『じゃんけんの手』を評価する。【評価シリーズ】
評価シリーズ、第二弾。
さあ、前回に引き続き、皆さんお楽しみ?の『評価シリーズ』第二弾です!
どの曜日が一番か、順位をつけてみる話【評価シリーズ】 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)
なんと、今回は「じゃんけんの手」を評価します。じゃんけんの手の評価って何…?と思った皆さん。今まで、じゃんけん自体の評価はされてきたはずですが、じゃんけんの手、グー、チョキ、パーの一つ一つの評価はされてないはず。今回はそこにスポットを当てた評価なのです。
評価方法は「グー、チョキ、パー」それぞれのおすすめ具合を独断と偏見で点数付けし、栄えある「じゃんけんの手大賞」を決定します。
何かのおすすめかわからないおすすめ度は
★→1点
☆→0.5点
で表し、五点満点です。
『じゃんけんって、公平だから評価なんていらいないでしょ?』
そんなふざけたこと言う人には、チョキで目潰ししちゃうんだから!!!
じゃあいくよっ!じゃーーんけーーんポッ
グー
世界共通で石、ハンマーなどの硬めなものを表現している。チョキに勝ち、パーには残念ながら負ける。
興味深いのは、以下の統計。
最も多いのはグーで4054枚(35.0%)、次はパーで3849回(33.3%)、最も少ないのはチョキで、3664回(31.7%)と、かなりのバラツキが出た。
どうやら反射的に出す時に人は拳を握ってしまいがち、ということもあるようで、
『いやんっ!気がついたらまたグーを出してしまった!』
なんて人が多いのではないだろうか。
出した後に後悔することも多いはず。出したくもないのに出してしまう、魔性の手。それがグー。
まるで、ダメとはわかっていても反射的に手を出してしまう「特売のお菓子」のようだ。
という訳で、評価はあまり良くない。点数低いからって、グーパンチで殴らないでね。
おすすめ度:★★(2pt)
チョキ
こちらも世界共通で、ハサミ、釘といった尖ったものを表現している。クチバシ、なんて国もある。パーには圧勝、グーにはなす術なく負ける。
チョキって、見た目は一番いいよね。なんたって、ピースサインなんだぞ。
でも、パーは手を開くだけ、グーは手を握るだけなので、その点チョキは「お母さん指とお兄ちゃん指のみ伸ばして、お姉ちゃん指と赤ちゃん指はお父さん指で確保しておく」といった具合に、出す難易度が高い。
『チョキ出すぞっ!』と安西先生並の確固たる決意を持たないと、とてもじゃないがチョキなんて出せるわけがない。
チョキ、出すのが本当にキツイ…。スタイリッシュなのに…。これは、ピース(平和)がいかに難しいことなのかを、暗に示しているのではないだろうか?深い。深すぎる。
そんなチョキは、見た目も中身もいいのにどこかとっつきにくい「泉に落ちて出てきたジャイアン」のようだ。
評価はかなり高めにせざるを得ない。
おすすめ度:★★★★☆(4.5pt)
パー
紙、布など包むものを表現している。これまた世界共通。グーにはギリ勝てる。チョキには瞬殺されてしまうよ。
よくよく考えてみると、パーは圧倒的に弱い。紙とか布だし。そして、『パー』って名前も、よくよく考えるとひどい。パーて。
しかし、包み込むという概念は、評価せざるを得ない。石、ハサミといった凶器(狂気)にに対し、包み込むという方法で戦いを挑むその姿、そのスタンスは称賛に値する。
チョキより、よっぽどピースサインなんじゃないだろうか?そのスタンスはまるで「孫子」のようだ。
評価は、やっぱり元々が弱いのがありつつ、スタンスによって評価を上げたので、中間程度となった。
おすすめ度:★★★☆(3.5pt)
栄えある「じゃんけんの手大賞」に選ばれたのは・・・
『チョキ』
でした!おめでとうございます!!
まさかチョキが大賞なんて、誰が予想したでしょうか。いや、そもそも誰も予想してないよね…。
つか、じゃんけんの手を評価したこと自体、もっと評価されるべき。俺。
というわけで、次回の評価シリーズもお楽しみに!!
