MarkeZine読者イベントの『動画を見て行動し物を買う世代に向けたコミュニケーションとは』の内容が面白かったのでシェア。
若い人のソーシャルの使い方。
3月28日に「『MarkeZine』読者限定イベント vol.2~変化する時代のマーケティング~」というイベントがあり、会社で読者になっているので行ってまいりました。
- 1部:C Channel株式会社 代表取締役 森川 亮氏「動画を見て行動し物を買う世代に向けたコミュニケーションとは」
- 2部:LINE田端氏、オイシックス奥谷氏、MarkeZine押久保氏 パネルディスカッション
という内容だったのですが、今回は1部が特に興味深かったので内容をシェアします。
※ちなみに、C Channelはファッション・エンタメ動画のWEBマガジン。元LINEなどのWEBのプロ、元日テレなどのメディア制作のプロが集まっている会社で、月間6億再生を誇る日本最大級のメディアです。
<若年層ソーシャル利用の特徴>
さて、森川さんがお話されていた内容をツラツラと書きます。結構面白い内容だらけで端折るところないので長いですがご了承ください。
ちなみに、緑字は私のコメントです。
- 若い人はSNSの「負の側面」をよく知っている。なので、想像以上にSNSの利用は使い分けている。
→炎上、喧嘩、無反応などを自分もしくは周りが経験しているという恐ろしいジェネレーション。そう簡単にシェアはしてくれないと思ったほうがいいです。 - Facebookは「就活用の履歴書」。情報は発信せず、情報収集やまじめなアウトプットを出したときに共有する場である。なので、「むしろFacebookは繋がりたくない」。限定的、クローズド、拡散したくない、狭い中でつながりたい。
→Facebookは履歴書、非常に面白い表現ですよね。そりゃ、投稿やいいね!の数は減るだろうなあと思いました。 - twitter/インスタは複数アカウント持つのは当たりまえ。(注:一つは素の自分(隠し)、一つは公開用、一つはグループ内・・・といった使い分け。6割が複数アカ使っているらしいです。)
10代のSNSは“複アカ”が常識、”異なる自分”を使い分けBIGLOBEが若者のスマホ利用実態を調査 | プレスルーム | ビッグローブ株式会社
→複数アカで人格を使い分けている。一度の人生でたくさんの人が演じられて楽しそうですが大変ですね。。 - SNOW、Snapchat(1日で消える動画)、mixchannelなどのSNSを次から次へと乗り換えて利用。若者はSNS疲れをしている。
Snapchatにはどんな「快楽」があるのか、若者がハマる理由 | AdverTimes(アドタイ)
→SNS疲れして、新しく出たSNSに移っていく。でも前のSNSを使わなくなるわけではないところもポイントです。 - 若者は既にオフラインメディアから離れていると思った方がいい。雑誌もWEBマガジンへ。なぜなら読むより写真や動画のほうが内容が充実しているから。
- 「シェアするとバカだと思われる・つまらないと思われる投稿」はシェアしない。賢く思われたいからHOW TO動画の方がシェアされる。だから、CMの焼き増しのWEB動画は飛ばされるだけ、嫌悪感を抱かれるだけ。
→ここ、かなり注目ポイント。何をシェアしているのかまで評価される時代なのです。 - TVを見て育った世代と今の世代はそもそもWEB動画の見方が違う。動画でコミュニケーションを取る時代。文字よりスタンプ、スタンプより写真、写真より動画の方が一瞬で情報収集できるから。
- 若い人は文字を読まない。写真から一瞬で情報収集するスキルに長けている。写真の延長線上に動画があって、1.5秒でその動画が面白いか面白くないかを判断できる。
→1.5秒でひきつけないと動画は見られないというシビアさ。クリエイティブとターゲティングがとにかく大事です。 - よいと思っても、服はシェアしない。なぜなら友達と被るから。
→被ってもいい(化粧品とか)、一緒に持っていた方が盛り上がる(ステーショナリー)、自分が発信元なれるとうれしい商品・サービスは積極的にシェアされるらしいです。
面白いですよね、若者のソーシャルの使い方。本当に参考になります。
<動画制作のHOW TO>
次に、動画制作のノウハウを少し教えていただけたのでこちらのメモも共有します。
- 縦型動画一択。なぜなら、スマホを横にして両手で持つのは面倒だから。
- 芸能人より、クリッパー(モデル・YoutuberなどのKOL)の方が影響力が強い。
(※KOL・・・Key Opinion Leader、要するにYoutuber的な人。) - エンゲージメントにとことんこだわる。なので、動画の質、作り、見せ方にはこだわらなければならない。(繰り返しだがCMの焼き増しなんて絶対ダメ)
- HOW TO動画を身近なクリッパーがやるとシェアされる(注:試してみた、的な動画。)。ブランドが自社商品を宣伝すると「嘘くさい」という想いが働き懐疑的な視点でしか見られない。
- 短い動画のほうが好まれる。
なるほど・・・。
次動画を作る時、参考にして作らねば。
ぜひ皆さんのマーケティングにもご参考ください。
いかがだったでしょうか?
