【毎年恒例、1年の仕事目標振り返り】2017年度を振り返り、2018年度の目標を宣言する。
1年の振り返りと来年度の目標。
どうも、fkdです。
毎年やっている、去年3月末に立てた1年の目標を振り返り、また次の1年の目標を宣言するエントリーです。
もっと早く書く予定だったのですが1年の疲れがまとめて出たらしく、先週体調が悪くなったり腰が痛くなったりとグダグダな感じになってまして、年度末ギリギリの振り返りなってしまいました。笑
はてブロに越してからは2016年度版しか無いですが、前書いた記事はこんな感じです。
やりたい事をそこそこ忘れない【1年間振り返りの3ステップ】の話 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)
少し内容を書きますと、以下のようなステップで振り返り、目標を立てています。
- スタンスの整理
- ここ1年でやった、もしくは今やっていることの整理
- これからやりたいことの整理
上記記事の3ステップ実践は振り返りしやすいのでおすすめです。まだの方はぜひ上記記事を読んでみてください。
なぜわざわざブログに書くのか?
いきなり余談ですが、このエントリーは別に『おれはこんなに頑張ったんだぞ』ってことを自慢したいとかでは一切無いです。
このブログで書いた2017年の目標。常に意識して仕事してきたので、羅針盤のような役割を果たしてくれました。それを振り返るのは、未来の目標をたてるうえでも非常に重要です。
そして、合わせてみなさんに振り返りの素晴らしさをお伝えしたいです。やるべきことに迷いがなくなるので、騙されたと思ってやってみてください。
それでは、どうぞ。
目標の再掲と振り返り。
さて本題。スタンスの変化はないので端折って、まずはひとつずつ今年の目標を再掲しつつ、振り返ります。お付き合い下さい。
1.【セミナー登壇】
→達成!!SEOツールGinzametricsさんと、Markezineのイベントで登壇することができました。本当によい経験となりました。記事にも何個か取り上げていただき、少しはマーケターとして成長できていると実感出来ました。
2.【運用型コンテンツマーケティングの完成】月間100万PV達成。
→ほぼ達成!!『ゼロからはじめるクレジットカード』は、メディアとしては確立し、かなりの獲得件数を得るチャネルとして成長させることができました。新しいメディアの立ち上げをしているので、後任に引き継ごうと思います。
3.【広告ダッシュボードの構築とオンライン予算配分最適化】
→手付かず。しかしWeb広告最適化の必要性について社内理解を得ることかでき、来期から運用主体にさせていただくことになりました。2018年度は主要な仕事になります。長かったけど、楽しみ。
4.【ポータル(メディア)化】What's up ANAのような、お客さんの窓口となるポータルサイト構築。
→達成!!!曖昧なところから始まりましたが、1年かけついに構想を形にすることが出来そうです。3月末に公開しますので、合わせて記事を書きます。お楽しみに。
5.【若年層向けマーケティングの推進】ブランディング動画を活用していく。
→達成!!年度末にかけて広告配信を強化し、一定の成果をあげることに成功しました。来期継続。
6.【インバウンド】訪日外国人に向けた日本ではクレジットカードが使えないという誤解を解く施策。
→これは別チームの案件となり目標外としましたので未実施。
7.【法人カードのシェアをアメックスからちょっとずつ奪う】法人向けコンテンツマーケティングを実施予定。
→達成!!コンテンツサイトのリリースと、それの拡充に成功。少しは結果が出てきました。来期はマーケティングプランをしっかり組み立ててドライブかけていかねば。
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振り返ってみると、7個中5個達成、1つ仕込み完了、1つ対象外。
わりとやりたいことができたのと、やれなかったことも下準備ができた一年なので、自己評価としては90点はあげられそうです。
ちなみに、ありがたいことに会社の個人賞、『2017年度社長賞』の優秀賞をいただくことが出来ました。(最優秀賞は逃した。)
下地のないところからボチボチやってきて、ちょっとずつ実績が出て、認知が上がって、こうして会社の評価機関に認められるようになったのは素直に嬉しいですね。
振り返りをすると、出来た出来なかったはもちろんですが、改めて自分のやりたかったことを確認出来るのもいいところですよね。
2018年度の目標を宣言。
2017年度の内容と今置かれている環境から、来年の目標をたてます。来年は少しチャレンジングな内容を何個か入れたいと思います。
正確には2019年度に仕掛かりそうな案件も多いのですが、仕込みをしっかりする1年としたいです。
1.Web広告の最適化を実践する。成果3倍以上。
2018年から任せていただける予定です。転職する時にやりたかったことなので、ついに到達。
ダッシュボード構築、体制構築、高速PDCAから、成果を2017年度より3倍以上にします。ゆくゆくは、ベストプラクティスとして記事化か登壇したいですね。
しかし、かなりのパワーを使いそうです…。頑張る!!