それでは、んちゃ。
SEOの検索順位ごとのクリック率データを公開してみる。
SEOのシミュレーションに必要な、クリック率。
僕は予算をもらってSEO・コンテンツマーケティング・その他WEBプロモーションを推進する立場にいますが、施策実施にあたり必要となるのが『効果のシミュレーション』。
特にSEOは効果に直結しやすいのでシミュレーションの精度が求められるのですが、シミュレーションに必要になるのが「検索順位ごとのクリック率」。
海外が出しているクリック率のソースはあるのですか、データも古く、日本と海外は性質も文化も異なるので全然参考にならない…。
検索順位ごとの推定クリック率を出してみました。
というわけで今回は、私の経験と、自社のデータと、世の中のクリック率データを元に検索順位のクリック率を出してみましたので、ぜひ参考にしてください。
これ、敵に塩を送るのかもしれないんですが、検索マーケティングが発展するためには必要だと思ってます。だって、よくわからないソースを活用しているのなんて、マーケターとしてイマイチだと思いませんか?
そして、別にこのデータGoogleのツールで誰もが見られる一般的な数値をまとめただけなのですが、怒られそうになったら非公開にしますのでご注意。笑
《諸注意》
※今回のうちのデータは、ブランド名とナビゲーションサーチを排除したデータです。
※後述の特性がありますので、お使いの際は気をつけてください。
※使う際はご一報いただきたいのと、出典を必ず載せて貰えると嬉しいです。
検索結果ごとのクリック率はこちら。
さて、早速公開します。
いろいろなデータを基に出してみましたよ。
順位 |
①当社一般語※1 |
②他平均※2 |
③Net Booster ※3 |
①②③+経験からの想定 |
1位 | 18.4% | 29.9% | 19.4% | 20.0% |
2位 | 9.3% | 13.1% | 15.1% | 12.0% |
3位 | 6.5% | 9.3% | 11.5% | 7.0% |
4位 | 4.6% | 6.5% | 8.9% | 5.0% |
5位 | 2.7% | 4.9% | 7.2% | 3.0% |
6位 | 2.6% | 3.7% | 5.9% | 2.5% |
7位 | 2.0% | 4.6% | 2.0% | |
8位 | 1.7% | 3.9% | 2.0% | |
9位 | 1.6% | 3.4% | 2.0% | |
10位 | 2.1% | 2.8% | 2.0% |
※1 サーチコンソールよりブランド系やナビゲーションサーチのクエリを除いた2,000キーワードくらいの平均。(2017/2,3,4のデータ)
※2 他データ平均は、以下の記事の参照元すべての数字を平均化したもの。2014年までのデータ。
グーグル検索結果の順位別クリック率2014年版 + ページランク正式終了!? のお知らせ など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
※3 NetBooster公開データ(2014)より。
Googleウェブマスターツールの検索クエリのデータ参考、対象キーワード数:120万、対象ブランド54、ブランド検索を除いた一般的なキーワードだけが対象とのこと。
検索順位別クリック率(CTR)と年代別推移まとめ
データを作ってみた所感。
このデータを作ってみようと思った経緯は、「いま市場に出ているクリック率のデータは高めの数字なのではないか?」という感覚からでした。
シミュレーションしてみても、実際それ通り流入が増えた経験が無かったのです。
そして、データを出してみたら、実際そうでした。
ブランド名を除いたとしてもいわゆる指名買いに近い「ナビゲーションサーチ」が含まれると、急にクリック率が高まったりします。これ、市場のデータって抜いてあるのでしょうか??
いわゆる情報を探している「インフォメーションサーチ」の場合、思ったより1位になっても押されないし、5位以下の減衰率は高いです。
ちなみに、④の想定値は、うちのデータが低いので少しうわブレ補正をかけた数字です。しかし、②③に寄せるほどでは無いので、あくまで自社のデータをベースに少し上げた程度です。そこそこ精度高いと思います。
ブランドやクエリによって全然変わることに注意。
一部繰り返しになりますが、あくまでこのデータは、
- 個人向けのリード系商材
- 比較が必要な場合がある
- そこそこブランドネームが浸透している
- ブランド名やナビゲーションサーチは含まない
- 検索結果画面の見た目(title,metaを直す、リッチスニペットなどの改善余地はもちろん有)
といったような、うちの会社のマイナスバイアスがかかっていたり、市場のデータよりインフォメーションサーチに特化したデータなことにはくれぐれも注意してください。
「トランザクションサーチ」と呼ばれる商品を選ぶクエリ、寡占的な商品のクエリ、BtoBなどはもう少し高めに推移するはずです。
上記数字は、あくまで、一般語かつインフォメーションサーチの参考としては生かせると思います。
是非ご活用ください。
こちらのデータ、結構使えると思うので、ぜひご活用いただければと思います。前述の通り、出典とかは書いたり一報くれると嬉しいです。
ちなみに、このデータを元にシミュレーションが失敗して、採算が合わなくても一切責任は取りませんよっ!!笑
それでは、んちゃ。
7月11日 GinzaMetrics主催セミナーに登壇しますので宣伝。
僭越ながら、登壇させていただきます!