こういった若年層向け動画や、ソーシャルの使い方の内容はちらちらとはいろいろな記事に書いてあるのですが、それらが包括されていたので非常に参考になりました。
当社はどうだろう、と考えると商材が消費財でもなくサービスでもあり非常に難しいのですが、今回の話をヒントにしっかり考えていきたいと思います。
それでは、んちゃ。
2017年度版、ユーザーのFacebookの使い方を整理してみる。
Facebookの使い方が変わってきている。
既にご存知の方も多いと思いますが、ユーザーのFacebookを使う動機が大きく変わってきてきます。
色々分析している記事はあるのですが、自分なりの解釈を追加して書きます。
今まではFacebookといえば『コミュニケーション』がメインで、企業はいわゆる「エンゲージメント」をKPIとして置いて運用してきたはずです。
しかし、色々なデータを調べてみるとエンゲージメントだけでは運用が成立しなくなってきていることがわかります。
大規模アカウントで大きなエンゲージメントの減少が見られる
こちらのブログ、とても素晴らしいデータが揃っているので引用させていただきます。
ご覧になっていただくと明らかですが、
- FacebookのDAUは増えている
- いいね!が軒並み15~30%は減少。
年々工夫を重ね、質が上がっているにも関わらず、いいねは減少一方です。
もちろん、飽きもあるのでしょう。しかし、それだけではないと思います。
これは『いいね!をするために見ている』ユーザーが明らかに減った、と言い換えることができます。
前職、アイエムジェイのブログにも似たような考察がありました。
このようなユーザーの変化、プラットフォームの変化により、エンゲージメントやリーチの獲得が以前より鈍化している傾向が見受けられるFacebook。従来のエンゲージメント重視の考え方にとらわれず、緻密なターゲティングが可能なプラットフォームであることを活かし、「リーチ」・「誘導」・「エンゲージメント」とそれぞれの投稿の目的を今まで以上にきちんと定め、運用していくことが、活用のカギとなるでしょう。
ここの部分、同意です。
情報収集としての活用
もちろん、いまでも近況を報告し合うという性質はありますが、僕のタイムラインでは自分にとって欲しい情報が溢れるようになり、情報収集としての活用がメインになりました。
これは、以下のような流れのためと推察されます。
- コミュニケーションの手段がLINE、インスタ、Twitter、couples、スナチャなどに移ったこと。
- Facebookには、企業やブロガーなど役に立つ情報を多くのユーザーに届けたいアカウントの割合が増えたこと。
- ユーザー投稿は、フォトジェニックにほど遠い、ややビジネスライクな内容を投稿するメディアと認識されていること。
上記は仮説なので正確なことはわかりませんが、遠からず当たっている部分はあるはずです。
いいね!が減った理由
いいね!は、知り合いに対して気軽にやるからこそ価値を出せるアクションです。
企業のCSR活動にいいね!、なんていちいちしません。いいキャンペーンがやってたら、いいね!しないでリンク先に飛びますよね。
前は、いいね!やシェアをすると友人のタイムラインにも載るので、友人に素敵な情報を共有するためのアクションもあったでしょう。
しかし、それも減りました。なぜなら、上記の通り、自分の情報収集のために使っているし、コミュニケーションは他のメディアでやればいいから。
Facebookのいいねは、誰かの為ではなく、自分のためにするアクションへと変化していっているのです。
あなたの企業は、いいね!を稼ぐ幻影をまだ追い続けるのでしょうか?
