FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

WEBマーケティングについてツラツラと書いていきます。

社内宛のメールでも『〇〇様』と様をつけると、コミュニケーションが活発になる話。

ネットで少し前に話題になった「さん付け会社は崩壊」記事。

この記事、見れば見るほど批判もしたくなるのですが、

toyokeizai.net

これ、私も全然共感できず炎上商法なのかと思ってます。

しかし、ほんのわずかだけわかるところもありちょいと書いてみます

うちの会社では社内メールでも『〇〇様』と様付で書く。

これ転職してきてカルチャーショックを受けたことの一つなのですが、社内の別部署の方にメールする時、様付にします。

初めてこれを知った時、

などなど思いました。

みなさんもそう思いますよね??

しかしこれ、いまはすごくよい文化だと思ってます。

理由はたくさんあるのですが、三つにまとめます。

  1. お互いの仕事を尊敬しあえる
  2. 逆に頼みやすい
  3. 公私の混同が起きない

一つずつ解説していきます。

1.お互いの仕事を尊敬しあえる

大きな会社になればなるほど、様々な部署が存在します。業務も本当に様々で、例えば僕の部署はデジタルマーケティングをやっていますが、受電部もあれば事務部門もあり、それぞれの業務の細かいところはお互いほぼ知らないです。

そうなった時、社内の人間とはいえ別の部分で会社のために仕事をしている方に、尊敬の念を込めて様付をするのは至極当然のような気もします。

自分の仕事以外をやっている方は、全て上の方と見なして、様付にする。

これは、前職では無かったすばらしい文化だと思いました。

2.逆に頼みやすい

1の尊敬の念があるからなのか、文化的に自分がへりくだるので、知らない方にも気軽に分からないことが聞けます。

さん付け文化というのは身内にはいいですが、外から見ると途端に非常に閉鎖的になります。(楽天のようにニックネームまで行けばまた話は違うかもしれませんが)

見ず知らずの人にいきなりさん付けのメールはしにくいですが、様付なら逆に質問の連絡やメールがしやすいです。

フランクな感じだった前職でも、不思議と他部署には気軽に質問しにくかったような気がします。

いきなり様付にしたら仰々しいし、さん付けでいきなり頼むのも、しにくい。だから結局聞けない、なんてことはざらにあります。

様付にすることで、気軽に質問できるようになるのです。

3.公私の混同が起きない

さん付けがデフォルトだと、いきなり距離感を間違える人がいます。

しかし様付だと途端にビジネスになりますから、公私の混同が起こりません。

まあこれは1の尊敬の念が生まれる、ということにも通ずることでしょう。

様付で宛名を書くと、社内のコミュニケーションが捗る。

上記の理由で、様付文化によってコミュニケーションが捗っていることは疑いようがなく、正直良いと思います。

僕も転職してきてまだ一年半なので知らないことだらけですが、本当に気軽に聞けるのは有難いですし、僕のところにも知らない方からの質問がたくさん来ています。

一方、もちろんセクショナリズムを感じるところもありますが、それでも風通しは(自分で積極的に動けば)悪くないと思ってます。

 

さん付け会社は崩壊。

冒頭の記事、頭から否定せずこうして考えてみると、いい側面もあるかもしれないですよ。

他部署に尊敬の念が無い会社は、滅ぶというのは間違いないと思います。

それでは、んちゃ。

森永製菓とカゴメが語る、ブランドの原点回帰論(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその3)

ブランドは、原点回帰を忘れている。

これまた宣伝会議アドタイデイズのセッションで興味深い話があったので共有します。第三弾です。以前の記事はこちらから。

宣伝会議アドタイデイズ2017セミナー共有。LOCARIが語るオトナ女子の三つのポイントと、DELISH KITCHENが語る動画制作のコツ。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

【若ツイ】ポカリスエットの若年層向けキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』に感動した話(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその2) - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

さて、本題。

最近はブランディングをどうするか、という議論が活発に繰り広げられていますが、意外と『新しい生活者に、新しいブランドイメージをもってもらう』ということがゴールになっているのではないでしょうか?