SEOのステキツール、Ginza Metricsユーザーなのですが、御縁ありましてGinzaさんのセミナーに登壇させていただくことになりました。
----------
GinzaMetrics SEO Driven Conference Tokyo 2017 Summer | 7月11日(火)開催(無料)
----------
転職後の目標の一つ、そして今年の目標に掲げていたので、非常に嬉しい&ありがたいです。
せっかくなので僕にしか話せない面白い話をしようと思います。
テーマは…
今回は、
- 事業主でコンテンツマーケティングをはじめたいと思ってもなかなかできない方
- もしくはなかなか軌道に乗らない方
に向けて、かなりリアルでギリギリ出せるくらい具体的な事例を話そうと思っています。
世の中、コンテンツマーケティングという言葉がバズワードとなっていて、色々な会社がサービス提供しています。
しかし、クオリティの差はあれど、どこでやるのかはハッキリ言って全く関係なく、事業主としてどこまで社内の下準備を出来ているか、マネージャーにどこまで覚悟を追わせるかが全てだったりします。
その辺を、数値や立ち回り方を含めてご紹介する予定です。
ぜひいらしてください~。
また、一緒に登壇するスピカさんは先進的かつ圧倒的なクオリティのコンテンツマーケティング施策を成功させています。
僕の話は規模的には小粒ですが、全然毛色が違う話なのでどの会社規模の方にも楽しんでいただける内容になるはずです!
ご都合合う方は、ぜひ気軽にお越しください!
登録はこちらから。笑
7月11日(火)GinzaMetrics SEO Driven Conference Tokyo 2017 Summer
全然資料作ってないので、頑張ります。苦笑
#すいませんが晴れの機会なので、毎回の投稿のフッターに載せてください。
それでは、んちゃ。
【若ツイ】若者に流行りの『お洒落バンド』がわかるようになる記事。CHAI,スカート,Yehyelなど
あまりにもいいバンドがありすぎて、第二弾〈おしゃれバンド特集〉。
前回の若ツイでご紹介した最近流行りのバンド。調べれば調べるほどセンス溢れるバンドがどんどん出てきまして、今回は第二弾です。
第1弾はこちらから。
【若ツイ】最近流行りのバンドがわかるようになる記事(peggies,yonige,フレデリック,ポルカ,やばTなど) - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)
前回はいわゆるバンドバンドしているのを集めたのですが、今回はより趣向が個性的なお洒落なバンドを集めてみました。
本当はもっと紹介したいのですが、深刻な長さになるので渋々その中でもオススメの6組に絞りました。
- CHAI
- スカート
- Yehyal
- sumika
- パノラマパマナタウン
- ぼくのりりっくぼうよみ(※ラッパー)
- (次点:Mrs. GREEN APPLE、雨のパレード、MOSHIMOなどなど…。)
ここ最近はずっと流行りっぽいバンドを聞いているのですが、昔に比べ趣向がバラバラ、かつテクニックがあり、「いわゆる邦楽バンド」が少なくなっている印象です。
それでは、どうぞ。(次点は紹介してないので興味あったら聴いてください)
CHAI/sayonara complex
浮遊感溢れる独創的な音楽と声。抜けきった感じがなんとも気持ちよく、センスの塊のような名古屋出身女性4人組バンドです。
『NEOかわいいガールズバンド』というコンセプトをかがけている不思議なバンドで、その根底にあるのは「ガールズバンドが可愛いだけで売れるのは許せない」という根暗な根底があるらしいです。
こういったらお互いに失礼かもしれませんが恐れずに言うと、確かに対極にいるスキャンダルのようなバンドに比べるとルックスは劣りますが、音楽のクオリティやこだわりは比較にならないです。僕はCHAIの方が断然好きです。
既にヴィレヴァンとかにも目をつけられていて、グッズもかわいい!バンドというか、マスコットとしてもかわいい存在。ウェブサイトのクオリティもやばいです。
ガールズバンド筆頭のクオリティを奏でるCHAI、ほんとオススメです。やばい。
スカート/CALL
くるり+はっぴいえんど+フジファブ+永積さんって感じの、いかにも僕好みなバンドです。
