『大企業に入ったら、若いうちはバット振れない』なんてことはない話。
まず、この記事、めちゃくちゃ面白いです。
細かい内容は読んでください、必読。刺激的だし参考になりまくります。(迷ったら、ドラマティックな方を選ぶ、なんていいですよね。)
ただ、下記の部分、ちょいと気に食わない。(前述の記事より引用させていただきます)
私の周りには、大企業に勤めていても悶々(もんもん)としている人がたくさんいます。
自分自身の力で挑戦できる環境じゃないからだと思っています。
お給料はたくさんもらっているのに、ハッピーじゃない
まだ若いうちに、思い切りバットを振れる環境に身をおくことって、とても大事だと思うんです。
言わんとすることは理解出来ますし、そういう意味で仰っていないとも思いますが、
『大企業だから若いうちは思いっきりバットが振れない(やりたいことができない)』
と解釈されるのは少し違うと思ってるので、軽くお話しさせていただきたい、という記事です。
確かに、大企業だとバットを振ることをよくは思われない。
もちろん、大企業だと組織の壁もあり、若いと立場の弱さもあり、僕ももどかしいこともあります。
当たり前ですが、培ってきたことがありますから、セオリーとかデータの壁が厚くて、なかなか新しいことをやるのは認めてもらえない。新しいことは否定から入られるので、説得が恐ろしく大変ということが多いはず。
なので、外部環境的に「バット思いっきり振っていいよ(やりたいことやっていい)」とはそうそう言われません。むしろ、バットを持つ機会すらだいぶ少ないでしょう。
でも、バットを振ることはどこでもできる。
繰り返しになりますが、大きな会社に行ったから大したことできない、と一般的に思われがちなことですが、最近は違いますよ。大きな会社にいるマーケターが本気でバット振り始めていたりします。(ごく少数派ですが。)
このバスクリンの方の記事、めちゃくちゃ賛同します。
商品力、マインド、伝統がある事業主に、元ベンチャーの推進力が合わさると、かくも素晴らしいアウトプットが出るという好事例。
結局は、覚悟をもってバットを振るかどうか。
結局、どこにいるかではなくて、どこにいても覚悟をもってバットを振るか振らないかという話なんじゃないかと思ってます。
『サービスや商品をいかに伝えたい人に伝えるか』しか考える必要はなくて、その方向に向かってバットをデタラメに振りまくればいいんです。
何より大事なのは想い。
「ユーザーにとってあった方がいいに決まってるもの」に対して、想いを持ってバットを振る(決裁とって実際に作って届ける)と、それとなく結果が出てバット振ることを認めてくれるようになってきます。
上司に反論「あなたの年代がターゲットではない!」 計画の2倍も売れたチョコ 開発の経緯を明治に聞く (withnews) - Yahoo!ニュース
これとか、めちゃかっこいいですよね。大企業でも思い切ってバット振ってます。
僕もはじめは懐疑的な目で見られていましたと思います。(今もかもしれませんが笑)
しかし、ユーザーは絶対求めてるだろうという根拠の無い覚悟を持ってバットを振り続け、結果が出てくると「ちょっと面白いな、うちも試してみよう」って思って相談してくれている部署が増えてきて嬉しいなあと思います。
#はっきり言って僕がやっていることって、峰松さんと比べたら遥かに小粒なことなのでしょうが、まあそれでもバット1振りなことには変わりませんから。
ここで、【大企業でバットを振る人への視線の変化】をまとめてみます。
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- 頭のおかしいやついるぞ…。近づくな…。
- ちょっと面白そうなことやってるけど、関係ないから横目で見てよう…。
- なんか、やりたくなってきたお…。声掛けてみようかな…。
- バット振ってるやつ、ええのぅ!!私も振ってみるっ!
