『豊かに伝える』ために、1番便利な単語や表現を使わないようにしよう。
便利な言葉や表現だと『豊か』に伝わらない。
どうも、fkdです。今回は言葉や表現の話をさせてください。
- 『安心、安全。』
- 『お得で便利。』
- 『実績ナンバーワン。選ばない理由がない。』
- 『楽しい充実した時間をお届け!』
上記は、われわれ事業者がよくやってしまいがちな、広告出稿時における訴求文言の選び方です。別に悪くは無いんですが、当たり障りなくて、それだけ見てもいまいち伝わらないという印象を受けます。
あとは画像についても、
- 美しい風景→とりあえず富士山
- ウマソーな料理→とりあえず霜降りの肉かいい感じの魚
- 安心、安全→とりあえずいい感じのファミリー感
- お得→ショッピングバッグをもってにこにこする女の子
といったクリエイティブに寄せてしまいがち。たしかに王道は結果もついてくると言われてますが、既視感に溢れていて印象に残りにくいです。
つい最近、Twitterで以下のような言葉が流れていました。
「おいしい」という言葉を禁じると、おいしさを表現するための言葉や感覚が豊かになっていく。「豊かな表現」みたいなものは、一番便利な単語を禁じるとうまくいく byレジデント研修資料https://twitter.com/Copy__writing/status/974517718123626496?s=19
これ、非常に面白いですよね。特に『豊かな表現』という部分。
仕事でも日常生活でも大事なことと再認識したので、このネタでブログを書いてみます。
どうぞどうぞどうぞ。
仕事で便利な言葉やクリエイティブを禁じる。
まずは仕事から。
例えば、うちの会社のクレジットカードは、昔から『安心、信頼』を謳っています。たしかに間違いなくベストなうちのひとつだという自負があります。
しかしながら、どことなく『グッと来ない』というか、心に残らない。それは、安心や信頼が便利すぎる言葉なので、逃げ場として使いすぎてしまったからとも言えます。
信頼とは、別の言葉で言うと何なのか。安心とは、別の言葉で言うと何なのか―
そこで、うちの会社が謳う『安心』を禁止して表現してみようとすると、本質的な話になります。
- クレジットカードはいざというときしっかり助けてくれるところにしなければならない。
- いざという時はどんなときで、どんなことが困るのか。困らないと、どんないいことがあるのか。
- 具体的に安心を届けるために、どんなこだわりがあるのか。
というストーリーをしっかりコンパクトに伝えることが、『安心』という言葉に頼らない伝え方です。
上記の通り、便利で当たり障りのない言葉を禁止した瞬間から、ようやく本質的に何がポイントなのかを探し出すようになります。他にも、
- たのしい
- 充実する
- 良い、優れている
- 面白い
- クオリティが高い
- 嬉しい
- 綺麗
などなど、便利が故にとりあえず使ってしまう言葉はたくさんあります。
もひとつ日常の例えをひとつしてみましょう。
『ディズニーランドにいって楽しかった。』それは、
- スリリングな乗り物に乗れてドキドキしたからなのか
- ショーやパレードを見てそのストーリーや音楽に感動したからなのか
- 好きなキャラクターに会えて夢見たいな時間が過ごせたからなのか
- 想像以上のクオリティの食べ物を素敵な異空間で味わえたからなのか
上記の通りパターンは複数分かれます。同じ楽しいでも全然違いますよね。
ベンダーにプロモーションの依頼をする時も同じで、豊かな表現にしてもらうために、我々事業者は『便利な言葉を除いて』オリエンする義務があります。
うまく伝えてくれないのは、きちんと伝えていないからなのです。
プライベートでも便利な言葉を無くすとコミュニケーションの質が高まる。
仕事だけでなくプライベートでも便利な言葉を使いがちです。
例えば『ありがとう』や『すき』という言葉。それだけでも十分なのですが、何がありがとうなのか、どう好きなのか便利な単語を捨てて、具体的にするだけでも印象がベロリンチョと変わります。
『いつもおいしい料理を忙しいのに作ってくれてありがとう。』
試しに奥さんに昨日言ってみたら、とても喜んでくれました。(なぜ急に、と疑われましたが笑)
ありがとうやごめんなさいの中身はいくらでも細分化した方がいいに決まってますよね。
あとは、子どもにもなるべく表現を豊かにしてもらってます。感想を聞くとよく『楽しかった』とか『つまらなかった』といいますが、どこが楽しかったのかと聞くと『××に会えたこと』『乗り物はつまらなかった』とか深層心理がわかります。
あとは、『ごめんなさい』という時は『どういうことに対してごめんなさいをしたのか』を聞かないと意味が無いです。
これが習慣になると、お互い理解が深まり、認識の齟齬や、同じことの繰り返しで怒ることがなくなります。
便利な言葉をなるべく使わない習慣をつける。
なんだよ、この内容あたりまえじゃねえかよ、ふざけんなコノヤロウ!