2.ファンベースマーケティングの遂行。
ファンベース施策を、三月末立ち上げの会員向けのポータルサイトをベースにして実施します。社員NPSや熱狂度の向上、お客さんのNPSや熱狂度の向上を実現したいっす。
具体的に話し始めていまして、今年は仕掛けとなることを始め出す年にしたいです。
3.加盟店獲得マーケティングのプランニングと遂行。
新たな市場へのコンテンツマーケティング挑戦。多分いける…はず。これも既に着手開始。
4.動画ブランディングのPDCA実践。
ただ動画を作るだけでなく、認知から獲得までのフルファネルを見越した動画マーケティングの実現をしたいです。信頼出来るベンダーと話し始めてます。やるぞー。
5.セミナー登壇、もしくは雑誌掲載合計3回以上。
去年と同じくらいのメディア露出は最低限したいです。そして、露出の質もあげていきたいですね。ほんと、寄稿とかしますんで声掛けてください。笑
6.企業コラボレーションの実現
今年はチロルチョコさんとコラボできましたが、来年は色々面白い取り組みを他企業さんとやりたいですね。2つはやりたい。
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事業主に転職して2年半経ちますが、2016年度は仕込み、2017年度は実践、という感じで2年周期で考えるとうまくいきやすい気がします。
そういった意味で、来年はすぐに結果は出ないかもしれない年。畑を耕し、種をまき、水をやり続けるような取り組みが多そうです。ある程度結果も出したいですけどね、もちろん。
目標を立てる意味を改めて。
毎年毎年目標を立てて、それをブログを通じて宣言するわけですが、なぜやるのかと言うと言わずもがな『自分の軸』ができるので、迷った時に原点に帰れるのと、宣言すると逃げ場が無くなるところですかね。笑
やりますよ~。今年も楽しい一年にしよう。
それぞれ、面白いことがわかったり出来たらブログに必ず書きますのでお楽しみに。
それでは、んちゃ。
体験が人を作る。シミュレーション信仰をぶち壊せ!恐れず体験しろ。体験させろ。
体験が人を作る。子どもも大人も。
どうも、fkdです。
さて、今回は『体験が人を作る』という、大きめのテーマで話してみます。
下記の記事を見て書こうと思ったのでまずご紹介しますね。
「体験が人を育てる」は真実 わが子は席を譲れるか | 舞田敏彦のデータで読み解くDUALな疑問 | 日経DUAL
重要な部分をかい摘むと、
友達の多さ、勉強・体力への自信、自尊心とも、体験活動のレベルと直線的な相関関係にあります。
あと、ここ。
昨年に公示された新学習指導要領では、生きた「体験」による道徳教育が志向されています。(中略)、言わずもがな、「道徳性」「道徳的判断力」「道徳的心情」というのは、教科書の素読で身につくものではないのです。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、かなり見落とされている視点でもあるのが『自分でやらなきゃ結局わからないのよ。』ということ。
子どもに何回も同じことで叱る。それは、子どもの聞き分けが悪いわけでも、叱り方がよくないわけでもない。体験が足りていないことが多いからなのです。口だけで注意しても、わかることはとても少ないですから。
上記のような子どもの話はなんとなくわかると思うのですが、これを大人の世界に当てはめてみても、同じことが言えます。前置き長くなりましたが、今回は、そこを話題に書きます。
体験に勝るシミュレーションはないのに、シミュレーション信仰が過ぎる。
会社で本当にド新規の施策をやる時、必ず求められるのが『シミュレーション』。これをやったら、どれくらい儲かるのかっていうことを予想するということ。
既存施策の延長ならまだしも、そんなことはわかるわけありません。わかったら神ですぞ。
それでいて、一生懸命出したシミュレーションよりもダメだったら『原因分析しろ』、結果が出たら出たで『甘く読みすぎ』と言われる始末。(うちの会社はそんなことはないですけどね。エクスキューズ。笑)
もちろん、無駄にやればいいと言っている訳では無いです。KPIに向けたしっかりした戦略、それに基づく実践プラン、効果検証の仕組みがなければ施策はやってはいけません。
しかし、シミュレーションというのは本来『実践した過去の結果』がなければただの机上の空論であることを、イマイチ理解していないような気がします。
シミュレーションをするためのトライアル(体験)を許容すべき。
会社のいくらかの費用は、このシミュレーションの精度をあげるためのトライアル、つまり簡易的な体験に費やすべきです。
その中で、本当に効果が出そうな施策に予算を投下すればいいのです。