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これの、2と3の間くらいに僕はいます。いずれ、4にいくことを目指してます。
結局、会社が大きかろうが小さかろうが、その環境を作るのは自分なのではないでしょうか。
いつ振るの?今でしょがぁ~
あと、大企業だからこそ、三振しても業績への影響は少ないし、ポテンヒットだとしても大きなインパクトを残せる。これは凄まじいリスクヘッジだし、たまらなく快感です。
大企業しかできない、バットの振り方があります。
バットを振りたいなら、今から振るか振らないか。今振れないなら、次の環境行っても振らないでしょ。
バット振りまくりましょう。振ったらいいことありますよ、きっと。三振しても、振り逃げで出塁できるかもしれないんですから。
あ、最後に断っておきますが、冒頭の記事の峰松さん、めっちゃ尊敬するし大好きですよ、こういうスタンス。1回お会いしてみたいです。
それでは、んちゃ。
大人になるって、何だろう?子育てで日々後悔をしながら、思うこと。それと、宣伝。
今回のテーマは、「大人になるって何だろう?」です。
このテーマでここ何ヶ月もコンテンツを作っていて、作りながら自分でも考えていたので文章化してみたというのが今回の記事です。
『大人になるって何だろう?』。みなさん、これ、考えたことありますか?考えてみるとちょっと面白いですよ。
ちなみに私の場合、あくまで子育てしながら思った『大人』ですので、大人の定義も全然その人、その時々で変わりますから、みなさんにとっての『大人になるって何だろう?』を考えながら読んでみてください。
最後に宣伝もさせてもらってます。
さて、私にとっての子育てをしながら思った「大人になるって何だろう?」。少しお付き合いください。
子育てをしていると、いくつもの瞬間で後悔し、大人になれないと思う。
「あぁ、もっとあの時こうしておけばよかった。」
子育てをしていると日々、誰もが陥るジレンマではないでしょうか。
- 理不尽な怒り方をしてしまったり、
- 子どもが体調崩す前に予兆を感じ取れなかったり、
- 絵本をうまく読んであげられなかったり、
- 欲しい物をあげなかったり、
- スマホをいじってて相手しなかったり、
まあ挙げだしたら、後悔には切りがないです。
いつまでたっても、自分は大人になり切れていないような気にもなります。
親になったら大人になるんじゃなかったのか、と思う人も意外と多いのでは。
しかし、当たり前なのでしょうが、親になっても突然人は大人には変わりません。
子どもは思ったよりこっちのことを理解していてくれている。
さてここで、少し子どもの立場になって思い返してみます。
理不尽なことで怒られたら、「親も理不尽なことで怒ることがあるんだな」と子どもながらに理解した気がしました。
欲しいものが買ってもらえなくて、お金のやりくりを一生懸命しているところ見たら、お金の大切さがわかった気がしました。
ネガティブから学ぶことの方が、きっと大事なことでした。大人は、いつも完璧なわけではなかったです。
体調を崩す前にすべて感づいたら、ウィルスに打ち勝つ体が出来なくて、子どもは大病にかかりやすくなってしまうかもしれないです。
絵本をうまく読んであげられなかったら、こうすればもっと楽しく読めるのに、と自分で考えられるようになるかもしれないです。
所詮、そんなものなんじゃないでしょうか。
さて、ここで今一度、大人になるって、何だろう?
色々考えてみて行き着いたのは、
大人になるってことは『大人は完璧ではないことを理解したとき』なんじゃないかと思いました。
大人もただの人間だと思えた時、親をもっと大事にしようと思うし、子育ての肩の荷も降りる気がしました。
みなさんにとって、大人になるって何でしょうか?
今回は子育て視点で大人になるってことを考えてみましたが、本当に人それぞれですよね。
そんな動画を作ってみました。
冒頭お伝えしたとおり最後は宣伝させてください。
僭越ながら会社のブランディング動画を制作しました。繰り返しになりますが、テーマは「大人になるって何だろう?」です。
スペシャルサイトはこちら、ぜひご覧ください。
みなさん、ぜひ一度ご覧いただき、みなさんにとっての「#大人になるって何だろう」を投稿してください。
さて、作り手の想いを少し語らせていただきます。
会社のブランディング動画って、どうすべきなのか本当に迷いました。クレジットカードは、直接的に表現すると商業的になり過ぎる商材なので。
「一人の人が、大人になる瞬間に貢献できる商品ってそんなにないし、それって素敵だな」
と思って作ったら、カードがほとんど出ない動画になっちゃいました。けど、これでよかったと思います。
※上記スペシャルサイトより拝借。
クレジットカードとは無機質な金融商品ではあるけれど、みなさんが人生のストーリーを紡いでいく中で助けになってくれる存在であると確信してますし、それは表現できたと思います。
セゾンカードさんも同じ発想で「一緒なら、きっと、うまく行くさ…行くさ。」というクリエイティブを33年ぶりに復活させてましたが、真っ向勝負挑んだ体になってしまいました。苦笑
まあ、正直勝負なんてどうでもよくて、一緒にそういうこと言って文化を醸成していければいいですよね>Toセゾンカードさん。
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最後にこの場をお借りして御礼。
アニメーションはNHK教育などでご活躍されている「今林由佳さん」に制作していただきました。温かく柔らかく力強い絵で素敵すぎる!
