FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

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WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

3.10以前の生き方、3.12以降の生き方から思う。日々に恋をする生き方をしようって。

3.11から七年。

震災から早くも七年が経った。あの日の記憶はたしかに心に刻まれている。

 

3.10、震災前日までの生き方といえば、浮き沈みはあれど『明日も当然同じ日常来るものだ』と決めつけて過ごしていた。一瞬で無くなり得るものなのに。 

 

3.12、震災から次の日の生き方は、まるでそれまでとは違った。日々余震に怯え、落ち着いたあともどこか明日に不安を感じながら生きている。

 

3.11を境に、僕らの生き方は上記の通り大きく変わったのだが、『未来について何も考えない→未来を不安に思う』という具合に、急に変わりすぎてしまったのではないだろうかと思う。

1日1日を限りなく楽しむ快楽主義と、明日の不安を取り除く不安主義の間。

僕達は3.10以前の生き方を改め、1日を後悔のないように生きなければならないことを悟った。

家族や友達に言いすぎてしまったとき、明日は会えないかもしれないから、今すぐ謝るようにしたほうが間違いなくいい。誰かの為になりそうなことは、やってあげたほうがいい。

というように、明日死んだ時に後悔しそうな選択肢はなるべくつぶしていく。快楽主義ととらえられてしまうかもしれないけど、そうしなきゃいけない。

 

しかしながら実情は、3.12以後守り重視で、とにかく明日の不安を取り除く生き方のウェイトがかなり高くなってしまった気がする。快楽主義はむしろ悪と捉えられる節すらある。

 

『明日の不安を除きつつ、今日をMAXに生きる』という絶妙なところの追求 ― 快楽と不安の両取り ― が重要なはずであるのに、そのバランスはあまり考えられていないのかもしれない。

 

快楽と不安の両取り。

それはまるで、恋をすることに似ていると思う。

自分の日々に、楽しくなってもらう。幸せになってもらう。

恋をした時、あなたはどうするだろう?尽くしたい人もあれば、愛されたい人もいるだろう。

 

こんなことをやったら嫌われてしまうんじゃないだろうか?という未来への不安をもちながら、ドキドキしつつ濃密な時間を過ごすためにプランニング。そして、デート当日はジェットコースターのように一瞬に過ぎる時間。もちろん、その恋を継続するための工夫やケアは怠らないようにする。

 

毎日、日々と自分がこんな風な関係で、こんな風に過ごしたらさぞかし楽しいはずだ。想像するだけでも楽しい。

 

果たして、『あなた』は、今『日々』に恋しているかのように過ごしているだろうか。

『自分の今日』に満足させられているだろうか?『自分の明日以降』に対し、幸せなプランニングはできているだろうか?誰かと過ごすことが好きなら、億劫かもしれないけどいますぐ連絡を取った方がいい。ひとりが好きなら、ひとりの時間が最良になるアプローチを考えた方がいい。

もちろん恋は楽しい事ばかりではない。気持ちの上がり下がりはあるし、つまらない時だって沢山ある。その不安を取り除こうとするのは当然必要だが、その先の幸せな時間を想像しなければやってられない。

備えはあったほうがよい。しかし今日が曖昧になってはいけない。

明日地震がまたくるかもしれない。その日に備えて当然対策はすべきだ。

しかしそれに囚われて自分の日々を大事にできないのは、3.11の経験が生かされていない。

明日に必要以上に支配されず、今日を曖昧にしない。七年経過した日、僕はそんなことを改めて思った。

んちゃ。

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