声も、メロディーも、編曲も、めちゃくちゃ好きです。エンドレスで聴いてられる。
バンドとはいっても、超実力派の澤部さんソロ+サポートという構成。かつ2006年から活動していて、色々なバントの音源やサポートで参加しています。
最近色々なメディアに出始めてきていて、注目が集まるようになりました。見た目もかなりフクヨカなので、目立つんですよね。笑
スカートは、若ツイ作っててほんと巡り会えて良かったと思えるバンドです。
Yehyal/Once
ヤイエル、と読む2015年3月に3人で結成されたバンドです。
初めて聞いた時、え、これ洋楽じゃないの??とびっくりしましたが、日本人バンドなんですよね。
正確に言うと、ルーツが外国にある日本人が組んでいるバンドのようです。なので言語の壁すらありません。
- 日本人という枠をとっぱらい、
- 説明をとっぱらい、
- 徹底的に理詰めで、
- 今流行りの単純におしゃれで無駄にポジティブな音楽に皮肉と疑問を投げかける、
- ポストロックでオルタナなバンドです。
とにかく圧倒的な先進性で、新しい形はここにあると言わざるを得ません。ジャンルも、どこに置いたらいいのか全然わからん。
ある人はYMOの再来と言うくらいの衝撃。
邦楽というより、まず100%世界的に活躍するであろうバンドなので、四の五の言わず聴きましょう。
sumika/ふっかつのじゅもん
神奈川県出身のおしゃれ4人組バンドです。
ライブは毎回ゲストを入れて行われ、音楽家以外にも 映像作家、写真家、絵描き、建築家、陶芸家、彫刻家、詩人… など様々な芸術家と共に作品を制作するという方針 (Wikipediaより)
というアーティスティックな集団で、バンドというよりパフォーマーという感じ。もちろん、バンドとしての実力も圧倒的です。
曲も結構華やかな印象を抱きますし、聴いたり観たりすると元気が貰える素敵なバンドです。
今どきの子が好きそうな要素が集まっているバンド。とりあえず「sumika好き」って言っておけば間違いないと思います。笑
パノラマパマナタウン/SHINKAICHI
2013年結成、2016年メジャーの4人組のオルタナバンド。ロッキン主催のコンテストで賞をとったり、早くから才能が認められていたバンドです。
ポップで今風なところもありつつ、どこか昔の雰囲気も持っていてちょっと中毒性があります。スネオヘアーをめちゃくちゃ明るくした感じ。(わかりにくいが。)
バランスが良くて、地に足がついていて、長く活躍してくれそうな実力派のバンドです。
ぼくのりりっくぼうよみ/sub/objective
すいませんバンドではなく、1998年生まれの超新世代ラッパーですが素晴らしいアーティストなので紹介させてください。
ニコ動で話題になり、その声を聴いた現事務所の社長が惚れこむ。一気にレーベルと契約、資生堂や映画とタイアップ。
信じられないようなシンデレラストーリーですが、それを可能とする独創的なリリックとメロディー。
名前を聞いてなんだこいつとこれまた敬遠しがちなジジイ発想を捨てて聴いたのですが、本当に凄すぎてびっくりしました。。
僕は普段ラップはそんなに聞かないので細かいことは書きませんが、とにかくかっこいいので聴きましょう。
#しかし、MVは流石に意味わからなすぎて全然ついていけなかった。。
普通にアウトプットするだけじゃ埋もれる時代。
スカートを除くそれぞれのバンドはだいたい90年代後半産まれの若手中心のメンバー。
聴けば聴くほどそれぞれのバンドが、
- 胸のうちに静かに煮えたぎる想いを、
- どこか冷静に、
- 斜に構えながら、
- 独自の切り口を見せつつ、
という感じでアウトプットしているような印象を受けました。
今って、昔と比べて普通にアウトプットしてるだけじゃ埋もれちゃうんですよね。その分クオリティも高めないといけないし、特徴がないといけない。
蓄積する情報の中で生きていくのはなんとも不遇だなあと思いつつ、クオリティが上がるのはいいことに決まっているので、嘆かず若者達と一緒に遊んでいければと思います。
う、じじいくせぇ。。
次回若ツイもお楽しみに!我ながら若ツイ、ほんといい記事ですよね~。笑
んちゃ。
マーケターには「イシューレイジング」が必要な理由。
イシューレイジングしたい!!