主人公と母の声はアイドルで声優もやられる、茜屋日海夏さん。お世辞抜きに主人公のイメージにぴったりでびっくりしました。Twitterでも取り上げていただき感謝感謝です。
そして、お付き合いのコンサル兼代理店さんのご協力もあって、当初のイメージより遥かに素晴らしい作品に仕上がりました。
みなさん、本当にありがとうございました!
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たくさんのひとに、伝わると、いいなぁ。
最後は宣伝失礼しました。
それでは、んちゃ。
【ワカツイ(若者追跡)】今どきのアイドルの違いがわからない人へ。これを読んだらわかるようになります。
どうも、fkdです。
若者の流行追跡、略してワカツイ、早くも第2回です。
今回の内容、少し狂気じみてますが笑、結構まじめに書いてて、アイドルがわからないとお悩みの方には絶対面白いはずなのでお付き合いください。
今回は「最近のアイドルの違い」をとりあげます。
若者についていけなくなる最たる原因の一つだと思いますが、
- 今のアイドルで何が流行っているのかわからない
- そもそもアイドルの違いがさっぱりわからない
という悩みを今回解決してみます。
おじさん、おばさんになってくると、ちゃんとした理由もなくアイドルの批判したくなるんですよね。僕もそうでした。
でも、なんか何も知らないのに批判するのってカッコ悪くないですか?
というわけで、歴史とか、誰推しとかそういう話ではなく、色々なアイドルの「楽曲」や「スタイル」を先入観を捨てて聞いたり調べてみての、アイドルの違いやインサイトを研究してみました。
ここ1週間電車通勤の時、色々なアイドルのプロモをガン見し、記事を読み漁ってたので周りから見たらただの変態だったでしょう。。
しかし、きちんと調べてみると、アイドルって面白いです。その面白さが少しでも伝わると嬉しいです。では前置きはこれくらいで、どうぞ。
#ちなみにアイドル愛好家にいわせると薄っぺらくてところどころ間違っているのでしょうが、アイドル初心者おじさん解釈なのでご容赦ください。
#モモクロ(モノノフ)は特異的なので除外。それをいったら全部特異的かもしれませんが。。
まず女の子アイドルの代表、AKB48、乃木坂46、欅坂46をまとめます。
素晴らしいアイドルは山ほどいますが、まず最低限必要なAKBと坂シリーズの乃木坂、欅坂の違いを理解しましょう。
まだまだ人気はあるであろう「AKB48」はなんとなくわかる方が多いと思いますが、もはやAKB48を上回る人気となった「乃木坂46」と「欅坂46」について簡単にまとめます。
とにかく誤解が多いのが乃木坂、欅坂は「AKBとほぼ同じ」「AKBから派生した」という思い込み。全然違います。カニとエビくらい違います。
批判を恐れずざっくりまとめると、
- 陰のイメージをもつのが乃木坂。
- 陽のイメージをもつのが欅坂。
乃木坂はAKBの影として描かれてきた苦労派で、紆余曲折経てここまでの地位を築くのに5年以上頑張ってきました。
欅坂はサイレントマジョリティー1発で乃木坂の地位を脅かすレベルに成長。平手さんの存在感も際立ってます。
みんな全然違う性質をもっているのでAKB含めつつ、噛み砕いてまとめてみます。
- AKBは、みんなの身近なアイドル。元気を与えてくれる存在。
- 乃木坂は、文化的。おしとやかに、歌の中で特定の誰か一人に語りかけているような、心の底を語ってくれる存在。
- 欅坂は、みんなの代弁者。ただ元気がいいだけじゃなくて、不満と戦い、勇気を与えてくれる存在。
それぞれの世界観を一生懸命表現していて、クオリティも恐ろしく高いです。
また、上記のとおりAKB、乃木坂、欅坂の歌にそれぞれ共感するポイントが違うので、高校生・大学生の中でも派閥が分かれているみたいです。(秋元康のマーケティングなのでしょうが)
このファッション比較記事、かなり的を射ててわかりやすいです。
乃木坂や欅坂系女子がモテる訳 AKBとの違いは - エキサイトニュース(1/3)
乃木坂と欅坂の動画貼り付けておきますので、1度見てください。
(乃木坂は制服のマネキンと迷うところですがこっちのほうが乃木坂っぽい)
ちなみに、欅坂の代表曲サイレントマジョリティーの振り付けはマドンナのPVにも出ている「上野隆博さん」がやっていて、すさまじくかっこいいです。。
他のアイドルも面白い!