なんて思われるかもしれませんが、きっとみなさんも意外と便利な言葉に頼ってしまっていますよ。仕事やこのブログでも改めて気をつけないとなぁ、と思いました。
もちろん、便利な言葉はシンプルに感情を伝える上で絶対的に必要な言葉。使わないわけにはいきません。
しかし、上記の通り何でもかんでも便利な言葉だけで済ましてしまうと、「豊かな表現」が無くなってしまい真意が伝わらないと思います。
まあ、いちいち細分化しても疲れるので、気がついた時に便利な言葉を使わないよう意識的にする、というくらいがバランスがよくなるかと。
それでは、んちゃ。
前職IMJの尊敬する同期達をまとめてみたら、凄かった件。
活躍している元同期たちをまとめてみた。
どうも、fkdです。前回のエントリーに続き新卒ネタです。
僕は2007年度に新卒でIMJという会社に入りました。今や『デジタルマーケティングといえばIMJ』という地位を築きあげており、Web・デジタル業界では知る人ぞ知る企業です。
IMJ / 株式会社アイ・エム・ジェイ|企業のデジタルマーケティングを支援します
しかし入社当時のIMJはまだまだベンチャーで、やってやるという空気が社内に漂っていて、僕の同期69人も野心を持って入社したヤツらばかりでした。
あれから10年経過しました。会社柄、僕も含め離職して我が道を進むメンバーが多いので改めてまとめてみたら凄かったので、ぜひ紹介させてください。
(すいません、同期のよしみで実名使ってるので嫌な人は連絡ください。削除します。)
ちなみに今回は内輪ネタのエントリーにはなりますが、みなさんも同期がたくさんいると思うので、ぜひ自分の同期はどうかなぁと振り返ってみてください。活躍に勇気づけられますし、いい気分になれます。笑
それではお付き合いください。
ベンチャー投資で活躍する岡 洋氏
2007年度のIMJ新人賞やその後の各種賞を総ナメにし、同期の中で一番活躍が目立っていたのがオカヒロシ氏。いまはIMJのグループ会社から独立した、ベンチャーキャピタルの中心メンバーで活躍しています。
彼は今も昔も変わらぬバイタリティを発揮していて、元同期の中では常に一番最初に名前が出る存在。新規事業の立ち上げでベンチャーキャピタルを求めている場合は彼にまず相談を。
こないだのForbesに出てました、快挙ですよねほんと。左のイケメンです。
会社を設立、もしくは経営参画し軌道に乗せている元尾優氏・松井たかや氏・草地亮介氏・尾野政樹氏
会社を立ち上げたり、ベンチャーの責任者で入社し活躍している4人。 (会社設立している人他にもいると思いますが知らないのでご了承。)
元尾氏は今はベトナムはホーチミンで会社を設立し頑張っています。とんでもない破天荒さとバイタリティを持ち合わせる男。
松井氏も単身会社を立ち上げもう5期経過、草地氏はCTOとして活躍しています。
尾野氏は、Cygamesとの協業会社シテイルの代取、これまたすごい・・。
自らやりたいことをやるためにチャレンジングな環境に身を置き、軌道に乗せているその様はかっこいいと言う言葉に尽きます。なかなかできることではないですよね。
ゲームスタジオ社 京都支社を立ち上げた重命 亨季氏
入社当時からモバイル&ゲームスタジオ(現ゲームスタジオ)というゲーム会社に出向し、そのまま転籍。京都支社の立ち上げを任され、事業を軌道に乗せています。下記のURLの二人目。
株式会社 ゲームスタジオ | PR | IT/Web業界の求人・採用情報に強い転職サイトGreen(グリーン)
会社の支社立ち上げで非常に苦労も多かったと思いますが、チャレンジングな目標を立て邁進している姿を想像し、勝手に勇気づけられていました。
ちなみに彼の嫁も元同期で、神の生まれ変わりかと思うほど優しいです。笑
あと、彼には予知夢を見る能力があって(当人談)、4月4日に「元同期の子がヤクルトスワローズからドラフト9位で指名される夢見た」とのことです。さすがエンタメ業界にいる奴やというリスペクトを込めて追記させていただきます。
野菜とウェブと映画と。戸田隆慶氏、中村雄季氏