僕も少しそういう節があったのですが、森永製菓でウィダーインゼリーを担当されている佐藤さんと、カゴメの野菜生活を担当されている重友さんのセッション「魅力あるサービスづくりに必要なことは何か?」を聞いて、原点回帰の重要性を再認識させられました。

我ながら、必読の記事だと思います。

ウィダーインゼリーの失敗例。

まず、ウィダーインゼリー佐藤さんのお話。

ウィダーインゼリーは一度大きく売り方を変えたのだが、売上が2割下がった。そこで、原点回帰をしたらうまくいった。

ロングセラーブランドとして、更なる発展のために別の土俵に行ったら、そんなことは新旧ユーザーは求めてなかったという結果が出たという、失敗談を惜しげもなく披露してくれました。本当に失敗談は参考になりますね。

結果的に今までのお客様を捨てて、新しいお客様を取りに行ってしまった。今の顧客を徹底的に大事にすべきだった。

新しいブランドメッセージにするということは、古いメッセージを捨てるということ。

古いメッセージを捨てるということは、既存顧客を捨てることになりかねません。

新しいメッセージは、新しいブランドに任せる。

そして、こんなことも述べています。

思い切ったことをやるのは、新しいブランドや新興勢力がやればいい。

生活者が離れているのは、今のブランドメッセージに共感しているのではなく、今のブランドメッセージすら伝わっていないから。 

この視点、お読みになっている方にとっては当たり前かもしれませんが、僕にはとても刺さりました。

せっかく作り上げたイメージを壊してまでやることか?

新しいイメージは高尚なもので、生活者に求められているのでしょうか?  

僕はこのセッションを聞いて、今のブランドイメージを今一度伝えることに取り組んでいる今の方向性は、やはり正しいことだと認識しました。

最後に、重友さんはこう述べていました。

ブランドイメージは企業が発信するのではなく、生活者が何と言っているかに尽きる。

これはズシンと刺さりました。

ブランドメッセージを伝えようという考えは捨て、ユーザーが持つブランドイメージを今一度丁寧に語っていきましょう。

ちなみにこのセッション、ある程度ブランドが長く続いていないと刺さらないようで、途中退席が目立ちました。というか、セッションのタイトルがあいまい過ぎてわかりにくかったのかもしれません。。

しかし、内容はとてもすばらしく、よっぽど変なセミナー聞くより得るものが遥かに多かったように思います。

さて、宣伝会議アドタイデイズのまとめは一旦終了です。

引き続き、セミナー参加しましたらまとめます。

それでは、んちゃ。

【若ツイ】ポカリスエットの若年層向けキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』に感動した話(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその2)

若者達の熱量、パない。

宣伝会議アドタイデイズ2017の報告第二弾です。

前回の記事はこちらから。

宣伝会議アドタイデイズ2017セミナー共有。LOCARIが語るオトナ女子の三つのポイントと、DELISH KITCHENが語る動画制作のコツ。 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

今回ご紹介するセッション「デジタルとマスを融合した、イマドキティーンと『まみれる』マーケティング」では、MixChannelの西村さんと電通クリエイティブディレクター真鍋さんが手がけたポカリのキャンペーンの話をしてくれました。

キャンペーン自体は知っていたのですが、よくよく見るととにかく情熱とエネルギーに満ちた若者達の姿があり、ポカリどうのこうのというよりも若者っていいなー、すごい、と思ったので皆さんにセッションの内容を紹介します。

とても刺激になるので、ぜひ読んでください。

ポカリスエットのキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』

ポカリガチダンス選手権はポカリスエットCM連動のキャンペーンで、簡単にまとめると

「ポカリガチダンスを真似てMixChannel経由で応募し、入賞するとマスCMに出れるよ」

というもの。期間は半年以上前に開催されたキャンペーンです。

これがポカリガチダンス。

youtu.be

難しすぎて手に負えない。。笑

でも、この難しさこそがキャンペーンのポイントでした。

ミクチャとの連動によって、熱意を引き出した。

ダンスキャンペーンは恋ダンス以来結構流行っているので、目新しさがないかもしれません。

それでもミクチャの遊び心とポカリの親和性が相まって高難度のダンスだからこそ、『600投稿、380万再生』という実績に加え、とんでもないクオリティの作品がUGCコンテンツとして産まれています。

