FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

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WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

大企業でやりたいことをやるための三つの問題とそれぞれの解決策《featuringサイボウズ式 明石さん》

サイボウズ式明石さんにアンサー記事を書いていただけました。

少し前、サイボウズ式の記事を見て

 『大企業に入ったら、若いうちはバット振れない』なんてことはない話。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

という記事を書いたのですが、

発端となった記事を書いたライターのサイボウズ明石さんが、有り難すぎることにこんな素晴らしい記事を載せてくれました。

もう、会社員という1つの肩書きでは「他に代わりがいない」人にはなれない——パナソニック・濱松誠さん&橘匠実さん | サイボウズ式

この記事が産まれるまでの経緯を簡単にまとめると、

  • 明石さんの記事にて出た「大企業だとやりたいことが出来ない(バット振れない)ケースが多い」という最もな話に対し、
  • 「想いを持って入ればどこでもバットは振れる」ということをマケツラ(このブログ)に書いたところ、
  • でも一方で悶々としている大企業の人は確実にいるので、明石さんがバットを振りやすい環境を積極的に作っているパナソニック(One Panasonic)の方にその秘訣をインタビューして記事ができた。

という感じです。

僕の記事はあくまでほんの少しのきっかけとしてかもしれませんが、著名な方に、本当にピンポイントで身に染みる内容を書いてもらえて感謝です。

 

さて今回は明石さんの記事を読んで、僕なりの『大企業で、やりたいことはどうやったらできるのか』の結論をまとめた、アンサー記事になります。

2000文字超えている長文なのですが笑、何回推敲しても端折るところがないくらい気合い入れて書きました。ぜひ読んでいただき、感想貰えると嬉しいです。

さて、本題にうつります。

やりたいことをやるのに熱意と志が必要だが、それを持つのは難しい。

まず、根本の整理。

『大企業でやりたいことをやる』ということにおいては、若者だって、おじさんだって、おばさんだって、平社員だって、役職者だって一緒で、ポイントは『熱意』と『志』があるかが大事ってことは、この記事を読んで間違いないと確信しました。

記事を少し引用させていただきつつ話を進めます。若者に対し必要なのは

自分自身も挑戦しようという「志」を醸成すること。

パナソニックの方はおっしゃってますが、確かに大企業になればなるほど、やりたいことと違う組織になったり、やりたいことを理解してもらう上で「慣例」と比較されるために、やりたいことをやる難易度は明らかに高いです。

志と熱意が必要だが、ハードルがある。

「やりたいこと」、もしくは調査や経験や顧客の声から出た「やらなければならないこと」を『志』として持ち、

「慣例」を壊しながら反対の目を掻い潜るだけの『熱意』を持って実行していく必要があるのです。

しかし、大企業で若い人が『志』と『熱意』を両方持ってやりたいことをやるには高いハードルがあって、確実にモヤモヤしてる若者はいるというのが、この記事を読んで再認識したところです。

モヤモヤする三つのパターンと、それぞれの解決策。

大企業でやりたいことができないという、モヤモヤの原因となるのは3つに分類できます。

  1. やりたいこと(志)も熱意もあるのに、環境のせいでやりたいことができない
  2. やりたいこと(志)はあるが、スキルや自信がなくてやりたいことができない
  3. 熱意があるがイマイチやりたいこと(志)がわからない

一つずつ噛み砕き、それぞれのパターンでやりたいことをやれる方法を、僕の体験談を交えつつ書いてみます。

1.環境のせいでやりたいことが出来ない場合。

大企業ではかなりの確率でこのパターンになります。環境は与えられるものなので、仕方ないですし、ジョブローテーションがある大企業はまだまだ多いです。

こうなると「言っても無駄症候群」に代表されるように、やりたくても何も出来ず志と熱意が時間とともに失われていきがちなので、One Panasonicのような最高の緩衝材組織でもない限り、勉強したりコミュニケーションしたり工夫をしないと、まじ死に体。

