FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

【若ツイ】最近流行りのバンドがわかるようになる記事。peggies,yonige,フレデリック,ポルカ,やばTなど

最近のバンドはわからない、そんな方へ贈る記事。

若者を追跡する【若ツイ】。今回は、最近流行りのバンドを必死にご紹介します。

僕自身、最近のバンドがさっぱりわからなくなってしまったので、YouTubeやネットを回り続けてよさげなバンドを探し回りました。その中で、独断と偏見で何個か流行っている(であろう)バンドを紹介します。

若ツイの他の記事はこちらから

昔は下北に住んでたのでハイラインに行ったり、タワレコに行ったりして新しいバンドには結構詳しかったのですが、ご紹介するバンドは一つも知らなかったです。。

しかし、しっかり聴いてみると、全体的にクオリティが高く、曲の面白さというか幅は昔より格段に広がっている気がしました。

みなさんも、調べることもしなくなったのに「最近のバンドはいまいち」なんて言わず今回の記事を見て勉強してください。笑

ちなみに、紹介するのは最近出てきた売れる前のバンドではなく、もう売れて1年は経っているバンドです。かつ数が多いので、最後に書いてますが紹介の第一弾です。

あと、まだ勉強中なのでファンの方からみたら間違ってたり違和感あるかもしれません。ちょっとずつ直していきますのでご承知ください。

以下、今回ご紹介するバンド一覧。バンドと合わせてとオススメの曲を合わせてご紹介します。

それでは、どうぞ。

the peggies/グライダー

関東出身の女性スリーピースバンドで、さわやかな正統派ロック。

今どき珍しくメロディーや編曲が物凄くシンプルで素直なので、思わず紹介してしまいました。

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さっぱりしてて三ツ矢サイダーのCMが似合いそうな感じ。でもドラマチックなストーリーを感じるメロディーで、好感が持てました。

高校生の時出会ってたら、コピバンしたくなる感じ、わかりますかね。笑

有名アニメの主題歌も担当したことがあり、若者の中では全国区です。

これから更なる成長が期待できる、押さえておくべきバンドです。

yonige /アボカド

ぱっと聞いた印象、チャットモンチーとGOGO7188の間のような感じの女性バンド。女性版クリーフパイプなんて例えもされてますが、それは全然違う気がしますが。

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ボーカルの牛丸さんはオーストラリア人とのハーフで美人と話題。元々3人だったのがドラムが抜けていまは2人組+サポートのバンドになったようです。

ギターをメインとした、ちょっとネガティブなメロディーラインと、力強さと美しさを兼ね備えた声がなんだか癖になります。

ちなみに、このアボカドは特に癖が強い曲なんですが、「さよならプリズナー」や二人になってからの「あのこのゆくえ」など、他の曲はもう少し軽い感じ。

yonigeにはアボカドみたいな曲が合っているような気がしますが、ガールズバンドはチャットモンチーのように二人になったら曲調が軽くなるものなのでしょうかね。

なんにしても、めちゃいいですよ、yonige。はまりそう。

おいしくるメロンパン/シュガーサーフ

もう、名前からして気持ち悪く、おじさんには受け入れ難い雰囲気を醸し出してますが、頑張って聴いてみました。笑

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男性スリーピースバンドで、相対性理論の男性版みたいな感じです。 

印象的なギターリフと、中性的でねちっこい声。演奏技術がかなりあるので、完成度が高くて人気があるのが頷けます。

多分、ラドとかバンプ好きな中二病の方が好きそうな感じで、実際ソーシャルのコメントを見ててもそんな感じがします。

ロッキンは結構推してるみたいですが、それ聞くとなんかロッキンってほんとアレになったな、と思います。

うまいですし、好きな人はめっちゃ好きになると思います。しかし、おじさんは、あんまり好きじゃないです。。笑

サイダーガール/ドラマチック

「炭酸系ロックバンド」を謳う、4人組のバンド。

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モロ、アジカンとかBaseballbearの影響を受けたな、という感じの仕上がり。。

4人とも作曲するというので作り手によって全然違う感じになるらしいのですが、だれが書いてもアジカンの仕上がりになってます。。

ABメロから畳み掛ける曲もあれば、静と動の強弱が印象的な曲もあり、構成は素晴らしい。まあ、この手のバンド、アジカンの後たくさん出てきたんですが、その中では実力がある存在でしょう。