うちは上記動向に注目し、以下のような方針に切り替えました。
- エンゲージメント率はキープできればOK。(多分難しい)
- いいね!を稼ぐための雑学や挨拶などの「一般的な内容投稿」は必要最小限に抑える。
- ユーザーにとって「有益」な情報を配信する。
- 企業の想いやスタンスを「発見」できるよう、裏話をリアルタイムに伝える。
全般的に、タイムライン上にうちの会社から流れてきたら嬉しい内容に終始することを試してみます。
時代の流れで同じツールの使い方も、こうも変わるものなのですね~。事業者側に来て直にマーケティングに触れると、広く浅くですが変化に敏感になれる点は本当にいいですね。
twitterやその他SNSの使い方についても、別途まとめます。
それでは、んちゃ。
飲み会に遅刻してくる人は、仕事のできない人間と言っているようなもの。
飲食店でキャンセルを受けることに関する、店主のブログ。
最近よくネットで「飲食店無断キャンセルに対する記事」を見かけますが、今回は店主の持論にえらく共感したので、相乗りして書きます。
当該の記事はこちら。
当日の無断キャンセルについては当然やってはいけないですので何も異論は無いです。この店主の言うとおりです。
そしてなにより面白いのが、以下の持論。
まず、僕の持論ですが、レストランに『仕事が終わんなくて』っと言って遅れる方は『私は仕事のできない人間ですよ」と言っているようなもだと思っています。
レストランを予約した時点で、その日から仕事を調整するんじゃないんですか? それが( 調整)できない人間なのだと…(上記サイトの原文ママ)
これこれ。僕も、同じことを思っていたのでスッキリしました。
飲み会は遅れるのがデフォルト
どんなに軽い飲み会でも、遅れないほうがいいに決まっていますが、何故か遅れていいのが当たり前になっている。。
時間通りに来る人のほうが少ないのが現状ではないでしょうか。時間通りに行っても飲み会の最初は30分くらい待ちぼうけになることがとても多いです。
ちょっと遅れていったほうがかっこいい、なんて思っているのかもしれませんが、周りは全然そんなこと思ってないですよ。
時間通りにこれないなんて、かっこ悪い。
飲み会に、時間通りに参加することにもっとこだわるべき
僕は子育てをしっかりやりたいので、必ず18時半には会社を出るようにしています。どんなに忙しくても、この時間と決めて出ています。
周りには暇なのかと思われているかもしれませんが、それはアウトプットと実績で示すほかありませんし、休憩時間削ってもそうしているつもりです。
要は、自分の意思一つで、この時間に出ようと思えば出られます。
飲み会に時間通り参加することだって、同じようにできます。もっとこだわってもいいのではないでしょうか。
もちろん、無理な場合もたくさんあるので、その時はぎりぎりではなく可能な限りキャンセルの連絡を早くするようにしましょう。
それだけで、当たり前のことです。
それでは、んちゃ。
【ワカツイ(若者追跡)】かわいいだけで15種類!?この記事を読んだら、最近の若者の言葉が少しだけわかるようになるはず。
若者の言葉とは、かくも素晴らしい。
去年2016年の年末、めざましテレビにて
『2016年の若者言葉流行語大賞』
が発表されていました。
ご覧になっている方も多いと思いますが、ほんと若者は新しい言葉とか表現をどんどん作って素晴らしいですよね。
今回は、(若干古くなってますが)まだ少し使われていると思うのでご紹介しつつ、若者言葉の素晴らしさをお伝えできればと思います。
まず、この記事よくまとまっておりましたので引用させていただきます。
- 1位 卍(まんじ)
- 2位 よき
- 3位 ○○まる
- 4位 アモーレ
- 5位 はげる
- 6位 マ!?
- 7位 BFF
- 8位 ゲロ○○
- 9位 スノる
- 10位 ○○み
一つ一つの説明は割愛しますが、やっぱ流行っているだけあって、どれもいいですよねー。
全体的に使い方がわからないからと敬遠される方も多いと思いますが、使ってみると驚くほどコミュニケーションが円滑になるというか、より楽しくなる素敵な言葉です。
例えば10位の「〇〇み」ですが、単純に
『ブス!』
というと角しか立ちませんが、
『あんた、ほんとにブスみ~!!』
っていったら丸くなるし思わず笑っちゃいますよね。
「〇〇まる」と、「〇〇み」は本当に実用度が高く、3歳の娘に『あんた、ほんとバカみ~!』といったら爆笑してました。(これはどうかと思いますが笑)
かわいい、だけでも15種類以上を使い分けている…
さらに、ランキングの他にも『かわいい』という言葉、この記事の例だけでも15種類を使い分けているという衝撃的な記事が。。
ちょっとこの記事だけでは理解に苦しむので、解釈を入れつつご紹介してみようと思います。
【人や物に関わらず使うやつ。万能型なのでとりあえず使ってみましょう。】
- おにかわ(とてもかわいい、を別の言い方している。困ったらこれ使う。)
- ぐうかわ(ぐうの音も出ないくらいかわいい。赤ちゃんとか動物など、普遍的に可愛いものに使う。)