IMJから卒業した後、農家をやりつつWebディレクターをやりつつ映画プロデューサーをやるといった、一つの枠に到底収まらない男たち。
彼らはオーガニックな生き方とデジタルと趣味を見事に融合していて、人によっては理想的な生き方を体現していると思う人も多いと思います。彼らの子どもが自然いっぱいのところで育っている写真を見ると、羨ましいと思うこともあります。中村氏の記事は本当に素敵なので必見ですよ。
『気になる移住者』東京のweb業界から山形の農家へ。移住で手にした新たな価値観。 | WORK SWITCH
彼らの野菜やりんごは評判なので、ぜひ購入してください。どちらも今は季節外で、野菜は6月から不定期、りんごは秋からです。さすがにサイトもおしゃれです。
スーパークリエイター北田壮平氏
なぜIMJに入ったのかすら謎なほどの一人。笑
元々色々できたそーへいくんは、それから更に技術を磨いてすぐに会社を起こし、今や様々な名だたる企業のクリエイティブを担当するまでに。
T-D inc.
この実績、まじですごいな、、どうなってるんだ・・・
そういった意味では会社を設立した上記の4人と同じではあるものの、特質したスキルで自ら道を切り開いたところがかっこいいです。
僕には出来ない道を邁進する姿に、ジャンルは違えど影響を勝手に受けています。かっこいいなぁ。
楽天のウェブマスターから、アパレル新規事業リーダーへ。服部雄氏
宇宙を研究したのちにIMJにきた変わり者で、僕の親友でもあります。
IMJ卒業後、楽天でWebの最適化を沢山したあと、いまはストライプデパートメント(ソフトバンクとストライプインターナショナルの合弁のEC)のサイト立ち上げリーダーとして活躍しています。
彼と、いまGoogleで活躍する知花くん(こいつもすごい)とは常に面白いことをやろうとプライベートでもミーティングを重ね、新規事業コンテストでグランプリをとって会社に怒られたり、ベンチャーキャピタルに会ったり無茶苦茶してました。笑
その時のスタンスは今の仕事にも生きています。ストデパの次の展開には期待せざるを得ません。
同期の活躍は、なぜか嬉しい。
書き出してみると、本当に活躍している同期が多くて驚きます。普通、こんなにいるもんなのでしょうか?
- 一線からは一時退いて子育てに奮闘する同期の女性達
- バズ分野で部長として活躍する佐藤亮平氏
- 名だたる企業でソーシャルの中の人をする多羅尾氏
- フリーランスで活躍する田辺暁雄氏
- IMJで今も活躍するメンバーたち
などなど、挙げればキリがないのと、僕が書くのを忘れてたり知らないだけで大活躍している同期も絶対います。また機会あったら紹介させてください。
しかし、元々僕自身同期と密に絡むほうでは無かったのですが、こうして同期の活躍を見るのは嬉しいものですね。新卒の同期は一生に一度しか存在しないので特別な存在ですよね。
そして同時に、彼らに負けないように僕も頑張らなければ、とも思います。彼らが同期のことを思い返す時、あいつはなんか活躍してるっぽいな、と名前が上がるような人でありたい。そして、IMJの卒業生はやっぱりすごいと思わせたいですね。
ちなみに僕も最近記事にしてもらったので、負けじとはりつけておきます。笑
元同期のみんな、活躍祈っています。(この記事を見てる同期少ないと思いますが。笑)
それでは、んちゃ。
大企業に新卒で入るデメリットを、大企業狙いで就活している人達に改めて伝えたい。
大企業に新卒で入るデメリットについて、改めて考えてほしい。
どうも、fkdです。
最近の新卒採用は3月からエントリーが始まってますから、今は就活真っ只中ですね。
うちの会社にも、キラキラした若手たちがたくさん来て、毎日のように新卒採用のイベントやら面接やらやってます。
しかし、そんな彼らを見ていつも『本当にうちにきて楽めると思ってるのかなぁ』とふと気になります。
決してうちの会社を批判しているのではなくて、企業規模が大きければ大きいほど骨を埋める覚悟がなければ、結構しんどいんじゃないかなぁと思います。