僕はサイダーガール聴くなら、アジカンかBBB聴きますが。まあ、チェックしておきましょう。

フレデリック/オワラセナイト

僕はフジファブリックが大好きで、志村さん亡き今も未だに聴いているのですが、フレデリックフジファブリックの流れを汲んでいると思わせる、今回紹介する中では一番好きなバンドです。

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4人組のバンドで、和と洋、ポジティブだけど根はネガティブ、遊んでいるようで真面目というのが本当にフジファブリックを思い出します。

『オワラセナイト』のプロモの仕上がりも抜群ですよね。何回でも観れる。

このバンド、オドループという売れ線の曲で売れたみたいなのですか、本当の実力は『峠の幽霊』の方だと思います。ほんと素晴らしい。これやばい。

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今後も間違いなく聞き続けるバンドです。

ポルカドットスティングレイ/エレクトリック・パブリック

ポルカドットスティングレイ。もう一度、ポルカドットスティングレイ。笑

福岡の4人組女性ボーカルバンド。少しジャジーな印象をうけるおしゃれ系バンドです。

メロディーも独特なのですが、声が気持ちよくて、テンポも気持ちよくて、このバンドもめっちゃ好きです。

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ボーカルの雫さんは見た目もよく人気があるみたいですね。というか、自分がかわいいとわかっててうまく魅せる周到さも感じて、それも好きですね。

ほかの曲も全体的にオリジナリティもあり、仕上がりも抜群ですごくいいです。椎名林檎っぽいとか言われてますけど、そういう曲もあるって感じなだけです。

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うーん、いいですね。

やばいTシャツ屋さん/あつまれ!パーティーピーポー

とりあえず聴いてもらえればすぐその凄みがわかるバンド。

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『しゃ!しゃ!しゃ!しゃ!しゃ!shirts!』

という癖になりすぎるフレーズ。

レッドブルでウォッカ割って飲んで吐いた女持ち帰って』

という天才的なフレーズ。

そして、抜群の歌唱力と、演奏力。化け物バンドです。ほんの少し正統派の峯田的な大阪スリーピースバンド。

既にサマソニ出ているので有名なのですが、おじさんは知らなかった。。

YouTubeで探していた時、本当にTシャツ屋さんの動画と思ったのが既におじさんですよね。笑

勢いがあって面白いバンドで大好きです。絶対売れる。というかもう売れてる。笑

次から次へと産まれるバンド。またすぐご紹介します。

さて、今回は7組くらいご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

他にも良さそうなバンドたくさんあるのですが、全然紹介しきれなかったので、また別の記事で紹介します。

〈紹介予定〉

ほんと多すぎます。。。

しかし、ほんと次から次へと実力派バンドが産まれてきて面白いですね。お楽しみに。

それでは、んちゃ。

大企業でやりたいことをやるための三つの問題とそれぞれの解決策《featuringサイボウズ式 明石さん》

サイボウズ式明石さんにアンサー記事を書いていただけました。

少し前、サイボウズ式の記事を見て

 『大企業に入ったら、若いうちはバット振れない』なんてことはない話。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

という記事を書いたのですが、

発端となった記事を書いたライターのサイボウズ明石さんが、有り難すぎることにこんな素晴らしい記事を載せてくれました。

もう、会社員という1つの肩書きでは「他に代わりがいない」人にはなれない——パナソニック・濱松誠さん&橘匠実さん | サイボウズ式

この記事が産まれるまでの経緯を簡単にまとめると、

  • 明石さんの記事にて出た「大企業だとやりたいことが出来ない(バット振れない)ケースが多い」という最もな話に対し、
  • 「想いを持って入ればどこでもバットは振れる」ということをマケツラ(このブログ)に書いたところ、
  • でも一方で悶々としている大企業の人は確実にいるので、明石さんがバットを振りやすい環境を積極的に作っているパナソニック(One Panasonic)の方にその秘訣をインタビューして記事ができた。

という感じです。

僕の記事はあくまでほんの少しのきっかけとしてかもしれませんが、著名な方に、本当にピンポイントで身に染みる内容を書いてもらえて感謝です。

 