なのに、シミュレーションを信じ過ぎてしまい、
- シミュレーションをむやみやたらに信じ、
- いきなり大規模に投資をし、
- 結果が出ずに追加予算を投じ、
- さらに火の車になる
なんてことがザラに起こっているのですから残念です。
新しくなくなってから試しても遅い。
新しい手法はどんどん試すべきです。ある程度結果が出てから乗ってからでは大抵レッドオーシャンになっています。しかし、そこの踏ん切りがシミュレーションに邪魔されてつかない。
- 担当は新しい施策をたくさん受け入れ、トライアルの必要を伝え、恐れず実施する。
- 上司はトライアルの費用は出資ではなく投資として捉え、許容する。
- そして、シミュレーションを実施し、良いものにアロケーションする。
これが、理想的な状況だと思うのです。
出来るかどうかわかりませんが、僕は来年度はよりトライアルを積極的に実施し、失敗も成功も一緒に連れて歩んで行こうと思っています。
それでは、んちゃ。
サンリオピューロランドを3,4歳児と楽しむ4つのコツ。
サンリオピューロランドって、何気に攻略が難しい。
どうも、fkdです。
さて、今回はマーケティングと途方もなく関係ない話をぶち込みます。笑
うちは4歳と0歳の娘がいるのですが(この記事アップ時点)、やはり女の子、たまにサンリオピューロランドに行きたいとせがまれて行くことがあります。
しかし、ディズニーやUSJと違い、サンリオピューロランドってなかなか正攻法がわからないんですよね。
ということで、何度か失敗を繰り返したんですが、つい先日理想的な過ごし方ができたのでそれを書いてみます。娘も疲れずに最高に満喫できたみたいで、
『また行きたい!けど満足したらしばらく経ってからでいい!』
といういい感じの満足感を示すコメントをいただきました。笑
ぜひ、3,4歳児の娘さんがいて、サンリオピューロランドに興味がある方はご参考ください。必ずや役に立つと思います。
どうぞどうぞ。
サンリオピューロランドの難しさとは?
さて、まずはなぜサンリオピューロランドの攻略が難しいのかを整理しましょう。
こういうアミューズメント施設だと、『いかに乗り物に乗るか』というところに焦点が行きがちです。しかし、言い方は悪いですがサンリオピューロランドの乗り物は期待外れ度が余りに高いのです。笑
その割に、マイメロードドライブなんて60分待ちはざら。待ったのにあまり面白くない…この時点で【乗り物に乗れば楽しめる】という発想で来た人々は、打ちのめされる訳です。
しかし、そうなったらどうすればいいのかがさっぱりわからないから、『歩き回って行き当たりばったりに過ごして疲れる…』というネガティブなループに陥ります。
さて、なんとなく難しさの想像がついたところで、そうならないサンリオピューロランド楽しめるコツを今回4つにまとめましたので見ていきましょう。
1.キャラグリーディングを徹底的に極めよう
サンリオピューロランドの1番の醍醐味、それは『キャラグリーディング、略してキャラグリ』です。
所定の時間に所定の場所に行くとサンリオのキャラクターと会えて、ぎゅーしてもらったり、話したり、写真が撮れる、というもの。
好きなキャラクターに会えて半端なく嬉しいのはもちろん、会えたキャラを知らなかったとしても直接キャラクターと触れ合えた瞬間に好きになります。娘も、大好きなプリンちゃんに会えた時、
「幸せすきてどうしよう…」
というこの上ない評価のセリフをこぼしていました。笑
ちなみに、やはり『誰がいつどこにくるのか』が重要ですよね。その情報は公式には発表されてないものの、Twitterに非公式ながら上がっています。
SPLグリーティング情報(非公式) (@splgreetinginf)のTwitterがめちゃくちゃ便利です。
SPLグリーティング情報(非公式) (@splgreetinginf) | Twitter
このTwitterの情報はほぼ正確なので、この時間の20~30分前に所定の場所に並ぶと会えます。
注意点は2つ。
- キャラグリスポットがわかりにくいのでわからなかったらスタッフに聞くことと。すぐ教えてくれます。
- 30分で必ずキャラクターが入れ替わりますから、直前でキャラチェンジしてしまうこともよくありますので列の後ろになったら覚悟しておきましょう。
キャラグリをうまく楽しむだけでも、ぐっと満足感はあがるはずです。まず初心者には出にくい視点ですよね。
2.ご飯はサンリオピューロランド外で食べよう
2つ目は、ご飯。これは賛否あると思いますが、サンリオピューロランド内で食べると
- 高い
- それほど美味しくない
- 何より結構並ばないと食べれない
