動画はYouTubeに置いておけばいいという時代は終わった。OVPを知らないとヤバイ。feat.ブライトコーブ堀野さん
最近ベンダーさんに沢山勉強させていただいているので、アウトプットします。
どうも、fkdです。
ちょいと5月下旬から忙しくなりましてバタバタしております。
というのも、本来業務が忙しくなっているのもあるのですが、ブログでレポートもしている「マーケティングアジェンダ」でお会いした沢山の方に改めてお会いさせていただきまくっているからです。(何名かは時間が合わずすいません。いずれ必ず会います。)
マーケティングアジェンダ2018で学んだ『事業主のマーケターとして必要な3つのスタンス』 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)
僕が知らないマーケティング知識、手法はまだまだ沢山あって、本当にものすごく勉強させていただいています。数回にわたり、その中で得られたことを、アウトプットさせていただきます。
今回は、ブライトコーブの堀野さんとお話させていただき、大変勉強になった『OVP:Online Video Platform』について書きます。
どうぞどうぞ。
そもそも、OVPって何??
さて、まずはOVPについて説明させていただきます。
『OVPとは動画配信プラットフォームのことで…』と説明してもよくわからないので、ブライトコーブ堀野さんの資料をもとに説明します。(堀野さん資料掲載許可、ありがとうございます!)
さて、皆さんの企業は、【作った動画の管理】はどうしていますか?
まさに下の図のような管理ではないかと思います。(お恥ずかしながら、うちはまさにこれです。)
要は、ほぼ大半の企業での動画の管理は
- とりあえずYouTubeの公式チャンネルにあげる。
- 広告配信のときは媒体ごとにアップロード。
- サイトに載せる時はYouTubeの埋め込みURLを載せる。
- インナーに使う時はとりあえず社内サーバーに置く。
という状況です。
うう、耳が痛い。笑
しかし、この管理では様々な問題が発生します。
- 【クオリティ】YouTubeに載せる時点で解像度が低くなる(画質が荒くなる)。
- 【セキュリティ】YouTubeのアカウントが乗っ取られたら死亡。
- 【管理】各媒体での管理が煩雑。
- 【マーケティング・分析】媒体ごとに成果がバラけて効果検証ができない。
- 【リソース】サーバーを逼迫してシステムから文句を言われる。そしてどこに置いたを忘れがち。
ですので、下記のような理想的な姿にすべきなのです。
動画に特化したプラットフォームで一元管理することで、動画に関するクオリティ、セキュリティ、管理、マーケティング・分析、リソース全ての問題を解決するのがOVP、ということです。
堀野さんの説明資料、たった2枚でASIS TOBEを表していて、本当にわかりやすいですよね~。
(もちろん、もっと様々な利点はあるのですが、シンプルにしています。)
動画を作ったらとりあえずYouTubeにあげることに違和感すら覚えない。
さてここで少し、記事を引用させていただきます。
デジタルマーケティングを巡っては“動画を活用する目的は何か”を語るシーンが多い印象でした。つまり、マーケティング領域において動画を活用する幅は増えており、ただ動画を公開して視聴させておけばよかったという時代から大きく転換しているということ。
ストック型のコンテンツとして蓄積・活用できる環境、その動画配信を評価できるツール、そして視聴者を分析して次のアクションに繋げることができるツール、こうした土台が整ってきたといえると思います。
(下記記事から一部抜粋。)
動画をYouTubeに置いておけばいい時代は終わった--ブライトコーブの提言 - CNET Japan動画マーケティングは、日本が世界をリードできる--ブライトコーブ北庄司氏に聞く - CNET Japan
動画のマーケティングはこんなに進んできたのに、『動画自体の管理』は驚くべきほど考えられていないのが日本の現状でしょう。
それは、YouTubeにとりあえず上げておけば問題ない、お金もかからない、という認識がそこはかとなくあるから。
しかし、それは幻想です。
セキュリティは本当に大丈夫???
出光さんでは、YouTube公式チャンネルが乗っ取られてしまい公式チャンネルを閉じなければならなくなりました。
2018年度 - 出光興産 - 当社公式YouTubeチャンネル(出光興産(Idemitsu Japan))の閲覧停止のお願い
Googleのサービスだから安心。
もちろん、それはそうなのでしょうが、管理専門に作られているわけではないのでリスクはあります。
また、YouTubeにアップロードしている時点で、割とありとあらゆる権利がYouTubeに帰属してしまうのも僕は知りませんでした、、恐ろしい。。
堀野さんに言われるまで、意識すらしてこなかったです。がーん。
マーケティング活用は本当にできている??
下記のサッポロさんのように、とりあえずサイトの関連するページに載せるだけではなく『動画集自体をコンテンツ化し、回遊性を高める』ような施策も必要です。
SAPPORO CHANNEL
YouTubeの埋込みをしている時点で、クリックされたらYouTubeサイトに飛びますので離脱になります。そして、YouTubeは関連動画がコントロールしにくいので、ある動画から狙っている別の動画、もしくは別の導線への誘導が非常に難しいです。サッポロさんはそこをうまくOVPで解決しています。インタラクティブ動画にすることも可能です。
また、GoogleはGoogle圏外での広告活用をさせない方針なので、YouTubeにあげたビデオの活用の幅が狭いのもマーケターとしては不満です。
分析については、横串で全て見られる訳では無いようですが、それでもOVPによるタグ付けである程度は見られるので十分ではないかと。いまは、YouTubeの再生数や個別の配信レポートしかないレベルの企業が大半でしょう。
動画はYouTubeに載せて、配信するだけではない。資産として活用すべきですよね。
OVPに費用をかけるべきというのは、どの部署が入れるべき文脈なのか。
ここまで読んでいただければ、OVPの必要性は十分理解していただけたと思います。
しかし、OVPは様々な利点を持ち合わせているが故に、誰が導入を推進するのかポテンヒットになりがち。
といった具合。しかし、会社として入れるべき、それに尽きます。うちも入れないとまずいなぁ、と痛感しています。
といいつつ、誰が率先するのか、予算の出どころはどこなのか、これ何気にめちゃくちゃ整理が難しい。笑 僕は社内啓蒙から頑張ります。
作ったあとも、きちんと考えよう。
動画マーケティングはすごく意識しているのに、作ったあとについてはびっくりするほど手薄。。反省反省です。
堀野さん、改めてありがとうございました。ブライトコーブはお世辞抜きに素晴らしい会社・ツールですのでぜひみなさんもご検討ください。必要あれば繋ぎますので、ご連絡ください。
ブライトコーブ | 最先端のオンライン動画プラットフォーム | 動画ホスティング
ブライトコーブに限らず、OVPのソリューションは多くはないものの他にもありますので、状況に応じて使い分けしましょう。
それでは、んちゃ。