さて今回は明石さんの記事を読んで、僕なりの『大企業で、やりたいことはどうやったらできるのか』の結論をまとめた、アンサー記事になります。

2000文字超えている長文なのですが笑、何回推敲しても端折るところがないくらい気合い入れて書きました。ぜひ読んでいただき、感想貰えると嬉しいです。

さて、本題にうつります。

やりたいことをやるのに熱意と志が必要だが、それを持つのは難しい。

まず、根本の整理。

『大企業でやりたいことをやる』ということにおいては、若者だって、おじさんだって、おばさんだって、平社員だって、役職者だって一緒で、ポイントは『熱意』と『志』があるかが大事ってことは、この記事を読んで間違いないと確信しました。

記事を少し引用させていただきつつ話を進めます。若者に対し必要なのは

自分自身も挑戦しようという「志」を醸成すること。

パナソニックの方はおっしゃってますが、確かに大企業になればなるほど、やりたいことと違う組織になったり、やりたいことを理解してもらう上で「慣例」と比較されるために、やりたいことをやる難易度は明らかに高いです。

志と熱意が必要だが、ハードルがある。

「やりたいこと」、もしくは調査や経験や顧客の声から出た「やらなければならないこと」を『志』として持ち、

「慣例」を壊しながら反対の目を掻い潜るだけの『熱意』を持って実行していく必要があるのです。

しかし、大企業で若い人が『志』と『熱意』を両方持ってやりたいことをやるには高いハードルがあって、確実にモヤモヤしてる若者はいるというのが、この記事を読んで再認識したところです。

モヤモヤする三つのパターンと、それぞれの解決策。

大企業でやりたいことができないという、モヤモヤの原因となるのは3つに分類できます。

  1. やりたいこと(志)も熱意もあるのに、環境のせいでやりたいことができない
  2. やりたいこと(志)はあるが、スキルや自信がなくてやりたいことができない
  3. 熱意があるがイマイチやりたいこと(志)がわからない

一つずつ噛み砕き、それぞれのパターンでやりたいことをやれる方法を、僕の体験談を交えつつ書いてみます。

1.環境のせいでやりたいことが出来ない場合。

大企業ではかなりの確率でこのパターンになります。環境は与えられるものなので、仕方ないですし、ジョブローテーションがある大企業はまだまだ多いです。

こうなると「言っても無駄症候群」に代表されるように、やりたくても何も出来ず志と熱意が時間とともに失われていきがちなので、One Panasonicのような最高の緩衝材組織でもない限り、勉強したりコミュニケーションしたり工夫をしないと、まじ死に体。

今やっている仕事をとことんやるしかない。

この場合、パナソニックの方がいう「今やっている仕事で結果を出すこと」が最短の解決策だと思います。 

それは、やっている仕事で結果を出していると不思議なことに自然とやりたい仕事をやれるチャンスが出てくるものだからです。

 

ちょっと体験談。 

僕も今の職場で、環境がまだ無くてやりたくてもできないことを沢山残していますが、『いまできること』を全力で推進しつつ、虎視眈々とやりたいことのインプットとアウトプットを続けることで、何故かわかりませんが少しずつ環境がついてきて、色々出来るようになりました。