という三重苦に苦しめられます。(ちょっと毒舌 笑)
しかし、サンリオピューロランドから3分ほど歩けばちょっとしたモールがあり、
などなど、充実のラインナップの飲食店が揃ってます。
そして、良心的なのはサンリオピューロランドは再入場可であること。手にブラックライトで浮き出る透明スタンプを押してもらうだけです。
12時台でも10~15分ほど並ぶだけでどこかの店では食事にありつけますし、当然専門店なので味も美味しい。気分転換にもいいのでご飯はサンリオピューロランド外で食べましょう。
ただし、ご飯やデザートと一緒に食器やグッズがついているものはお得なのでゲットしましょう。
3.パレードとショーは絶対見よう
サンリオピューロランドのパレードは、ディズニーに比べるとこじんまりとはしているのですが、その分全体が見渡せますしストーリー性も合って『綺麗なだけしゃなく楽しめる』ところがいいです。大人でも充分感動できますからね。
あと、ミニシアターみたいな施設で40分ほどのショーがやっているのですが、それもクオリティが高くてオススメです。
僕も毎回見るようにしていて、どちらも娘は食い入るように見ています。
こちらの注意点は、当然ながらいい席や場所で見ないと見にくいので、ある程度時間に余裕を持って席を確保しておくことです。
パレードは粘り強く場所を探せば、直前でもいいところがひょこっと空いていたりするので頑張りましょう。ショーは、5分前くらいに行くと立ち見になりがちなので注意。
4.9時半から15時くらいまで遊ぼう
最後は訪れる時間。
だいたい土日は9時くらいから19,20時くらいまで開いています。(その日によって変わるのでサイトをチェックしてください。)
しかし、オープン前後は結構並ぶのと、時間が経てばたつほど人が増えてきますので、割り切って9時半から15時くらいまでの参戦としましょう。
9時半にしたのは、9時45分くらいから小さい子が参加出来るイベントが始まるのでそれに合わせた時間です。
15時は、13時からのパレードが終わってからキャラグリに1,2個参戦してから、お土産を選んで帰るとそれくらいになります。
これくらい余裕を持って過ごすと子どもも疲れないですし、次の日にもダメージを残さないなど、気持ちにも余裕が出来ます。
この余裕が意外と重要で、それまで全力で遊べるようになりますし、余裕があればもう少し居ればいいのです。
サンリオピューロランドはきちんと楽しめばかなり面白い。
さて、いかがでしょうか。
サンリオピューロランドは、下調べをせずに行くと前述の通りイマイチな結果になることが多いと思います。
しかし、今回まとめたように過ごしてもらえれば結構楽しめると思いますので、ぜひ今度のお出かけの参考にしてください。うちは、先日上記のような過ごし方をし、キャラグリ5人、パレード、ショー、一部アトラクションとコンプリートしました。
ちなみに、アトラクションもつまらないという訳ではないのでご注意を。キキララ、キティハウス、魅力的なアトラクションはありますから、ぜひ余裕があれば楽しんでください。
あと、私もまだまだ知らない魅力がたくさんあるので、勉強中。例えば、アニバーサリーカードを貰えば、スタッフやキャラクターからシールがもらえるのですが、このアニバーサリーカードは『サンリオピューロランドにはじめてきた記念』とか、どんな記念日にも使えます。アニバーサリーカードをコンプリートする、なんていうのも楽しいですよね。
今回はあくまで、初心者の子連れの方が楽しむコツ、ということでご認識を。
それでは、んちゃ。
コンテンツ制作で『社内の調整が難しい』とか『運用が入るから』とかで事業者自らクオリティを下げることは、もはや悪である。
どんどん平均化されてつまらなくなる事業者のコンテンツたち。
どうも、fkdです。
今回は自分への戒めも込めたエントリーです。
事業者側にいてコンテンツ作りやプロモーションをするときに痛感するのは、
- とにかく他部署への確認が多くて時間がかかる。そして確認に回せば回すほど言いたいことが平均化される
- 運用タスクが多くて増えるのを極端に嫌うので、これまた言いたいことが平均化される
という問題があること。
そして時が経つにつれて、担当者は『上記3つの手間を無くすために、そもそも平均化されたものしか作らないようにしてしまう』という問題もあること。
ここでいう平均化というのは、【言っても当たり障りがない内容になる】、という意味です。波風を立てず、気持ちも揺さぶらずに表現する。つまり、なんてことない内容になりつまらなくなってしまうのです。
これは、事業者として悪に等しい行為です。今回は、この事業者が抱えるコンテンツの平均化について書いてみます。
なぜ悪なのか?
