FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

事業者として、提案頂いた後の『お断り』は電話やメールではなく『お伺い』すべきという話。

ベンダーや代理店に提案頂いた後の話。

どうも、fkdです。

2018年度からうちのWeb広告運用方針を大幅に変えたので、代理店選定のコンペを実施し、つい先日検討を経て代理店を決めさせていただきました。

各社、オリエンから提案までの短い時間の中、お世辞抜きにすごい提案内容とドキュメントを仕上げていただき、それぞれの特長を生かした戦略と戦術の中から選ぶのは大変な作業でした。でも、決めるしかないので決めました。

決まってしまえば、実施先と一緒に必死で頑張るのはもちろんですが、大事なこととして決定先以外への『お断り』がありますよね。

このお断り、みなさんはどうしていますか?

  1. メールを1本入れて、電話で補足。
  2. 先方の希望があれば来ていただいてご説明。
  3. お伺いしてお伝えする。

という3パターンかな、と思います。しかし、この3番目の『お伺いして』というパターン、正直僕は今の会社にくるまで発想すらなかったです。

リソースも限られるのですべてで行っているわけではないのですが、基本的に規模の大きめな場合、必ずお断りの際はお伺いする文化が当部の場合はあります。

僕がベンダーで勤めていた8年間、お伺いに来ていただける経験など皆無だったのでカルチャーショックをうけました。

「なんでそこまでやる必要があるの?」というよりは、「メールとお電話でも十分なのでは」という認識でした。

しかし、今日実際にお断りのお伺いを複数社させていただいた今、やる意義を強く理解しましたのでしたためさせていただきます。

どうぞどうぞ。

会うと、事業主側の想いが一方方向ではなく話せる。

メールだと、当たり前ですがこちらから一方的に書いて終わりです。

提案側がお断りメールの返信で根掘り葉掘り聞くのは相当の精神力が無いとできない芸当なので、電話で話すのが次の流れですが、やはり顔が見えるのと見えないのでは圧倒的に会話の質が違います。

電話だと表情がわからず、タイミングもつかみにくいのでお互いの真意はやっぱり伝わりにくいですよね。

「じゃあわざわざ行かずとも、来てもらえばいいのでは」と言う話になりますが、まあ買主と売主の関係でいうとそれはそうなのかもしれませんが、よくよく考えてみると事業主側は恐るべき横柄さかもしれません。

提案して頂いたうえで、更に落選の理由を聞きに来させる。それもお偉い方に。これって横柄では。。。

見出しの通りですが、提案側に、

  • たくさん時間をかけて頂き、
  • たくさん知識労働もして頂き、
  • それでいて落選のショックのある中、
  • 偉い方の忙しいスケジュールを調整して頂き、
  • 電車や徒歩でお越し頂き、
  • こちらで決めた結論をお聞き頂く…

これって、冷静に考えてみるとめちゃくちゃ事業主都合過ぎてやばいですよね。。もちろん、提案によって頑張っていただいているレベルは異なるのでしょうが、少なくとも私は強弱はあれど提案にはいつも気合いを入れていたし、手を抜いたことはありませんでした。

しかし、僕は提案側にいたのにもかかわらず、事業主側にいるとこういう気づかいというか礼節というか信義則を忘れてしまっていて、反省しました。。

対面で会話をしてお断りをする場合は、せめて事業主側からお伺いしないとまったくもって対等ではないですよね。

あと、お伺いすることで、提案側の多くのメンバーが参加できるし、提案側のホームでリラックスして話が出来るのもいいところかもしれません。提案に携わった側としては、クライアントから直接のフィードバックをゆっくり聞ける機会はレアですよね~。

ベンダーの想いが伝わる、責任を感じる。

今回、複数社にお伺いし対面で話すことで、提案の主要メンバーの方とざっくばらんにお話させていただき、

  • ご提案頂いた熱意
  • 落選したことの口惜しさを暗に物語る表情
  • 提案が至らなかった理由の徹底的なヒヤリング
  • 次回提案を虎視眈々と狙う気合い

といったことを感じることができました。

これはリアルな空気でしか感じられないことで、失礼な言い方になってしまっているかもしれませんが大変”貴重”でした。最後のほうは、自分で選んだのに実は泣きそうなくらい感情が高まりました。。

あと、選んだということは、責任があることだなと改めて再認識できました。いろいろな方々に必死に考えていただいた上で選んだわけですから、それを遂行できなければ恥ずかしいことですし、申し訳が立たないです。一緒にプロジェクトを実施する皆さんに、改めてお伝えしようと思っています。

事業主側のマスターベーションであってはならない。

とはいえ、すべて事業主がお伺いして対面で伝えればいいというわけではないです。

別に来てほしくもない時もあるでしょうし、提案は落選後のケアまで含めて提案だと考える会社もあるでしょう。そこは関係性があるので、適宜というのが正しいです。自己満足のため、ではなく礼儀として、という大前提は忘れてはなりません。

事業主側は提案してもらうのは当たり前なことではないのは改めて認識すべきです。

多くの提案リソースを使っていただいているのでタダなわけでもなく、選ばれなかった会社の提案のレベルが低いから謝る必要はない、ということでもありません。

あと、提案側にいた人間としては、単純に提案のフィードバックは会社として、そして個人としての成長にもつながるのでやってほしかったなぁと思います。きっと、今日お話しさせていただいた皆さんも、少しは参考になるところはあったのでは、と思います。(そうであってもらいたいという願望含め・・・笑)

なので、僕もこの機会を糧として、今後ご提案頂く際はなるべく礼儀をしっかりしよう、できるだけ明確なフィードバックをさせていただこうと思った次第です。今まで提案いただいたあとの対応がいまいちだったなあと思うケースもありますので反省です。。ただ、たくさんのご提案をいただいておりますし、すべて対応することも難しいことはご理解いただければ幸いです。

事業主の方、いかがでしょうか。この記事のご意見、ぜひ伺いたいですね。

それでは、んちゃ。

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