どんどん新しいアイドルも出てきていて、たしかに調べて見るとどれもクオリティ高いっす。。
「アイドル戦国時代」と言われている昨今、確かにあまりにもアイドルが多すぎて全体像がわからないのですが、気になったいくつかを紹介します。
東京女子流→芸術系アイドル、おしゃれ。
これ、うちの会社提携クレジットカード出していて、何やってんだうちの会社。。と思ってたんですが、面白いアイドルでした。
東京女子流 VISAカード|クレジットカードの三井住友VISAカード
このプロモご覧になるとなんとなくわかると思いますが、ほんと芸能性が高くて、全然違う路線で勝負してますよね。
コマの使い方が特徴的で、動きが面白いです。それでいて細かい背景まで作りこまれているから見ていて心地いい。田所貴司監督っぽい仕上がり。
はじめの方は可愛らしいだけって感じだったのですが、最近出された「Liar」って曲を聴くとガチで歌勝負にいっているようで、アイドルというかガールズポップグループ寄りに変化してきてるんでしょうね。
※すいません「Liar」全然最近じゃなかったですね。
夢みるアドレセンス→憧れ系アイドル。都会のノリ。
少し前、メンバーの一人がやらかして話題になっていた、売れっ子ティーンズモデル出身のアイドルユニット。
さすがモデル出身だけあって、スタイルが抜群にいいです。
このファンタスティックパレードをはじめとして、かわいくてノリもよく、ファッションもかなり可愛いので、いかにも憧れちゃって真似したくなりそうな作品ですよね。
とにかくノリがいいし、都会の高校生・大学生は好きでしょうね。地方ではうけなそうな感じ。。
明らかに絶対にメンバー全員に裏がありそうな、ギスギス感もいいですよね。笑
フィロソフィーのダンス→抜群の音楽性。
これグループ名?とびっくりしますが、楽曲と歌唱力のクオリティが飛びぬけています。
なんかあまりにも楽曲が僕好みだったので調べてみたら、加茂啓太郎さんプロデュースでした。ナンバガ、BBB、フジファブ、相対性理論とか言ったらおわかりいただけますかね。(なんかプロモの中身が違和感あるんですが、楽曲のよさにアイドル性が負けないようしたんでしょうね。)
「アイドル」というカテゴリに入れるのがはばかれる程のクオリティ。かわいい子達がまじめにいい曲を歌うというのがコンセプトみたいで、今後もチェックしようと思ってます。
※twitterやはてブの意見みると、フィロのスはそもそもアイドルってカテゴリじゃないという意見も多いですね。勉強勉強・・・。
ほかにもたくさんいすぎて・・・。
私立恵比寿中学、バンドじゃないもん!、BiSH、生ハムと焼うどんなど、なにやら名前だけでもすごそうなアイドルも紹介したいですが、もう疲れてきたのでこの辺でやめます。笑
とにかく、「いまどきのアイドルなんてバカ野郎この野郎」なんて知りもせず毛嫌いしていた自分、もったいないと思いました。BiSHの「オーケストラ」って曲はまじかっこいいので、下手なバンドの曲聴くよりいいです。
「どのアイドルがすき?」でインサイトがわかる!?