言いすぎやろ、と思う方もいるかもしれませんが、僕は本当に駄目なことだと思っています。
事業者は、ユーザーにとって便利だったりお得になる内容は、お金を頂いている以上伝える義務があり、それを伝える努力をしないのは義務履行違反になると思うのです。
僕は上記のよくないスパイラルに入らないために、以下のような対策を練っています。
対策(1):確認してもらわない。自分で確認する。
上記1つ目の問題に対するアンサーですが、確認が多くて、確認すればするほど平均化されるのであれば、そもそも確認なんかしてもらわなければいいのです。
もちろん、法律、業法に当たる部分だとか、嘘が入っていてはいけませんから、最低限の確認は必要なので然るべきメンバーに確認してもらいましょう。
しかし他人が作ったものの確認という行為自体、大抵『グレーな表現は極力失くす』という発想になりますから、それ以外のことはコンテンツの制作者(つまり自分)が責任もって監修し、なるべく確認する機会を減らすようにしないと記事の平均化は防げません。
僕の場合、違反にならない最低限の線引きはしつつ、できる範囲の最大限使える自己の裁量で確認を実施し、コンテンツ制作やプロモーションを実施するようにしています。
こうすると、
- 自分の確認が多くなる
- 誰のせいにも出来なくなる
というデメリットはあるのですが、ユーザー視点にかなり近い表現ができるようになり、スピード感も早まって結果も出すことができていると思います。
対策(2):運用タスクを増やしたら、自分で巻きとる。
次に、2つ目の運用タスクを増やさないようにしがちという問題に対するアンサーですが、これは自分で巻きとる他ないです。
どこの会社も定常の運用タスクは常にいっぱいです。そこにコンテンツの運用や新たなコンテンツの制作など、新しいことを追加しようとしたら当然反発は起こります。僕が運用担当だったら絶対嫌がりますし。笑
しかし、運用が増えるからといってお客さんが最も欲しがる鮮度の高い内容を載せないのは良くないです。
だから、自分で制作する分の運用は別出しで見込んでおく、つまりコンテンツ制作の決裁を取る段階で運用の分も含めておくということです。こうすることで、何人にも邪魔されることなく運用できます。
自分の責任範囲と仕事が単純に増える、ということではない。
上記の解決策はあたかも『結局自分で全部やる』と言ってるように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
もちろん、初動はかなり負担があります。コンテンツで表現したいことの知識を自分でつけないといけませんし、それを制作者にもしっかり伝えないといけません。
しかし、コンテンツを作る際、そのコンテンツの中身が正しいのかどうかの判断が自分でできるようになれば、結果、コンテンツのクオリティがあがります。そして、わざわざ確認をとり、それを待つという手間も時間も無くなります。
運用タスクの網の目をかいくぐり公開までの時間を無駄に待つ必要もなく、施策のスピードが早まります。
結果的に、コンテンツやプロモーションで言いたいことも言えるし、制作やPDCAのスピードもあがるという、ポジティブなループが生まれるのです。
社内にも粘り強く伝えなければならない。
とはいえ、理想とは裏腹にまだまだコンテンツを作る際は確認をしなければならないケースは多いです。
最近も担当と折衝する機会は多いですが、その時は『本当にそれでいいのか、ユーザーに一生懸命伝えなくていいのか』ということをしつこいくらい伝えます。
はっきり言ってウザイやつと思われているかもしれませんし、よく喧嘩の手前くらいになります。笑 でも、絶対に続けます。おれっちは負けへんで。
最後に、ベンダーの方にお願いしたいのは、もっとユーザー側の気持ちを事業者に積極的に伝えてほしい、ということ。
