FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

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WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

リクルートの『よもやま』に学ぶ、上司とのコミュニケーション活性化。

リクルートでのステキ文化『よもやま』。

どうも、fkdです。

少し前、リクルートのマネージメントをしている方とお話する機会があり、その中で面白い話を聞きましたので書きます。

それは、『よもやま』という話です。 

齟齬がないようにリクルートのサイトからお借りしますと、

【よもやま】

「よもやま」話のこと。リーダーやメンバーが集まって、テーマを決めずに雑談をします。最近あったこと、温めているアイデアなど、世間話をしているうちに、新しい何かが思わぬところから生まれてくることも。

f:id:FKD:20171004074534j:image

こちらからお借りしています

RECRUIT CAREER AtoZ|リクルートキャリア採用サイト

つまり、ざっくりいうと『単なる雑談をするミーティング』をやることなのですが、これ非常にいいと思いましたのでちょっと噛み砕いてみます。

なかなか上司と二人でミーティングルームに篭もりにくい。

『上司と軽く話したい。』というタイミングは実は結構あります。

僕の話をすると、一人でネタを探していたり、直接相談受けることが多いので『コソピン(コソコソ一人でやる)案件』が自然と多くなり、人よりそのニーズが多い気がします。

しかし、畏まって改めて上司と二人の面談を設定すると、

  • 上司から問題が大げさに見られる
  • 周りから何事かと思われる

という何気に大きなデメリットがあり、なかなか設けることが出来ません。

結果、評価面談の時に初めて話す内容が増えたり、辞めることが決まった時に初めて上司に伝えたりという、文字通り残念な状況が産まれます。

そこで、気軽に、ライトに上司との時間を設けられる『よもやま』が有効になります。

よもやまの有効性。

よもやまとは漢字で『四方山』と書きます。本来の意味も「とりとめのない雑談」です。その名の通り雑談時間を確保する、というのが『よもやま』。やり方は1ステップ。

部下は上司と自分のスケジュールに『よもやま』とだけ記載し、時間を取るだけ。

予めアジェンダを送付する義務も必要もありません。ミーティングのゴールも必要ありません。ただ、時間を確保し、上司と話せばいいです。

今の時代、上司と二人で飲みに行くことが比較的しにくくなりました。

もちろん会社の社風にもよりますが、例えば男性上司と女性部下というシチュエーションでは、二人で話をしにくいケースはかなり多いです。

うちの会社では、例え男同志だとしても、上司との1on1ミーティングを設定したら、前述の通り余計な詮索や勘ぐりが発生するリスクは高いです。

よもやまにはメリットだらけ。

よもやまがあることで、 リスクなく、ライトに相談できる場が増えます。それによって、

  1. 潜在的なリスク・不満の検知
  2. 埋もれがちな意見やチャンスの掘り起こし
  3. 単純なコミュニケーションの増加

などなどが可能となります。

おそらく1の効果がかなり高いのではないでしょうか。急に辞めると言われて、「なんでもっと早く相談してくれなかったの」って言われても、「いや、いう機会ありませんから。」って感じですからね。

もちろん、デメリットもあります。

よもやまにも、デメリットがないわけではありません。それは短期的なマネージャー以上の稼働の増加です。よもやまが増えれば増えるほど、マネージャーの時間はとられますから。たしかに、お会いした方もスケジュールはよもやまがかなり入っていました。

しかし、長期的に見たらどうでしょう。リスクが減って突発的な炎上が無くなったり、人材の確保ができたり、結果的に稼働はぐんと減るのではないでしょうか。

リクルートで長く根付いている文化。今も尚あるのは、もちろん、運用していないとわからない課題は出てくるのでしょうが、間違いなく好影響を及ぼしているからでしょう。

ぜひ当社にも取り入れたい。

ということで、社内にプレゼンテーションして、せめてうちのチームだけでも採用してみたいと思います。(レガシーな会社なのでどこまで出来るか不明ですが…)

取り組み状況、適宜報告いたします。

それでは、んちゃ。

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