もちろん、裏でここまで狙っていたであろう戦略は秀逸たるもので見事の一言なのですが、熱量をもった高校生のポテンシャルを最大限引き出したのが勝因でしょう。

これは入賞作品を繋ぎ合わせたものですが、繋ぐだけでもこれだけのクオリティ。

youtu.be

なんかこの動画見たら泣けてきてしまいました。 。笑

次に紹介するのは準優勝の動画。

www.youtube.com

この動画が一番工夫されていつつ、時間も手間もかけていて一番好きです。
ねね、すごくないですか?何回見ても泣けてくる笑

何のために?それは愚問。

「ただポカリガチダンスを踊って投稿する」というシンプルなお題なのに、コマ割り、演出、衣装、背景などなど、自分たちでどうしたら目立つかを考えて、それを手間を惜しまず準備して撮って編集する。

ただクオリティを追求するため、友達といいものを作るため、それをたくさんの人に見てもらい褒めてもらうためー。

なんか、若い時に学祭で頑張って作り上げていた時のことを思い出しました。何のために頑張るのか、そんなことは愚問。

真鍋さんも、自動拡散性と、クリエイティブのクオリティが正直想像のはるか上をいっていたと述べています。

キャンペーン成功の裏として。

もちろん、企業のキャンペーンとして成功させるための裏の努力は計り知れません。

詳細はこちらの記事にありますのでこの記事では割愛しますが、 

adgang.jp

真鍋さんはこのセッションで成功のポイントをこう教えてくれました。(一言一句一緒ではなくニュアンスです。)

『若者向け若者向けと、いまはどの企業も言いますが、それだけでは曖昧で何もできません。

あえて投稿のチャネルをミクチャ内に絞り、更にお題の出し方をミクチャの文化に徹底的に合わせることで、

  • 熱量の高い、かつリテラシーの高いユーザーに対してのみアプローチした。
  • ただアプローチするのではなく、企業感を抑え嫌悪感を抱かせないようにした。
  • 面白い、自分もやりたいと思わせ投稿を促した。

ということに成功しました。』

これは本当に参考になりますね。あえて絞る大事さ。

あと、自分自身で徹底的にミクチャを使い、文化を体感した上で施策を考えたとのこと。それがミクチャのポテンシャルを最大限引き出せた要因だろうと本人もおっしゃってました。

ミクチャがうちの会社が訴求したいユーザーに伝わるかどうかはわからないです。

 

そしたら別の媒体でやろうとは考えてますが、やる時はしっかりその媒体の文化を感じようと思います。

マーケットインからの脱却。

あと、ターゲットありきのマーケットイン発想だと何も産まれないですよね。視野を広く持とうと思いました。

「マーケット・イン」じゃダメな理由 - 電通報

ミクチャは13~18歳の女の子が大半です。クレジットカードなんて全然関係ない年齢なので、マーケットインの発想だとそもそもミクチャなんて問題外になります。

しかし、本当に届けたいメッセージは信頼感や安心感。若い女の子のgrooveから、世の中に伝えられることはあるような気がします。

それくらい、若者の熱量は凄いし、素晴らしい。

いつの時代も、若者はすごい。

なんか『今どきの若者は』とか言いたくなってくる年頃ですが、なんか自分たちの時代よりポテンシャルはずっと高いような気がします。

そのポテンシャルを見せられる場を、気分を害さないように提供するだけでも、エクスペリエンスの場として提供するだけでも、マーケティングとしては充分なんだろうなぁと大きなヒントを得たセミナーでした。

それでは、んちゃ。

プリキュアアラモードの『キャンディロッド』を100均グッズで手作りした件。

またプリキュアアラモードグッズを作ってみた。

前回のスイーツパクトに続き、今度はキャンディロッドを作ってみました。

プリキュアアラモードの『スイーツパクト』は、ダイソー(百均)の材料で簡単に手作りできる件 - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

プリキュアってのは定期的に新しいアイテムが出てくるので、スグに前のアイテムは古くなるのと、買うのはバカらしいくらい高いのです。。

ということで、作ってみました。

完成品はこちら。

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材料は100均限定で、作り込みもそこそこな割にはかわいいですよ。