「1年以内に辞める若者」が続々生まれるワケ(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
上記記事によると、入社1年で辞めるのは10%、3年に広げると30%とのこと。この数字はあくまで平均値になってしまうので、多い会社だと1年離職ですら20~30%は超えているのではないでしょうか。これは結構な多さだと思います。
僕は前職が(入社当時は)そこまで大きくない規模でのベンチャー企業で、さらにその中で小さな部署で育ちました。
そして今は決して大企業、とまではいかないですがそこそこの規模の金融会社に勤めているので、両方の視点から就活中の方に“ちょっとネガティブな視点”で書いてみますね。
どうぞどうぞ。
大企業に入ると、やる仕事の『深さ』がしばらく浅くなってしまうリスクを考えているか。
まずは大企業に新卒で入るリスクを整理しましょう。どれもシンプルですが、大きく分けて3つあります。
- ジョブローテーションがある企業は、同じ業務をずっとやることがないため、専門的な深い知識はなかなか身につかない。
- 裁量が無い期間が長く、若くしてものすごく責任のある仕事を任せられることは少ない。
- 人、社風、そもそもの商品・サービスが合わないと、ただの地獄。
どれも結構大きな問題なのですが、特に1,2を全然意識せず入ってきて、すぐ辞める人が非常に多いようです。
- もっとやれるはずなのに、やらせてもらえない。
- いつまで経っても任される内容が浅く、自分が成長できない。
- 慣れてきたくらいで異動になってしまう。
というジレンマに悩まされるのでしょう。
総じて、しばらくの間は『深さのある(専門的な、責任が重い)仕事ができない』ということ。社員が多いということは上のレンジの優秀な社員も多い。よくよく考えてみると当たり前なことなんですけどね。
もちろん、大企業でもいきなり活躍出来る土壌がある会社は増えています。しかし残念ながら大半の大企業の新卒に上記は当てはまるのではないでしょうか。
これってすごく怖いことと気づかず就活している方が多い気がします。
エントリーシートとか面接とかでしゃべったことを、採用されたらやらせてもらえると思っているかもしれませんが、そんなわけはなく運が良くてできたとしても早くて数年後です。なのに、やりたいことができない、と言って辞めるのは考えが甘すぎます。
今一度、大企業ばかり受けている人は考えてみてください。
小規模の会社に新卒で入るリスクもある。
一方、小規模の会社にもリスクはあります。これも同じく大きくわけて3つです。
- すぐに重要な業務を任せられるので、うまくいけばすごいスピードで成長できるが、しっかり教育されてないので精神的にも肉体的にも大変で病むことも多い。
- 基本的に大きく業務が変わることがないので、その仕事が好きになれれば物凄い知識と経験を身につけることが出来るが、嫌いな仕事の場合は苦痛でしかない。
- 規模が小さい仕事が多いので、社会に影響を及ぼしている感覚が少なくなる。
1,2はポジティブな側面でだけ捉えらがちですが、そこが盲点です。やりたい仕事ならいいのですが、やりたくない事をやらされ、精神的に疲弊するケースが大半なのです。。
ベンチャーに入ってすぐに『やりたかった専門分野の責任ある仕事が任される』と思ったら、『わけのわからない分野の責任ある仕事』が任されてしんどい、ということは本当によくあることです。
実際に僕の一社目も、上記の理由で多くの同期が辞めました。そして、僕自身予期せぬ仕事を任されました。
クライアントへの報告会の前日は緊張で眠れなくなることは多かったり、家でも仕事ばかりしていた時もあって体調をしばらく崩した時もあったり、大変なときもありました。
大企業の方が大器晩成、小規模の方が早熟かもしれない。
次に、『成長』の観点で話をしてみます。
前述のとおり、小規模の方が自分が成長できる、という考えで小規模の会社を選ぶ方も多いかもしれません。それは、多くの場合当たっている気がします。
しかし、大企業にプロパーで入って活躍している社員が、小規模の会社にいた人より劣っているということは一切無いです。