ブログを始めてかれこれ数ヶ月。
書きたいこと書いているので別にテーマも『マーケティング+雑記』というざっくりな感じですけど、以下の記事にでてくる『イシューレイジング』という言葉を聞いて「これぞ!」と思ったので書いてみます。
あと、マーケターとして、必要なスキルだとも思いますので、今回はまとめてみます。
まず、イシューレイジングとは。
まずはイシューレイジングって何か、記事を引用しつつご紹介します。
僕は記事を書いて発信するメディアを、これはNPO業界の言葉ですけど、「イシューレイジング」のツールとして捉えています。よく寄付を集めることをファンドレイジングと言いますが、「イシューレイジング」というのは、そのイシュー=テーマを世の中に認知してもらうということ。
自分にとっては既知の情報で、自分にとっては当たり前の視点だとしても、ある人にとっては未知のことで、新たな視点が得られることがあります。
「イシュー」を改めて取り上げ、わかりやすく、場合によっては面白く伝え、議論のテーマへと「レイジング」させる。
このイシューレイジングこそ、僕がブログや転職先でやりたいことであり、マーケターに必要なことです。
マーケティングにおけるイシューレイジングは、まあ普通。
基本的に、商品やサービスは世の中にある不具合があったり、不親切であったり、不満があるモノゴトを解決されるために作られたり、改善させるために作られます。
それらを売るためには、当たり前ですがなぜ必要なのかを理解してもらわなければなりません。
サービスを作るにしても、あるサービスをプロモーションするにしても、『潜在的に』不満があること、もしくは商品やサービスを持つと『実は』幸せになるという「イシュー化」からはじまります。
これ、普通にやっているマーケターが多いと思います。そもそも、マーケティングの本質だったりしますからね。
マーケターにとっては、社内のイシューレイジングが難しい。
しかし、『社内』だとびっくりするくらい世間のイシューが理解されない、イシューレイジングができないことが多いです。 そしてそれは、新たな施策に取り組めない原因となりがちです。
というのも、大企業になればなるほど、もしくは勢いがあればあるほど、臭い所に蓋をしがちになるし、顕在化していたイシューも時間とともにどんどん埋もれていくからです。
イシューレイジングのやり方。
一般的なイシューレイジングの流れですが、
- 自社の商品やサービスで、ユーザーにとって足りていない視点(うまく伝わっていない長所)を洗い出す。
- なぜ足りてない(伝わっていない)のかのASISと、足りる(伝わる)とこんないいことがあるというTOBEを整理する。
- そのGAPに対し、適切なアプローチを考える。
- 考えたアプローチを、今までを否定しないようにしつつ、とにかく面白く伝える。
こんな感じです。
これ、3までは基本的なので当たり前に見えますが、肝心の4、レイジング工程が雑だとうまくいかないです。
1でせっかくいいイシューがあっても、正論を淡々と伝えられると
- 「今までの自分や文化や歴史自体を否定した」と怒り出す
- 逆に、自分事にならず重要性が伝わらず「ポカーーーーーン(゜д゜)」となる
- 「どうせ自分や当社は…」と拗ねる
と言った感じで、むしろ嫌な思いをさせてしまい施策ができなくなってしまうのです。
これ、ほんとまじでそうなんです。そう、まるで駄々をこねる子どものように。
レイジングはまるで、子どもを諭すようにしよう。
では、どうやってイシューレイジングをするのかというと、
- 『出来ていない』という正論ではなく『出来るとさらに良くなる』という伝え方にする。
- 出来るのに何故やらないのか?というところを徹底的に追求する。
- 市場動向を数字ではなく『時代劇のようなストーリー』で話す。
- とにかく熱意をもって語る
などなど、ドラマチックに、そしてまるで子どもに教えるかのようにレイジングしましょう。
誰だって、やったらいいことはやりたいに決まってます。しかし、教えられ方や伝えられ方によっては、その気持ちはすぐに萎んでしまいます。
『自分事にする』『自己肯定感を損なわせない』『ちょっといいな、と思わせる』。これが大事です。
イシューをレイジングすることはとても貴重で柔らかいこと。とにかく優しく、熱意を持って丁寧に伝えれば、イシューは必ず伝わります。
みなさん、社内資料をつくるとき、子どもに伝えるように作ってみたことありますか?
ぜひ、この記事を参考に、イシューレイジングを一つしてみてください。僕も改めてやってみます。
常にイシューレイジングしなければならない。
僕は仕事をしているからには、自分ならではの考えを持ち、いまの環境がいかによくないかをわかりやすくまとめ、それを改善する施策を常に考えています。
コンテンツマーケティングだって、イシューレイジングするためにやっています。
結局は売るためですが、もっと便利に、よくなることをユーザー教えているだけというスタンスです。
僕がコンテンツSEOしかやらないのにコンテンツマーケティングと言っている輩が嫌いなのは、イシューレイジングの考えなくSEOのこばかり考えているのが嫌いだから、と整理できます。
マーケターよ、いつもいつでも、イシューレイジングするのだ!
それでは、んちゃ。