今やっている仕事をとことんやるしかない。

この場合、パナソニックの方がいう「今やっている仕事で結果を出すこと」が最短の解決策だと思います。 

それは、やっている仕事で結果を出していると不思議なことに自然とやりたい仕事をやれるチャンスが出てくるものだからです。

 

ちょっと体験談。 

僕も今の職場で、環境がまだ無くてやりたくてもできないことを沢山残していますが、『いまできること』を全力で推進しつつ、虎視眈々とやりたいことのインプットとアウトプットを続けることで、何故かわかりませんが少しずつ環境がついてきて、色々出来るようになりました。

そして、全然やることを想像していなかった大変な仕事も多々ありますが、そこで出会った人からたくさん助けてもらってます。

点と点は繋がる

ジョブスの言葉を借りれば、点と点は必ず繋がります。無駄なことなんて何一つないです。無駄にするかどうかは、あなた次第です。

そして前述のとおり「チャンスはチャンスを待っている奴のところに何故か集まってくる」のです。

  【この場合の解決策まとめ】

今の環境で最高の結果を出せるよう頑張りつつ、やりたいことができるようなインプットアウトプットをしておきましょう。

2.スキルや自信が無くてやりたいことが出来ない場合。

2のパターンでやりたいことができないのは、失敗したら取り返しがつかないのでは、という恐怖心からではないかと思ってます。

  • せっかく大企業に入ったのに、失敗して取り返しつかなくなったら勿体ない。
  • クビになったら次に転職できる自信が無い。

そんな心配があって、バットが振れない。大企業プロパーだと余計に、どうしても覚悟ができません。

正直、僕がバットをブンブン振りまくれるのには、僕が転職組であるのも大きな理由の一つです。パナソニックの方は

『会社にしがみつくのはよくないこと』

なんて表現していますが、まさにこれで、僕のような転職組は会社にしがみついていないのです。極論、辞めさせられてもいい覚悟でバット振りすぎてます。

会社にしがみつかない。

あえてもう一度繰り返しますが、これ、物凄く刺さるキーワードじゃないですか??環境に甘えようとすれば、終身雇用の大企業ならなんとかなります。

しかし、それでいいのでしょうか。会社にしがみつけばつくほど、自分のやりたいことは間違いなく出来なくなります。そして、今は大企業が普通に経営危機になる時代です。

会社や自分をよくしたいなら、やれ。 

スキルは、やりながら身につければいいです。みんな、はじめはやったことない事ばかりです。僕も、動画なんて作ったことなかったし、次の企画だって未知の領域。

そして、一生懸命インプットして、その上で志を持ってやっているからです。やったことないことを、あたかもやったことがあるかのように自信を持って振る舞えばいいのです。

本当に愛する会社をどうにかしたいという志があって、それがやれる環境なら、プロパーだって、準備をしっかりしたうえで、不退転の覚悟でやればいいと思います。

大企業にはそれだけの懐があるはずだし、明石さんも「会社のリソースは活用すべき」とまとめています。

挑戦して失敗したやつを、笑うやつと一緒にいるな。 

実際、今どき、失敗しても辞めさせられることはまず無いですし、挑戦して失敗したやつを笑ったりバカにしたりする会社なんて、いる価値ないので辞めてしまっていいです。

※一つ勘違いして欲しくないのは、辞めればいいということを逃げ道に使ってはいけないということ。やりたいことをやる上で、覚悟をもってやってね、と言うだけの話です。

【この場合の解決策】

会社にしがみつかない。

会社のためなら失敗覚悟に、とにかくやりましょう。起案決裁は、ハッタリでも通せばなんとかなります。スキルや自信は後からついてきます。

3.そもそもやりたいことがわからない場合。

これはそもそも、仕事を自分ゴト化できていないだけのような気がします。

「それって社長の仕事でしょ?」と言う人もいますが、そんな思考停止言葉が出てしまうと、もう大企業での20代・30代のキャリアは終わりだと思います。
だってベンチャーマインドを持っている会社はそうじゃないんだから。