- めっかわ(めっちゃかわいい。おにかわの使い分けは曖昧というか気分がもっとのっている時に使う。)
【主に人のルックス評価に使うやつ。】
- きれかわ(綺麗+かわいい。これかなり使う。)
- かっこかわいい(かっこ良い+かわいい。中性的な男に使う。)
モデルとかほぼ『きれかわ』やろ、というツッコミがしたくなりますが、モデルの中には『ゆめかわ』も『だるかわ』もいるので使い分けしましょう。
【主にキャラを表現する時に使うやつ。】
- つよかわ(強くて、なおかつかわいい)
- ぶすかわ(ブスなところが逆にかわいい)
- きもかわ(きもいけどかわいい)
- グロかわ(グロテスクだけどかわいい)
これらは、LINEのスタンプとかスマホアプリとかのキャラで多様するが、友達をキャラに例えて使ったりもします。
【ファッション用に使うやつ。】
- ゆめかわ(夢や絵のような世界でかわいい。パステルカラーやメルヘンチックなファッション)
- だるかわ(だるく感じるけどそれでもかわいい。ラフでルーズなファッション )
- ずるかわ(ずるいくらいかわいい。)
- ばちかわ(バッチリキマっていてかわいい。メイクとか服とか)
ゆめかわ、だるかわが成立するとイコールオシャレになります。
憧れというニュアンスも込めて使われることが多いようです。
コミュニケーションにおいては実はめちゃくちゃ大事な言葉の開発力
よくもまあこんなに言葉をうまく使っているなぁと感心しますよね。。
上記の通り、若手は常日頃から若手は言葉を開発し、複数の使い分けをしているわけです。これは、
- 微妙な表現の違いを妥協せず表現しようとしてる
- 人を傷つけない、でも言いたいことはいう
という側面もあって、なんかほんと素敵な言葉の使い方だなぁーと思います。
「若者の言葉は乱れている」とかださいこと言っちゃわないようにしてください、彼らの言葉は実によく考えて使われているのですから。
2017年、どんな言葉が開発されて使われるのか、楽しみです。当ブログでも常にキャッチアップできるようゲロ頑張ります!
それでは、んちゃみ~!
褒めることは、感謝すること。もっと子どもを褒めましょう!
褒められて育った子は、褒め上手?
今回は、子育ての話。
常に子育てしていると迷うことだらけなのですが、
「子どもを褒めて育てるか、褒めすぎないでおくか。」
ということに関して、みなさんも迷った経験があるのではないでしょうか。
こんな記事がありました。
うちもこの記事の方(サガミさん)と同じように、怒るところはガツンと怒りつつ、褒めまくりで育てているのですごく共感します。
なので、実体験交えて肯定してみます。
記事にも書いてあるとおり、うちの娘も褒めまくっている結果、
- 自己肯定感が育っているみたいで、リーダーシップを取れる。
- 次も頑張ろう!とやる気が出るようで、どんどんチャレンジする。
- 他の人も褒められるようになる。親はもちろん、友達もよく褒めてて気持ちいい。
- 喜怒哀楽がはっきりする。
といった感じで、いいことをしたら褒めてあげることは、間違ってないんだなあと実感してます。(本人の資質によるところもありますが)
なので、褒められて育った子は褒め上手、というのは正しいのではないでしょうか。
『褒め溜め』はできない。
さて、少し話を変えます。
普段は褒めないで、いざというときにメチャ褒める!というのを『褒め溜め』と定義します。
褒め溜め、してる人いませんか?
子どもは今、まさに今しているその行為を褒めて欲しいんです。
その行為が褒めてもらえなかった場合、別の行為で褒めてもらっても、褒められなかった記憶は更新されません。
過去の行為を褒めても、忘れてます。結局、褒められなかった記憶だけ残るのです。
褒め溜めなんて、できませんよ。一部の記憶力が非常にあるお子さんは別かもしれませんが。
褒めるのは、今、その瞬間しか出来ないのです。
褒め方は、一応あるとは思うけど自由にすればいいのでは。
ご紹介の記事にもありますし、色々な育児本にも褒め方は載ってますが、
- とにかく具体的に褒める。
- 他の人とむやみに比べない。
- 怒ったところが直ったらきちんと褒める。
などなど、技は数え切れない程あります。きっとどれも正しいです。
でも、自分が褒められて嬉しい褒め方をすればいいんじゃないでしょうか。
そして、褒めてあげられるときに心から褒めてあげれば、それだけでいいんじゃないでしょうか。
褒めるということは、感謝すること。
最後に、褒めるという行為は、上から目線ではなく、人として感謝するということだと思ってます。
やってくれてすごい!すごく助かる!嬉しい!ありがとう!!
これが、褒めることです。行為ができたことを評価することではないと思ってます。
感謝を伝える。それが褒めることだとすれば、どんどん褒めてもいいと思いませんか。
さあ、褒めまくれ!
褒められて嫌な人はあまりいません。自分も褒められると嬉しいのに、子どもを褒めないのって矛盾してます。
なので、僕は褒めることには何の葛藤も無いのが正直なところ。
僕も、もっと褒めてほしいっ!!もっとホメてくれっ!!!ふるふる(スラムダンクふくちゃん風)
それでは、んちゃ。