りを変えることが重要。意外とここが意識されないまま作られているケースが大半であるとのこと。

  1. HowTo動画(流入を図る)
  2. social動画(ブランド認知、ロイヤリティ)
  3. Inform動画(商品認知、関心促進)
  4. Persuasion動画(購入、リピート促進)
  5. Pattern動画(定着、再来訪促進)
《動画施策の失敗の四つの仮説》

次に、失敗例をポイントごとにまとめています。

  1. 【目的】前述の五つの目的の動画と違う動画を作っている
  2. 【表現】そもそも表現がいまいち(ターゲットや目的に合わせたクリエイティブ)
  3. 【受皿】動画単体で使っている(LP、キャンペーンページの連動)
  4. 【評価】KPIの設定を間違えている

上記の作り方とか失敗例は、見る人が見れば当たり前なのかも知れませんが、ありがち過ぎます。僕も恥ずかしながら、もう少し意識しなければと思いました。。

セミナーにくると、ちょっとずつ気づきが得られる。

僕は常に新しい情報を探している方だとは思うのですが、それでもこういうセミナーにくると気づきが得られます。

  • やらないことを決めることの大切さ。
  • オウンドメディアをハブとして使うことの重要さ。
  • 広告主とベンダーのデジタルアドに対する認識の進化と共通化。

僕は上記三つを感じ取れただけでも参加してよかったと思います。

それでは、またセミナー報告します。

んちゃ。

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