そして、全然やることを想像していなかった大変な仕事も多々ありますが、そこで出会った人からたくさん助けてもらってます。

点と点は繋がる

ジョブスの言葉を借りれば、点と点は必ず繋がります。無駄なことなんて何一つないです。無駄にするかどうかは、あなた次第です。

そして前述のとおり「チャンスはチャンスを待っている奴のところに何故か集まってくる」のです。

  【この場合の解決策まとめ】

今の環境で最高の結果を出せるよう頑張りつつ、やりたいことができるようなインプットアウトプットをしておきましょう。

2.スキルや自信が無くてやりたいことが出来ない場合。

2のパターンでやりたいことができないのは、失敗したら取り返しがつかないのでは、という恐怖心からではないかと思ってます。

  • せっかく大企業に入ったのに、失敗して取り返しつかなくなったら勿体ない。
  • クビになったら次に転職できる自信が無い。

そんな心配があって、バットが振れない。大企業プロパーだと余計に、どうしても覚悟ができません。

正直、僕がバットをブンブン振りまくれるのには、僕が転職組であるのも大きな理由の一つです。パナソニックの方は

『会社にしがみつくのはよくないこと』

なんて表現していますが、まさにこれで、僕のような転職組は会社にしがみついていないのです。極論、辞めさせられてもいい覚悟でバット振りすぎてます。

会社にしがみつかない。

あえてもう一度繰り返しますが、これ、物凄く刺さるキーワードじゃないですか??環境に甘えようとすれば、終身雇用の大企業ならなんとかなります。

しかし、それでいいのでしょうか。会社にしがみつけばつくほど、自分のやりたいことは間違いなく出来なくなります。そして、今は大企業が普通に経営危機になる時代です。

会社や自分をよくしたいなら、やれ。 

スキルは、やりながら身につければいいです。みんな、はじめはやったことない事ばかりです。僕も、動画なんて作ったことなかったし、次の企画だって未知の領域。

そして、一生懸命インプットして、その上で志を持ってやっているからです。やったことないことを、あたかもやったことがあるかのように自信を持って振る舞えばいいのです。

本当に愛する会社をどうにかしたいという志があって、それがやれる環境なら、プロパーだって、準備をしっかりしたうえで、不退転の覚悟でやればいいと思います。

大企業にはそれだけの懐があるはずだし、明石さんも「会社のリソースは活用すべき」とまとめています。

挑戦して失敗したやつを、笑うやつと一緒にいるな。 

実際、今どき、失敗しても辞めさせられることはまず無いですし、挑戦して失敗したやつを笑ったりバカにしたりする会社なんて、いる価値ないので辞めてしまっていいです。

※一つ勘違いして欲しくないのは、辞めればいいということを逃げ道に使ってはいけないということ。やりたいことをやる上で、覚悟をもってやってね、と言うだけの話です。

【この場合の解決策】

会社にしがみつかない。

会社のためなら失敗覚悟に、とにかくやりましょう。起案決裁は、ハッタリでも通せばなんとかなります。スキルや自信は後からついてきます。

3.そもそもやりたいことがわからない場合。

これはそもそも、仕事を自分ゴト化できていないだけのような気がします。

「それって社長の仕事でしょ?」と言う人もいますが、そんな思考停止言葉が出てしまうと、もう大企業での20代・30代のキャリアは終わりだと思います。
だってベンチャーマインドを持っている会社はそうじゃないんだから。

20代・30代の社員が会社を「自分ごと化」して変えていっているわけだから。

パナソニックの方はこんな言い方をしています。(ほんと言ってほしいことを的確に伝えてくれるいい記事ですよねこれ)

僕がどこでもバットは振れると言っているのは、仕事を「自分ゴト化」して、

  • 『自分の仕事を通じて、会社や社会を変えたい』
  • 『自分の仕事を通じて、自分を認めてほしい』

といった志や熱意を持っていれば、場所は関係ないと思っているからです。

必要なことには、志を注ぐ価値がある。

結局、会社のために、自分のために必要だと思っていることは、一見つまらない仕事だろうとそこにたった一つでも志を注入して、熱意をもってやればいいと思うのです。

  • やりたいことがないことを会社のせいにしたり、
  • 自分のブランド化を思っていなかったり、
  • 何も勉強やアクションをしていなかったり、

上記のような人に、やりたいことがないなんていって欲しくないですよ。

例えば、あなたが今やっているExcelの単純作業は、マクロ化したらもっと楽に、早く、一段階上のクオリティでアウトプットできるようになるかもしれません。そして、あなたは唯一無二の存在感を得るかも知れません。

志や熱意を注げるようなやりたいことって、意外と目の前に転がってませんか?

やりたいことって、環境によって変動するものではないでしょうか?

やるべきことを全てやって、それでもやりたいことがないなら、転職するか、高い高い塔を作ってそこで仙人として暮らすべきです。

【この場合の解決策】

とにかく、自分ゴト化しましょう。目の前の仕事に志を注ぎましょう。

あなたの仕事は、あなたが最適化するしかないです。あなたのことは、あなたがPRするしかありません。

共通して必要な、自己ブランド化と熱意を産む「発信行為」

志について長々と書きましたが、もう一つの重要な『熱意』について、別の記事を引用しつつまとめます。

「最近の若者は、」と口にした時点であなたの負け。若者の考えはどんな時代であろうと絶対に正しい。 | リーディング&カンパニー株式会社

若者は熱意の出し方がわからない。

僕もそう思いますし、パナソニックの方もここが課題と暗におっしゃってると思います。

熱意は全ての源泉です。

熱意をいかに引き出すかが今後のマネージメントの鍵とも言えるでしょう。

一つ、記事を読んで思ったのは、やったことが埋もれないように発信していくことの重要さ。自己ブランド化と言うのは、徹底的に発信していくことが必要です。

この発信行為を積極的にやり、みんなに褒めてもらうこと、そして『社会出世』することが次の熱意に繋がるので、みんなで発信して、みんなで褒め合うことを何人か一緒にやっている若手とやろうと思いました。