とにかく、十人十色で、魅力がいっぱいです。マーケターとしてはこういった市場があることを知っておくことはマストでしょう。いまや、AKBが音楽の教科書に載っている時代なのですから。
若者はそれぞれ自分の好みのアイドルを見つけたり、みんなで夢アドをカラオケで歌ったり、アイドル使い分けの時代に入っています。
そして、どのアイドルが好き?という質問ひとつで、その子がどんな好みなのかもわかります。
- AKB→ミーハー。大衆主義。みんなで仲良くするのがすき。
- 乃木坂→文化的、内向的。もやもやを抱えがち。
- 欅坂→元気。内なる衝動あり。ちょっと斜に構えている。
- 東京女子流→本格派。こだわりがある。
- 夢アド→都会派。プライド高い。
- フィロのスー→音楽好き。新し物好き。
- エビ中→エンターテイナー。お笑い好き。
などなど・・・。あくまで私的見解で人それぞれでしょうが、そんなに大きくは外れてないと思います。
さて、いかがだったでしょうか。みなさんのアイドル敬遠が少しでもなくなり、若者への恐怖心が少しでも和らいだらうれしいです。
それでは、んちゃ。
【ワカツイ】若者の流行を必死になって追いかける(2017/2月版、他撮り・DOKUMOなど)
流行は、若者が作る。しかし、若者がわからない歳になった。
僕の会社は(というかどの会社も大体そうかもしれませんが)若年層に向けたマーケティングの悩みが昔からつきません。
【若者に魅力を伝えるためには、どこで、どのような表現をし、どう拡散させるのか】
いつも同じテーマです。しかし、いつもいつでも難しすぎる。
なぜなら、我々は歳をとる度に若者が何を考えているのかさっぱりわからなくなってきているから。。
でも、わからないわからない言いながら調べもしない人が多いのでは?
それではだめだということで、おじさんが必死になって若者のことを考えてみます。これ、常に追いかけなければならないということで、若者追跡略して【ワカツイ】なるシリーズを勝手に連載をしてみますがそれの第1回です。
ぜひ、おじさんマーケター、おばさんマーケターのみなさんは一緒になって考えてみてください。若者の読者の方は「おいジジイ全然ちげーよ」と痛烈に批判してください。
それでは、書きます。必死に。笑
「自撮り」は死語。
まずはこちらから。
「自撮り」ならぬ「他撮り」が増加中 女子高生がSNSで発信したい恋愛とは? | AdverTimes(アドタイ)
他撮りを通して、2人の「ストーリー」を、フォロワーに見てもらいたい!という欲求が、生まれてきています。「加工バリバリ」の自撮り写真ではなく、自分の背景にある空間や関係性を、あくまでも「これが私の日常です!」と自然体で見せるんです。
これいきなりですが、驚異的じゃないですか?
もう、自撮りのクオリティをあげることからさらに進化。
「オシャレな空間にいる、オシャレな第三者や無機質を撮ること、そこにいる自分を間接的にオシャレに魅せる」という手法。
すごすぎる。。
今は『写ルンです』も流行っているみたいで、綺麗に撮れすぎないレトロ感がいいらしいですね。クリエイティブへのこだわりが昔よりも圧倒的です。
あとはスマホで写真撮ること自体を「インスタ」「スノる」なんて言い方をするくらいですから、もはや普通の写真とスマホの写真は全く別物に考えましょう。ちなみに、インスタとスノるの使い方も全然違うのでご注意。
「インスタ広告はクリエイティブが大事」なんてよく定説で聞きますが、なるほどユーザーがここまでクリエイティブにこだわってたらそりゃそうだな、と。。
迂闊に手は出せませんが、やるなら徹底的にクリエイティブを追求すること。やっぱりそれに尽きます。
検索はインスタとTwitterで。
これは少し知っていたのですが、改めて調べ直して、まとめてみます。
10代のDAUが8割以上のLINE、1割以上が検索活用するインスタグラムに注目! | ティーンマーケティング支援のマイナビティーンズラボ
10代女性の36%がインスタグラムのユーザーであり、さらにインスタグラムで検索まで行うユーザーもその内33%が行うと発表しています。
これらから言えることは、ティーンはインスタグラムを利用しており、写真の掲載だけでなく情報検索の手段としても活用しているということです。
これはGoogle検索は使わないということではなくて、Twitterとインスタでの検索のπがかなり増えてきたということです。Googleで見つからなかった時に別の検索をする、という声もまだまだ多いので。
続いて、インスタの驚異的なコンバージョン寄与の記事。
Instagramユーザーの行動調査:ハッシュタグ検索は「購入」を目的として活用される傾向に - CyberBuzz_SNSInfo