むしろ30代後半くらいになると、各種専門誌のメディアの露出は大企業勤務の方が多くなっている気がします。
やはり成果に基づく経験が圧倒的に多くなるのと、大企業の方が担当レベルでも使える金額規模が大きくなるので、語れる範囲と濃さが圧倒的に違うのでしょう。
小規模の会社だって、その中で偉くなれば大きな金額を動かすことは出来るかもしれません。しかし、偉くなれるかどうかは当然わからないのと、前述の通り社会に与える影響が、知名度が高いため同じ金額を使った時でも大きく変わるのです。(上記小規模な会社のデメリット3の話ですね。)
大企業で20年以上一線で活躍し続けている方はとんでもないスキルと経験と知位を身につけています。一部の方には一生叶わないのかもしれない、と思います。もちろん、何年いても大したことないな、と思う人も結構いますが…。
一方、大企業に新卒で行っていたら今の僕はいなかったです。やはり、短期間で専門的な知識をたくさん身につけられましたし、それがあって今の仕事に生かせていますから。小規模の会社に勤めた方が早熟なことは間違いないはずです。
もちろん、会社の規模より個人の努力と素養だ。
成長曲線は全く違う描き方をします。大きく伸びるタイミングの前に『やりたいことができないから』と辞めてしまうのは非常にもったいないなぁ、と思います。
ここまで書いてきましたが、結論は大企業だろうと小規模だろうと、どちらも前提の理解と覚悟と忍耐が必要なのです。
- 自分のスキルを短期間に磨きたいなら小規模に行ってしばらく我慢する。
- その会社の商材やサービス、ジャンルに魅力を感じるなら、やりたいことはしばらく出来ないかもしれないが会社に骨を埋める覚悟で我慢する。
という我慢の二択しかないです。どちらも途中で我慢せずに辞めたら、悪いところだけ体験するネガティブループに入ってしまうでしょう。爆速で成長が始まるタイミングが大きく変わるだけです。
就活のときに『定時に帰って趣味と仕事を両立したい、それでいて成長したい』なんて言う人も増えているようですが、サイボウズさんやかCalbeeさんのような素晴らしい企業ならできますけど、それ以外では会社に期待するのは酷で、自分でどうにかするしかないです。
【自分はどうなりたいかということを振り返って考える】
これができない就活生は、どこにいこうともすぐ辞めるでしょう。最後に、
- バイトリーダーをやってた人も、
- 留学経験ありの人も、
- サークルの部長の人も、
- いい大学出た人も、
あなた以外に沢山いるのですから、なんの長所にもなりません。だから、そこを長所にしてもあなたのやりたいことは出来ません。
さて、大企業ばかり受けている人に向けて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。ちなみに、僕はこんなに深く考えて就活しませんでした。笑
それでは、んちゃ。
【毎年恒例、1年の仕事目標振り返り】2017年度を振り返り、2018年度の目標を宣言する。
1年の振り返りと来年度の目標。
どうも、fkdです。
毎年やっている、去年3月末に立てた1年の目標を振り返り、また次の1年の目標を宣言するエントリーです。
もっと早く書く予定だったのですが1年の疲れがまとめて出たらしく、先週体調が悪くなったり腰が痛くなったりとグダグダな感じになってまして、年度末ギリギリの振り返りなってしまいました。笑
はてブロに越してからは2016年度版しか無いですが、前書いた記事はこんな感じです。
やりたい事をそこそこ忘れない【1年間振り返りの3ステップ】の話 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)
少し内容を書きますと、以下のようなステップで振り返り、目標を立てています。
- スタンスの整理
- ここ1年でやった、もしくは今やっていることの整理
- これからやりたいことの整理
上記記事の3ステップ実践は振り返りしやすいのでおすすめです。まだの方はぜひ上記記事を読んでみてください。
なぜわざわざブログに書くのか?