大企業でも、やりたいことはできるはず。

結局、どの場合も挑戦しようとする志があれば、大企業でも時間はかかれど、なんらかのやりたいことはできると思います。

そして、繰り返しますが、やりたいことって、ピンポイントにあるものでもなく、常に流動的にあるものだと思っています。

あと、会社や自分にとってためになるなら、四の五の言わずやれよと思ってます。

  • いかなる環境でも志と熱意を失わなず
  • 自己ブランド化や社会出世にこだわり、
  • その部署の中だけでもいいから、他に代わりがいない人になろうとすれば、

どこでも、なんでも、やれるはずです。

少なくとも僕は、そう信じて仕事をしています。

ブログやっててよかった。 

最後に。

今回の明石さんとの記事のやりとりは、ブログをやっていて本当によかったと思える時間です。

僕の記事がほんの少しでも作用してOne Panasonicの記事が産まれ、たくさんの人にこの素晴らしい記事が届き、社会的にほんの少しでもポジティブな効果が出ているのであれば、それは本当に嬉しいことですから。

明石さん、ありがとうございました。素晴らしい記事なので、読んでない方は必ず読んでください。

それでは、んちゃ。

社内宛のメールでも『〇〇様』と様をつけると、コミュニケーションが活発になる話。

ネットで少し前に話題になった「さん付け会社は崩壊」記事。

この記事、見れば見るほど批判もしたくなるのですが、

toyokeizai.net

これ、私も全然共感できず炎上商法なのかと思ってます。

しかし、ほんのわずかだけわかるところもありちょいと書いてみます

うちの会社では社内メールでも『〇〇様』と様付で書く。

これ転職してきてカルチャーショックを受けたことの一つなのですが、社内の別部署の方にメールする時、様付にします。

初めてこれを知った時、

などなど思いました。

みなさんもそう思いますよね??

しかしこれ、いまはすごくよい文化だと思ってます。

理由はたくさんあるのですが、三つにまとめます。

  1. お互いの仕事を尊敬しあえる
  2. 逆に頼みやすい
  3. 公私の混同が起きない

一つずつ解説していきます。

1.お互いの仕事を尊敬しあえる

大きな会社になればなるほど、様々な部署が存在します。業務も本当に様々で、例えば僕の部署はデジタルマーケティングをやっていますが、受電部もあれば事務部門もあり、それぞれの業務の細かいところはお互いほぼ知らないです。

そうなった時、社内の人間とはいえ別の部分で会社のために仕事をしている方に、尊敬の念を込めて様付をするのは至極当然のような気もします。

自分の仕事以外をやっている方は、全て上の方と見なして、様付にする。

これは、前職では無かったすばらしい文化だと思いました。

2.逆に頼みやすい

1の尊敬の念があるからなのか、文化的に自分がへりくだるので、知らない方にも気軽に分からないことが聞けます。

さん付け文化というのは身内にはいいですが、外から見ると途端に非常に閉鎖的になります。(楽天のようにニックネームまで行けばまた話は違うかもしれませんが)

見ず知らずの人にいきなりさん付けのメールはしにくいですが、様付なら逆に質問の連絡やメールがしやすいです。

フランクな感じだった前職でも、不思議と他部署には気軽に質問しにくかったような気がします。

いきなり様付にしたら仰々しいし、さん付けでいきなり頼むのも、しにくい。だから結局聞けない、なんてことはざらにあります。

様付にすることで、気軽に質問できるようになるのです。

3.公私の混同が起きない

さん付けがデフォルトだと、いきなり距離感を間違える人がいます。

しかし様付だと途端にビジネスになりますから、公私の混同が起こりません。

まあこれは1の尊敬の念が生まれる、ということにも通ずることでしょう。

様付で宛名を書くと、社内のコミュニケーションが捗る。

上記の理由で、様付文化によってコミュニケーションが捗っていることは疑いようがなく、正直良いと思います。

僕も転職してきてまだ一年半なので知らないことだらけですが、本当に気軽に聞けるのは有難いですし、僕のところにも知らない方からの質問がたくさん来ています。

一方、もちろんセクショナリズムを感じるところもありますが、それでも風通しは(自分で積極的に動けば)悪くないと思ってます。

 