ハッシュタグ検索をするユーザーの41.5%が、検索から購入に至った経験があると回答。20代では60.5%が購入を経験。
これ、まじかよというデータですが、インスタの使い方を見てみるとそれも納得です。
若者はTwitterやInstagramで「検索」している | RBB TODAY
インスタの検索目的(クエリ)は以下の通り。
- ショッピング(ブランドの着こなしとかを参考にする。もはや、雑誌の代わりになった。)
- 食事(おすすめや、きれいな撮り方のリサーチ。どのメニューに決めるかをインスタで判断。)
- 流行り物(ダンスとか参考にしたり、面白動画をコミュニティでシェアしたり、真似したり。)
インスタは、顕在層、限りなく購買に近い層がコンバージョンの決め手にしているケースが多いんですね。そりゃコンバージョン寄与が大きくなるわけです。
続いて、Twitterの検索目的(クエリ)は以下の通り。
- 最新情報。リアルタイム検索。
- タグを使った、過去の履歴も含めた情報検索(渋谷 ひま 遊び方 など。)
これもなんとなく納得。ざっくりしてますけど、たしかに僕も自然と両方の使い方してます。
今まではGoogle(Yahoo)だけでしたが、検索は目的に応じて色々なメディアで行われています。だからといって企業が何をすべきというものはないですが、消費財はインスタで背中を押すような仕組みが必要で、力を入れている理由がいまさらながらよくわかりました。
うちの場合、クレジットカードなのでこの視点だとなかなか合わない。しかし、この検索性をうまく利用して顧客接点を設けようと考えています。
マイクロインフルエンサー、DOKUMO。
これ、一番興味深い記事でした。
DOKUMOの存在がティーンマーケットを旋風している!? | ティーンマーケティング支援のマイナビティーンズラボ
調べてたらたまたま見つけたんですが、いまはDOKUMOが情報発信の源流となっているらしいです。
読者モデルとは一線を画す「DOKUMO」。まあソーシャルに絶対的なコミュニティをもつ読者モデルなんですが、ほんと今どきの世の中をよく表している事象ですよね。
というのも、ズレているかもしれないと思いながら恐れずまとめると、
- 誰でもスターになれるし、誰かはだれかを偶像に仕立てあげたい。
- 自分、自分のコミュニティならではの憧れをみつけたい。
- みんなでシェアして共感し合いたい。
- DOKUMOは身近だから上記を全部満たす。
といった若者の欲求を見事に満たしている事象だと思うからです。
一方、DOKUMOはあくまで偶像崇拝の対象なだけで、それ以上でもそれ以下でもないというのも面白いですよね。単なるコミュニティの共通言語なのでしょうか。
注意なのは、記事にもあるとおりメチャ使い方が難しい。一過性だし、コンバージョンからも上記の通り遠いです。しかし、マーケターとしては一回使ってみたい…。
笑われても、若追は続けます。
さて、第1回はこんなところにします。
おじさんが、必死になって若者のことを理解しようとすることを恥ずかしいと思う方もいるかもしれません。
しかし恥ずかしいのは、知らずに知った気になってマーケティングしているほうではないでしょうか。とにかく続けてたらなんかいいことあるかもしれないので、お付き合いください。
しらないWebマーケターの方、やばたにえんだよ。
そのままじゃ、結果でなくてつらたんたんめん大盛りだよー。
2017年、流行ってる言葉を適当にぶっ込んで終わり。はぁ。
んちゃ。。
SEOという言葉は無くなるべき。新SEOとして3つ定義してみる。
SEOという手法について、改めて整理してみる。
僕はしばらく受託側でSEOをやってました。かれこれ、5、6年はやってたかな。
売上やコンバージョンにつながるキーワードで順位を上げて、たくさんサイトにきてもらって、結果KPIに貢献することを目的にコンサルしてました。
上手くいって売上があがったり、時には順位があがっても売上があがらなかったり、そもそも順位があがらなかったり。
しかしたくさんやってきて、SEOという手法は確かに正しいと確信してます。そもそもサイトがあっても、サイトに来てもらわないと始まらないのだから。
しかし最近は、今まで語られてきたSEOには死んでもらいたいと思うようになった
いきなりぶっ込んでますが、このSEOというたった三文字に秘められた、潜在的な期待が多すぎるから、SEOという広義な言葉は消え去ってほしいとおもいます。
正確にはこの広義な言葉を、因数分解をすべきだということです。
と、三つに大別してみてはいかがでしょう、という話をしてみます。