『ユーザーはこういう情報を求めているのに、御社都合で端折っていいんですか!!!』
ということを、本気で伝えてください。ユーザーが求める内容がないコンテンツをリリースすることは、繰り返しになりますが悪だと思います。
なんかホワイトデーにマシュマロが溶けそうなくらい暑苦しい記事になりました、失礼しました。笑
それでは、んちゃ。
3.10以前の生き方、3.12以降の生き方から思う。日々に恋をする生き方をしようって。
3.11から七年。
震災から早くも七年が経った。あの日の記憶はたしかに心に刻まれている。
3.10、震災前日までの生き方といえば、浮き沈みはあれど『明日も当然同じ日常来るものだ』と決めつけて過ごしていた。一瞬で無くなり得るものなのに。
3.12、震災から次の日の生き方は、まるでそれまでとは違った。日々余震に怯え、落ち着いたあともどこか明日に不安を感じながら生きている。
3.11を境に、僕らの生き方は上記の通り大きく変わったのだが、『未来について何も考えない→未来を不安に思う』という具合に、急に変わりすぎてしまったのではないだろうかと思う。
1日1日を限りなく楽しむ快楽主義と、明日の不安を取り除く不安主義の間。
僕達は3.10以前の生き方を改め、1日を後悔のないように生きなければならないことを悟った。
家族や友達に言いすぎてしまったとき、明日は会えないかもしれないから、今すぐ謝るようにしたほうが間違いなくいい。誰かの為になりそうなことは、やってあげたほうがいい。
というように、明日死んだ時に後悔しそうな選択肢はなるべくつぶしていく。快楽主義ととらえられてしまうかもしれないけど、そうしなきゃいけない。
しかしながら実情は、3.12以後守り重視で、とにかく明日の不安を取り除く生き方のウェイトがかなり高くなってしまった気がする。快楽主義はむしろ悪と捉えられる節すらある。
『明日の不安を除きつつ、今日をMAXに生きる』という絶妙なところの追求 ― 快楽と不安の両取り ― が重要なはずであるのに、そのバランスはあまり考えられていないのかもしれない。
快楽と不安の両取り。
それはまるで、恋をすることに似ていると思う。
自分の日々に、楽しくなってもらう。幸せになってもらう。
恋をした時、あなたはどうするだろう?尽くしたい人もあれば、愛されたい人もいるだろう。
こんなことをやったら嫌われてしまうんじゃないだろうか?という未来への不安をもちながら、ドキドキしつつ濃密な時間を過ごすためにプランニング。そして、デート当日はジェットコースターのように一瞬に過ぎる時間。もちろん、その恋を継続するための工夫やケアは怠らないようにする。
毎日、日々と自分がこんな風な関係で、こんな風に過ごしたらさぞかし楽しいはずだ。想像するだけでも楽しい。
果たして、『あなた』は、今『日々』に恋しているかのように過ごしているだろうか。
『自分の今日』に満足させられているだろうか?『自分の明日以降』に対し、幸せなプランニングはできているだろうか?誰かと過ごすことが好きなら、億劫かもしれないけどいますぐ連絡を取った方がいい。ひとりが好きなら、ひとりの時間が最良になるアプローチを考えた方がいい。
もちろん恋は楽しい事ばかりではない。気持ちの上がり下がりはあるし、つまらない時だって沢山ある。その不安を取り除こうとするのは当然必要だが、その先の幸せな時間を想像しなければやってられない。
備えはあったほうがよい。しかし今日が曖昧になってはいけない。
明日地震がまたくるかもしれない。その日に備えて当然対策はすべきだ。
しかしそれに囚われて自分の日々を大事にできないのは、3.11の経験が生かされていない。
明日に必要以上に支配されず、今日を曖昧にしない。七年経過した日、僕はそんなことを改めて思った。
んちゃ。