さん付け会社は崩壊。

冒頭の記事、頭から否定せずこうして考えてみると、いい側面もあるかもしれないですよ。

他部署に尊敬の念が無い会社は、滅ぶというのは間違いないと思います。

それでは、んちゃ。

森永製菓とカゴメが語る、ブランドの原点回帰論(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその3)

ブランドは、原点回帰を忘れている。

これまた宣伝会議アドタイデイズのセッションで興味深い話があったので共有します。第三弾です。以前の記事はこちらから。

宣伝会議アドタイデイズ2017セミナー共有。LOCARIが語るオトナ女子の三つのポイントと、DELISH KITCHENが語る動画制作のコツ。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

【若ツイ】ポカリスエットの若年層向けキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』に感動した話(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその2) - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

さて、本題。

最近はブランディングをどうするか、という議論が活発に繰り広げられていますが、意外と『新しい生活者に、新しいブランドイメージをもってもらう』ということがゴールになっているのではないでしょうか?

僕も少しそういう節があったのですが、森永製菓でウィダーインゼリーを担当されている佐藤さんと、カゴメの野菜生活を担当されている重友さんのセッション「魅力あるサービスづくりに必要なことは何か?」を聞いて、原点回帰の重要性を再認識させられました。

我ながら、必読の記事だと思います。

ウィダーインゼリーの失敗例。

まず、ウィダーインゼリー佐藤さんのお話。

ウィダーインゼリーは一度大きく売り方を変えたのだが、売上が2割下がった。そこで、原点回帰をしたらうまくいった。

ロングセラーブランドとして、更なる発展のために別の土俵に行ったら、そんなことは新旧ユーザーは求めてなかったという結果が出たという、失敗談を惜しげもなく披露してくれました。本当に失敗談は参考になりますね。

結果的に今までのお客様を捨てて、新しいお客様を取りに行ってしまった。今の顧客を徹底的に大事にすべきだった。

新しいブランドメッセージにするということは、古いメッセージを捨てるということ。

古いメッセージを捨てるということは、既存顧客を捨てることになりかねません。

新しいメッセージは、新しいブランドに任せる。

そして、こんなことも述べています。

思い切ったことをやるのは、新しいブランドや新興勢力がやればいい。

生活者が離れているのは、今のブランドメッセージに共感しているのではなく、今のブランドメッセージすら伝わっていないから。 

この視点、お読みになっている方にとっては当たり前かもしれませんが、僕にはとても刺さりました。

せっかく作り上げたイメージを壊してまでやることか?

新しいイメージは高尚なもので、生活者に求められているのでしょうか?  

僕はこのセッションを聞いて、今のブランドイメージを今一度伝えることに取り組んでいる今の方向性は、やはり正しいことだと認識しました。

最後に、重友さんはこう述べていました。

ブランドイメージは企業が発信するのではなく、生活者が何と言っているかに尽きる。

これはズシンと刺さりました。

ブランドメッセージを伝えようという考えは捨て、ユーザーが持つブランドイメージを今一度丁寧に語っていきましょう。

ちなみにこのセッション、ある程度ブランドが長く続いていないと刺さらないようで、途中退席が目立ちました。というか、セッションのタイトルがあいまい過ぎてわかりにくかったのかもしれません。。

しかし、内容はとてもすばらしく、よっぽど変なセミナー聞くより得るものが遥かに多かったように思います。

さて、宣伝会議アドタイデイズのまとめは一旦終了です。

引き続き、セミナー参加しましたらまとめます。

それでは、んちゃ。

【若ツイ】ポカリスエットの若年層向けキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』に感動した話(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその2)

若者達の熱量、パない。

宣伝会議アドタイデイズ2017の報告第二弾です。

前回の記事はこちらから。

宣伝会議アドタイデイズ2017セミナー共有。LOCARIが語るオトナ女子の三つのポイントと、DELISH KITCHENが語る動画制作のコツ。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

今回ご紹介するセッション「デジタルとマスを融合した、イマドキティーンと『まみれる』マーケティング」では、MixChannelの西村さんと電通クリエイティブディレクター真鍋さんが手がけたポカリのキャンペーンの話をしてくれました。

キャンペーン自体は知っていたのですが、よくよく見るととにかく情熱とエネルギーに満ちた若者達の姿があり、ポカリどうのこうのというよりも若者っていいなー、すごい、と思ったので皆さんにセッションの内容を紹介します。