ユーザー意図を組むという点は昔から変わらない
Google先生が目指してきるのも、やっぱりこれ。 まあ、この概念に近しいものはずっと昔からあって、
- ナビゲーションサーチ
- インフォメーションサーチ
- トランザクションサーチ
ですね。(SEOやってるって言ってる人で知らなかったら勉強不足。)
ナビゲーションサーチにしてもトランザクションサーチにしても、大きく目的は違えどユーザーの検索意図にあった検索結果が出るし、ユーザーが求めるランディングページでなければならない、ということです。
これらを少し昇華させて考えてみたのが、前述の三つのSEOです。一つずつ話してみます。
エクスペリエンスSEO
ゴールは、あらゆるキーワードで、ユーザー意図に合わせたランディングページになっているか、です。PLPなんて言ったりもします。
- 既に順位が出ているキーワードでのランディングページに違和感はないか。
- 今上位表示されているページは正しいか。PLPという考え方を徹底。
シンプルな話ですが、この視点が極端に削ぎ落とされているSEO会社が多い気がします。
UI、UX寄りの話でもありますが、紛れもなくこれもSEO。
SEOでユーザーのエクスペリエンスを損ねていないか、を追求するのはいつだって忘れられているのです。(UIUXコンサルの方も、ぜひ積極的にこの概念を取り入れてみてください。)
トランザクションSEO
売上やコンバージョン、ユーザーゴールを達成するための、広義なSEOで一番重要視されている手法です。
これはシンプルですから、解説はいらないですね。ただ、シンプルゆえにSEOはここだけしか理解されていないです。
SEO単体で語らず、ターゲティング、リターゲティングにも相性がいいので、うまく組み合わせるとよいですね。
ブランディングSEO
その名の通り、直接的にトランザクションは産まない一般キーワードで上位表示を目指す手法です。
- ユーザーが会社の接点となるキーワードを予測、もしくは現状の流入状況から分析。
- それらキーワードで上位表示できるコンテンツの制作、もしくはチューニング。
これは忘れがちというか優先度が極端に低くなりがちなのですが、最近はコンテンツマーケティング(ネイティブ型、面白型)と相性がいいので見直されてきました。
僕も力を入れているところで、結局一番CVRが高い社名検索のボリュームが増えるんですよね。間接的で効果が測りにくいけど、怠っていると本当に全体のコンバージョンが減っていきます。
そもそもSEO基盤が整っているか、はこれ以前の問題。
うちのサイトも全然できてないのですが、
- そもそもインデックスされているか。
- 構造は最適化されているか。
- HTMLは最低限整っているか。
- 不正はないか。特に外部リンク。
- MFIや構造化なども考慮されているか。
といった基本的な部分ができて前述の三つのSEOが実践が効果を出してきます。
もちろん、全部完璧にするのは難しいので、基盤は基盤で整えつつ進める、というのがスピード感的にもよいと思います。全部整えるのは性善説で、数年かかります。
コンテンツSEOは、全てに係る。コンテンツマーケティングは、別物。
今流行りのコンテンツマーケティングというの言葉、前のエントリーでも書きましたがSEOの手法ではないです。ここの勘違いも多すぎますよね。
足りないコンテンツを増やしていくことはコンテンツSEO。これは従来のやり方で、SEOとしては当たり前の手法です。(コンテンツマーケティングのとっかかりとしてやるのは推奨です)
前述のエクスペリエンスSEO、トランザクションSEO、ブランディングSEOどれにもコンテンツSEOは使えますが、そもそもコンテンツマーケティングの中にはWEB広告もあれば、PRもあれば、リアルもあります。勘違いしないようにしましょう。
あなたのやっているSEOに偏りはないか?
前述の三つのSEOの型はあくまで僕が勝手に提唱しているものですが、みなさんがやっているSEOで偏りがないかチェックしてみてください。
そして、気づいた方もいらっしゃると思いますが、もはやほとんどSEOの話ではなくなっているんですね。
ランディングページの改善もあれば、ブランディングもあれば、足りないコンテンツの拡充の話もある。
制作チーム、広報チーム、UIUXチーム、その他様々なチームと絡みながら進めなければならないのは非常に難しいです。しかし、キーワードプランナーはユーザーエクスペリエンスプランナーにならなければなりません。目指すべきSEOはそこです。
こんな話を、こんどコンサルに入ってもらってる会社にしてみようと思います。絶対うざがられるわ…。
それでは、んちゃ。