FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

インタラクティブ動画(双方向動画)の可能性がやばすぎる件。

インタラクティブ動画の可能性が異常

どうも、fkdです。

まずは、こちらのインタラクティブ動画をご覧ください。(外部サイトに行きます。)

Deloitteの採用動画です。

Will You Fit into Deloitte - Gamified Video for Recruitment - Rapt Media

え、これ採用動画なの!?

という作品。動画なのに選択でき、遊び心に溢れつつ最後はしっかりと出演した担当の採用インタビューがあります。

※見ないと凄さが伝わらないので、とりあえず見てください。

そう、インタラクティブ動画とは、今までの視聴するだけの動画に、『ユーザーのアクション(クリックなど)』に基づき下記のような動きが追加されている動画です。

  • ストーリー分岐
  • 分岐を用いた調査
  • ポップアップ、そこからの詳細情報表示や購入導線
  • 電話をかける、地図をみるなど別アプリの起動
  • 動画目次への移動、動画特定箇所へのスキップ
  • 360度視聴

などなど。もはや、動画の域を超えています。

受動的な視聴の時より、視聴完了率も、エンゲージメント率も、サイト誘導率も、調査完了率も数倍と抜群に高い結果が出るようです。

これ、一時代を築いて最近終了したFlashでも昔は実装されていたような仕組みですが、より簡単に作れて、専用プレイヤーも必要なく、ユーザーが動画に馴染みのある世代のためよく利用されるようです。

時代は進んでいる!!

インタラクティブ動画が使われるシーン

インタラクティブ動画ですが、とはいえ何でも使えるわけではなくシーンを選びます。

  1. ミュージックビデオ
  2. 採用、会社紹介
  3. ゲーム要素を取り入れたブランディング
  4. ファッション
  5. グルメ、料理
  6. テレビ(特にドラマ)

今はこれらによく使われていて、確かにインタラクティブ性を出すことに相性がいい気がします。冒頭のデロイトの例は、2×3の、技術力をブランディングしつつの採用コンテンツですね。

あとは、例えばファッションだと既に活用されています。

  • ドラマで見ている服が気になったらすぐわかる
  • 動画の最後に来ていた服の一覧を用意し、キャプションに移動できる

といった具合に、格段にECとの親和性が高いです。

ちなみに、このサイトにたくさんのインタラクティブ動画がまとまっていますので、ぜひご覧ください。

インタラクティブ動画に注目!動画マーケティングの次の一手! | Smarvee Press

情報量、伝わりやすさを各表現で強弱つけると、

テキスト<画像<動画<動きのあるWebやネイティブアプリ<インタラクティブ動画<リアル

という感じでしょうか。既存の動画にインタラクティブ性を持たせることだけであれば、すぐにできる点も良い点です。

しかし、まだまだリード系では未知数。

生保とかカードとか、リード生成で無形物で割と重いコンバージョンな商材との相性はまだまだ未知数で、事例も少ないようです。

ブランディングに割り切ったり、シーンやターゲットによって分岐をうまく設けてサービス理解促進できれば、コンバージョンもいけるかもしれません。

あとは、それってHTML5の範疇で出来るんじゃないの、という疑問には明確な答えはまだないようですが、強いていえばインタラクションが主役なのか、動画が主役なのか、という基本的な差くらいでしょうか。

インタラクティブ動画の弱点。

現在の弱点として、インタラクティブ動画はYoutubetwitterでの外部メディア再生がまだ追いついていない点です。このブログでも埋込みができませんでした。

あとは、すぐできると言っておいてあれですが、インタラクティブ動画を1から作るのはそれなりの準備が必要です。

  • 作成できるツールやクリエイターが限られる。
  • 分岐を作れば作る程そのパターンの動画作成が必要。
  • 前述のとおり、本当にインタラクティブ動画がいいのか、他の手法との違いがまだ明確でない。例えば、分岐ならシミュレーターでもいいのでは?という議論がある。
  • 動画を沢山読み込むのと、インタラクティブ部分のソースを読み込むので、容量をかなり食う。(ユーザーに少し優しくない)

といった、作成側も決済側もハードルがまだ高いことは課題ですが、この課題は今は出来ないだけ。あと少ししたら解決していることでしょう。

 

#ちなみに、Youtubeに関しては「アノテーション」を使えば外部リンクなど少しだけインタラクティブ性を持たせることはできるのですが、はっきり言ってインタラクティブ動画とはレベルが違います。実際に試してみましたが、どうやってもかっこよく作れない。ダサい。Googleのことですから、開発して独自にできるようにする可能性はありますね。

なお、インタラクティブ動画に関する広告や事例など、詳しいブログはこちら。かなり参考になります。

blog.mil.movie

僕もインタラクティブ動画、取り入れてみますので結果出ましたら報告します。

それでは、んちゃ。

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