もちろん、クルクル回ります。娘もかなり気に入ったようで、クルクル回してます。

作りたい方がいるかどうかはさておき、笑 材料と作り方を載せておきます。

材料はこちら。

材料は、以下のとおりです。

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全部で800円くらいです。

作り方はこちら。

今回はかなりシンプルで、1時間くらいでできました。

1.傘を折って丁度いい長さにする。ダイソーの傘は良くも悪くもフレームが柔らかいので手でもすぐ壊せます。長さはこれくらい。
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2.ガチャガチャの上下を傘のフレームの太さから「ほんのちょっとだけ」大きいくらいに切り抜く。カッターでもできます。

穴が大きすぎても小さすぎてもだめです。クルクル回りません。かなり慎重にやってください。
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傘に差し込む前に、ガチャガチャの中に星とかフェルトとか入れておきます。

 

3.傘に両面テープを貼り、光るバトンを入れます。これが奇跡のシンデレラフィットなのです!フレームがほっそい、ダイソーの傘じゃないとだめです。

光るバトンは少し長さが長いので、折った傘のフレームの長さにカッターで切り取りましょう。また、傘のフレームを折った時に先が潰れがちなので、そしたらトンカチとかで叩くとすぐ潰れますよ。

 

4.傘のフレームが出ている部分や、持ち手にフェルトを巻き巻きしたり、リボンをつけて、かわいくデコレーションしてできあがり!

 

今回は時間を余りかけず、本当に簡単に作りました。お好みで色々工夫してみても面白いと思います。僕ももう少し改造する予定です。

 

ちなみに、三つ目の作品で、ちょっと揃ってきました。笑 (持ち手は改造前。)
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それでは、んちゃ。

宣伝会議アドタイデイズ2017セミナー共有。LOCARIが語るオトナ女子の三つのポイントと、DELISH KITCHENが語る動画制作のコツ。

宣伝会議アドタイデイズ2017に参加してきました。

Web担当フォーラムミーティングに引き続き「宣伝会議アドタイデイズ2017」に参加してきました。

トップページ 宣伝会議 AdverTimes Days 2017(アドタイ・デイズ)

Adobeのフォーラムも先日あったので、ここ最近大きめのカンファレンス続いてますね。

こういったセミナーに参加すると(最近はセミナーの内容が営業だったり、マーケティングとは程遠い出展があったりと正直当たり外れが激しいのですが。。)、何個かは新しい情報や潮流が入ってくるので、今回も行きました。

面白かった内容をまとめますので、行けなかった方は使えるところ使ってください。

前半はLOCARIさんのオトナ女子についての話、後半にDELISH KITCHENさんの動画制作のコツについての話を書いてます。

LOCARIが分析する『オトナ女子』って?

みなさんご存知かと思いますが、オトナ女子が利用するキュレーションメディア『LOCARI』。

実際の利用ユーザー分析を博報堂、ディグラムの方と行ったユーザー調査の結果をLOCARI木村さんが惜しげもなく公開してくれました。まじ参考になりました。

なお、LOCARIの基本として「1PVの価値をあげるために価値観ごとにセグメンテーションし、そのセグメントに合わせた記事を作る」というコンセプトのもと、ユーザー分析を徹底的に行っているとのこと。このコンセプトもすばらしいですよね。

オトナ女子の3つのポイント

さて本題。オトナ女子とは、20代後半から30代の女性を指します。

木村さんは、調査して見えてきたオトナ女子に共通するポイントとして、以下の3つを挙げていました。この3つのポイントがなかなか痛烈。。

1.いろんな私を作ることで『逃げ道』を作っておきたい

オトナ女子は「複数の人生プラン」を用意しておく。

  • 子どもができてもすぐに復職できるようにスキルアップをしておく。(働き口の確保)
  • 仕事を増やしすぎないようにセーブしておく。(プライベートの確保)
  • でも仕事は一生懸命頑張り、キャリアを形成しておく。(キャリアの確保)