20代・30代の社員が会社を「自分ごと化」して変えていっているわけだから。

パナソニックの方はこんな言い方をしています。(ほんと言ってほしいことを的確に伝えてくれるいい記事ですよねこれ)

僕がどこでもバットは振れると言っているのは、仕事を「自分ゴト化」して、

  • 『自分の仕事を通じて、会社や社会を変えたい』
  • 『自分の仕事を通じて、自分を認めてほしい』

といった志や熱意を持っていれば、場所は関係ないと思っているからです。

必要なことには、志を注ぐ価値がある。

結局、会社のために、自分のために必要だと思っていることは、一見つまらない仕事だろうとそこにたった一つでも志を注入して、熱意をもってやればいいと思うのです。

  • やりたいことがないことを会社のせいにしたり、
  • 自分のブランド化を思っていなかったり、
  • 何も勉強やアクションをしていなかったり、

上記のような人に、やりたいことがないなんていって欲しくないですよ。

例えば、あなたが今やっているExcelの単純作業は、マクロ化したらもっと楽に、早く、一段階上のクオリティでアウトプットできるようになるかもしれません。そして、あなたは唯一無二の存在感を得るかも知れません。

志や熱意を注げるようなやりたいことって、意外と目の前に転がってませんか?

やりたいことって、環境によって変動するものではないでしょうか?

やるべきことを全てやって、それでもやりたいことがないなら、転職するか、高い高い塔を作ってそこで仙人として暮らすべきです。

【この場合の解決策】

とにかく、自分ゴト化しましょう。目の前の仕事に志を注ぎましょう。

あなたの仕事は、あなたが最適化するしかないです。あなたのことは、あなたがPRするしかありません。

共通して必要な、自己ブランド化と熱意を産む「発信行為」

志について長々と書きましたが、もう一つの重要な『熱意』について、別の記事を引用しつつまとめます。

「最近の若者は、」と口にした時点であなたの負け。若者の考えはどんな時代であろうと絶対に正しい。 | リーディング&カンパニー株式会社

若者は熱意の出し方がわからない。

僕もそう思いますし、パナソニックの方もここが課題と暗におっしゃってると思います。

熱意は全ての源泉です。

熱意をいかに引き出すかが今後のマネージメントの鍵とも言えるでしょう。

一つ、記事を読んで思ったのは、やったことが埋もれないように発信していくことの重要さ。自己ブランド化と言うのは、徹底的に発信していくことが必要です。

この発信行為を積極的にやり、みんなに褒めてもらうこと、そして『社会出世』することが次の熱意に繋がるので、みんなで発信して、みんなで褒め合うことを何人か一緒にやっている若手とやろうと思いました。

大企業でも、やりたいことはできるはず。

結局、どの場合も挑戦しようとする志があれば、大企業でも時間はかかれど、なんらかのやりたいことはできると思います。

そして、繰り返しますが、やりたいことって、ピンポイントにあるものでもなく、常に流動的にあるものだと思っています。

あと、会社や自分にとってためになるなら、四の五の言わずやれよと思ってます。

  • いかなる環境でも志と熱意を失わなず
  • 自己ブランド化や社会出世にこだわり、
  • その部署の中だけでもいいから、他に代わりがいない人になろうとすれば、

どこでも、なんでも、やれるはずです。

少なくとも僕は、そう信じて仕事をしています。

ブログやっててよかった。 

最後に。

今回の明石さんとの記事のやりとりは、ブログをやっていて本当によかったと思える時間です。

僕の記事がほんの少しでも作用してOne Panasonicの記事が産まれ、たくさんの人にこの素晴らしい記事が届き、社会的にほんの少しでもポジティブな効果が出ているのであれば、それは本当に嬉しいことですから。

明石さん、ありがとうございました。素晴らしい記事なので、読んでない方は必ず読んでください。

それでは、んちゃ。

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