いきなり余談ですが、このエントリーは別に『おれはこんなに頑張ったんだぞ』ってことを自慢したいとかでは一切無いです。
このブログで書いた2017年の目標。常に意識して仕事してきたので、羅針盤のような役割を果たしてくれました。それを振り返るのは、未来の目標をたてるうえでも非常に重要です。
そして、合わせてみなさんに振り返りの素晴らしさをお伝えしたいです。やるべきことに迷いがなくなるので、騙されたと思ってやってみてください。
それでは、どうぞ。
目標の再掲と振り返り。
さて本題。スタンスの変化はないので端折って、まずはひとつずつ今年の目標を再掲しつつ、振り返ります。お付き合い下さい。
1.【セミナー登壇】
→達成!!SEOツールGinzametricsさんと、Markezineのイベントで登壇することができました。本当によい経験となりました。記事にも何個か取り上げていただき、少しはマーケターとして成長できていると実感出来ました。
2.【運用型コンテンツマーケティングの完成】月間100万PV達成。
→ほぼ達成!!『ゼロからはじめるクレジットカード』は、メディアとしては確立し、かなりの獲得件数を得るチャネルとして成長させることができました。新しいメディアの立ち上げをしているので、後任に引き継ごうと思います。
3.【広告ダッシュボードの構築とオンライン予算配分最適化】
→手付かず。しかしWeb広告最適化の必要性について社内理解を得ることかでき、来期から運用主体にさせていただくことになりました。2018年度は主要な仕事になります。長かったけど、楽しみ。
4.【ポータル(メディア)化】What's up ANAのような、お客さんの窓口となるポータルサイト構築。
→達成!!!曖昧なところから始まりましたが、1年かけついに構想を形にすることが出来そうです。3月末に公開しますので、合わせて記事を書きます。お楽しみに。
5.【若年層向けマーケティングの推進】ブランディング動画を活用していく。
→達成!!年度末にかけて広告配信を強化し、一定の成果をあげることに成功しました。来期継続。
6.【インバウンド】訪日外国人に向けた日本ではクレジットカードが使えないという誤解を解く施策。
→これは別チームの案件となり目標外としましたので未実施。
7.【法人カードのシェアをアメックスからちょっとずつ奪う】法人向けコンテンツマーケティングを実施予定。
→達成!!コンテンツサイトのリリースと、それの拡充に成功。少しは結果が出てきました。来期はマーケティングプランをしっかり組み立ててドライブかけていかねば。
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振り返ってみると、7個中5個達成、1つ仕込み完了、1つ対象外。
わりとやりたいことができたのと、やれなかったことも下準備ができた一年なので、自己評価としては90点はあげられそうです。
ちなみに、ありがたいことに会社の個人賞、『2017年度社長賞』の優秀賞をいただくことが出来ました。(最優秀賞は逃した。)
下地のないところからボチボチやってきて、ちょっとずつ実績が出て、認知が上がって、こうして会社の評価機関に認められるようになったのは素直に嬉しいですね。
振り返りをすると、出来た出来なかったはもちろんですが、改めて自分のやりたかったことを確認出来るのもいいところですよね。
2018年度の目標を宣言。
2017年度の内容と今置かれている環境から、来年の目標をたてます。来年は少しチャレンジングな内容を何個か入れたいと思います。
正確には2019年度に仕掛かりそうな案件も多いのですが、仕込みをしっかりする1年としたいです。
1.Web広告の最適化を実践する。成果3倍以上。
2018年から任せていただける予定です。転職する時にやりたかったことなので、ついに到達。
ダッシュボード構築、体制構築、高速PDCAから、成果を2017年度より3倍以上にします。ゆくゆくは、ベストプラクティスとして記事化か登壇したいですね。
しかし、かなりのパワーを使いそうです…。頑張る!!