とても刺激になるので、ぜひ読んでください。

ポカリスエットのキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』

ポカリガチダンス選手権はポカリスエットCM連動のキャンペーンで、簡単にまとめると

「ポカリガチダンスを真似てMixChannel経由で応募し、入賞するとマスCMに出れるよ」

というもの。期間は半年以上前に開催されたキャンペーンです。

これがポカリガチダンス。

youtu.be

難しすぎて手に負えない。。笑

でも、この難しさこそがキャンペーンのポイントでした。

ミクチャとの連動によって、熱意を引き出した。

ダンスキャンペーンは恋ダンス以来結構流行っているので、目新しさがないかもしれません。

それでもミクチャの遊び心とポカリの親和性が相まって高難度のダンスだからこそ、『600投稿、380万再生』という実績に加え、とんでもないクオリティの作品がUGCコンテンツとして産まれています。

もちろん、裏でここまで狙っていたであろう戦略は秀逸たるもので見事の一言なのですが、熱量をもった高校生のポテンシャルを最大限引き出したのが勝因でしょう。

これは入賞作品を繋ぎ合わせたものですが、繋ぐだけでもこれだけのクオリティ。

youtu.be

なんかこの動画見たら泣けてきてしまいました。 。笑

次に紹介するのは準優勝の動画。

www.youtube.com

この動画が一番工夫されていつつ、時間も手間もかけていて一番好きです。
ねね、すごくないですか?何回見ても泣けてくる笑

何のために?それは愚問。

「ただポカリガチダンスを踊って投稿する」というシンプルなお題なのに、コマ割り、演出、衣装、背景などなど、自分たちでどうしたら目立つかを考えて、それを手間を惜しまず準備して撮って編集する。

ただクオリティを追求するため、友達といいものを作るため、それをたくさんの人に見てもらい褒めてもらうためー。

なんか、若い時に学祭で頑張って作り上げていた時のことを思い出しました。何のために頑張るのか、そんなことは愚問。

真鍋さんも、自動拡散性と、クリエイティブのクオリティが正直想像のはるか上をいっていたと述べています。

キャンペーン成功の裏として。

もちろん、企業のキャンペーンとして成功させるための裏の努力は計り知れません。

詳細はこちらの記事にありますのでこの記事では割愛しますが、 

adgang.jp

真鍋さんはこのセッションで成功のポイントをこう教えてくれました。(一言一句一緒ではなくニュアンスです。)

『若者向け若者向けと、いまはどの企業も言いますが、それだけでは曖昧で何もできません。

あえて投稿のチャネルをミクチャ内に絞り、更にお題の出し方をミクチャの文化に徹底的に合わせることで、

  • 熱量の高い、かつリテラシーの高いユーザーに対してのみアプローチした。
  • ただアプローチするのではなく、企業感を抑え嫌悪感を抱かせないようにした。
  • 面白い、自分もやりたいと思わせ投稿を促した。

ということに成功しました。』

これは本当に参考になりますね。あえて絞る大事さ。

あと、自分自身で徹底的にミクチャを使い、文化を体感した上で施策を考えたとのこと。それがミクチャのポテンシャルを最大限引き出せた要因だろうと本人もおっしゃってました。

ミクチャがうちの会社が訴求したいユーザーに伝わるかどうかはわからないです。

 

そしたら別の媒体でやろうとは考えてますが、やる時はしっかりその媒体の文化を感じようと思います。

マーケットインからの脱却。

あと、ターゲットありきのマーケットイン発想だと何も産まれないですよね。視野を広く持とうと思いました。

「マーケット・イン」じゃダメな理由 - 電通報

ミクチャは13~18歳の女の子が大半です。クレジットカードなんて全然関係ない年齢なので、マーケットインの発想だとそもそもミクチャなんて問題外になります。

しかし、本当に届けたいメッセージは信頼感や安心感。若い女の子のgrooveから、世の中に伝えられることはあるような気がします。

それくらい、若者の熱量は凄いし、素晴らしい。

いつの時代も、若者はすごい。

なんか『今どきの若者は』とか言いたくなってくる年頃ですが、なんか自分たちの時代よりポテンシャルはずっと高いような気がします。

そのポテンシャルを見せられる場を、気分を害さないように提供するだけでも、エクスペリエンスの場として提供するだけでも、マーケティングとしては充分なんだろうなぁと大きなヒントを得たセミナーでした。

それでは、んちゃ。

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