2.ファンベースマーケティングの遂行。
ファンベース施策を、三月末立ち上げの会員向けのポータルサイトをベースにして実施します。社員NPSや熱狂度の向上、お客さんのNPSや熱狂度の向上を実現したいっす。
具体的に話し始めていまして、今年は仕掛けとなることを始め出す年にしたいです。
3.加盟店獲得マーケティングのプランニングと遂行。
新たな市場へのコンテンツマーケティング挑戦。多分いける…はず。これも既に着手開始。
4.動画ブランディングのPDCA実践。
ただ動画を作るだけでなく、認知から獲得までのフルファネルを見越した動画マーケティングの実現をしたいです。信頼出来るベンダーと話し始めてます。やるぞー。
5.セミナー登壇、もしくは雑誌掲載合計3回以上。
去年と同じくらいのメディア露出は最低限したいです。そして、露出の質もあげていきたいですね。ほんと、寄稿とかしますんで声掛けてください。笑
6.企業コラボレーションの実現
今年はチロルチョコさんとコラボできましたが、来年は色々面白い取り組みを他企業さんとやりたいですね。2つはやりたい。
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事業主に転職して2年半経ちますが、2016年度は仕込み、2017年度は実践、という感じで2年周期で考えるとうまくいきやすい気がします。
そういった意味で、来年はすぐに結果は出ないかもしれない年。畑を耕し、種をまき、水をやり続けるような取り組みが多そうです。ある程度結果も出したいですけどね、もちろん。
目標を立てる意味を改めて。
毎年毎年目標を立てて、それをブログを通じて宣言するわけですが、なぜやるのかと言うと言わずもがな『自分の軸』ができるので、迷った時に原点に帰れるのと、宣言すると逃げ場が無くなるところですかね。笑
やりますよ~。今年も楽しい一年にしよう。
それぞれ、面白いことがわかったり出来たらブログに必ず書きますのでお楽しみに。
それでは、んちゃ。
体験が人を作る。シミュレーション信仰をぶち壊せ!恐れず体験しろ。体験させろ。
体験が人を作る。子どもも大人も。
どうも、fkdです。
さて、今回は『体験が人を作る』という、大きめのテーマで話してみます。
下記の記事を見て書こうと思ったのでまずご紹介しますね。
「体験が人を育てる」は真実 わが子は席を譲れるか | 舞田敏彦のデータで読み解くDUALな疑問 | 日経DUAL
重要な部分をかい摘むと、
友達の多さ、勉強・体力への自信、自尊心とも、体験活動のレベルと直線的な相関関係にあります。
あと、ここ。
昨年に公示された新学習指導要領では、生きた「体験」による道徳教育が志向されています。(中略)、言わずもがな、「道徳性」「道徳的判断力」「道徳的心情」というのは、教科書の素読で身につくものではないのです。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、かなり見落とされている視点でもあるのが『自分でやらなきゃ結局わからないのよ。』ということ。
子どもに何回も同じことで叱る。それは、子どもの聞き分けが悪いわけでも、叱り方がよくないわけでもない。体験が足りていないことが多いからなのです。口だけで注意しても、わかることはとても少ないですから。
上記のような子どもの話はなんとなくわかると思うのですが、これを大人の世界に当てはめてみても、同じことが言えます。前置き長くなりましたが、今回は、そこを話題に書きます。
体験に勝るシミュレーションはないのに、シミュレーション信仰が過ぎる。
会社で本当にド新規の施策をやる時、必ず求められるのが『シミュレーション』。これをやったら、どれくらい儲かるのかっていうことを予想するということ。
既存施策の延長ならまだしも、そんなことはわかるわけありません。わかったら神ですぞ。
それでいて、一生懸命出したシミュレーションよりもダメだったら『原因分析しろ』、結果が出たら出たで『甘く読みすぎ』と言われる始末。(うちの会社はそんなことはないですけどね。エクスキューズ。笑)
もちろん、無駄にやればいいと言っている訳では無いです。KPIに向けたしっかりした戦略、それに基づく実践プラン、効果検証の仕組みがなければ施策はやってはいけません。
しかし、シミュレーションというのは本来『実践した過去の結果』がなければただの机上の空論であることを、イマイチ理解していないような気がします。
シミュレーションをするためのトライアル(体験)を許容すべき。
会社のいくらかの費用は、このシミュレーションの精度をあげるためのトライアル、つまり簡易的な体験に費やすべきです。
その中で、本当に効果が出そうな施策に予算を投下すればいいのです。
なのに、シミュレーションを信じ過ぎてしまい、
- シミュレーションをむやみやたらに信じ、
- いきなり大規模に投資をし、
- 結果が出ずに追加予算を投じ、
- さらに火の車になる
なんてことがザラに起こっているのですから残念です。
新しくなくなってから試しても遅い。
新しい手法はどんどん試すべきです。ある程度結果が出てから乗ってからでは大抵レッドオーシャンになっています。しかし、そこの踏ん切りがシミュレーションに邪魔されてつかない。
- 担当は新しい施策をたくさん受け入れ、トライアルの必要を伝え、恐れず実施する。
- 上司はトライアルの費用は出資ではなく投資として捉え、許容する。
- そして、シミュレーションを実施し、良いものにアロケーションする。
これが、理想的な状況だと思うのです。
出来るかどうかわかりませんが、僕は来年度はよりトライアルを積極的に実施し、失敗も成功も一緒に連れて歩んで行こうと思っています。
それでは、んちゃ。