といった感じで、リスクになりそうな場合逃げ道をあらかじめ排除しておきつつ、軸をしっかり作っておくようです。賢い。

2.『女子力』という言葉に違和感を感じている

オトナ女子は『女子』という一つに括られたくない。女性というより、個として認められたい。

『女性としてどうなりたい?』はNGワード

なので、彼に認められるためのコツ、といった記事は全く受け入れられないとのこと。

独立性を重んじるようですね。

3.遠くのビジョンより近くの幸せを求める

こんな時代だから、5,10年後が描けない。

理想の女子像はなく、近くの人にちょっと褒められたい。

毎日楽しく、幸せに生きていくことが大近々のリスクを排除して、小股で地に足をつけて生きることが大事。これまた賢い。

 

この3つを聞いて僕は、

  • 独立していて(個を追求していて)、
  • 論理的にしようとしてて、
  • しっかりしようとしてて、
  • 楽しもうとしてて、
  • 考えすぎるくらい考えている

というイメージをうけました。

もちろん、全部当てはまる女性はほとんどいないかもしれませんが、1個は当てはまるという方は多いのではないでしょうか。

僕はオトナ女子と年齢が同じで、楽しみたいし、でも地に足はつけたいという思いはすごく共感できます。

20,30代をFなんとかという一つのセグメントとして捉えるのは到底無理で、LOCARIのセグメンテーションアプローチは間違いなく正しいと感じました。

オトナ女子のセグメンテーション

LOCARIでは、更に細かくオトナ女子を12パターンに分類しています。今回はそのうちの4つを公開していましたので紹介します。

1.『〇〇ちゃんママ』

国産大好き、普通バンザイ。保守的で型にハマりたい。とにかく優しく、子ども中心。責任感が強く、人の喜びが自分の喜び。

しかし裏では人は人と割り切り、コツコツ努力する『隠れアルピニスト』タイプ。

2.『アネゴ系マザー』

最近増えている、子持ち有職の女性。効率一番、実利主義。同性から好かれたいとかは無く、悩んでいるより改善していきたい。

しかし裏では寂しがり屋で、やっぱり〇〇さんがいなきゃと言われたい『ソフトなあたりめ』キャラ。

3.『モテよりウケ、世渡り上手なちゃっかりさん』

層としてはマジョリティ。論理性が低いが、自分として一本すじは通しておきたい。女子力だけではなく自分力も磨きたいが具体的に何をしたらいいかわからないので、選択肢を出してほしい。

『ゆる硬アルデンテ』で、〇〇さんが褒めていたよ!と褒めて欲しい。

4.『全てを手にいれたインスタママ

結婚して子持ちの専業。こども最重要ながら、個人として認められたい意識が高い。センスのある生き方をしたい。子供を通して自分が褒められたい。

 

残りの8分類はまた別途公開するとのこと。うーん、面白い。早く知りたい。

『妻としての自分』は全く重要視されていない。

セグメンテーションがあまりにも明確過ぎて驚きました。

あと、「自分、子ども、妻、仕事」のうち何を一番重要視しているか?という質問を合わせてしたところ、『妻としての自分』と答える率が最近は極端に減っているとのこと(全体の10%以下)。

自分や子どものことを重要視している方が大半のようです。しかし、妻としての自分を重要視している女性が人生の満足度が高いというデータが出ていることも注目で、本当の幸せとはなんだろう、という疑問が少し投げかけられている点も注目でした。

ちなみに僕は同じ質問をされたら妻を重視していると答えますが、妻は子どもと答えるような気がします。嗚呼、悲しきかなオトナ男子。笑

オトナ女子のことが少しだけわかった、非常に参考になるセッションでした。

DELISH KITCHENの動画制作のコツ

次に紹介するのは、クックパッドの座を脅かすまでに成長した料理動画メディアのDELISH KITCHENを運営するエブリーによる、動画の意義や作り方のコツについてのセッション。

まず、WEB動画は単純な認知の為ではなく、以下の3つの視点で制作する必要があるとのこと。

  1. 広告好感度をあげる 
  2. 広告認知度を高める
  3. 態度変容効果を高める

1ばかりがKPIになりがちですが、1を追うにはむしろ2,3が重要であり、出来てないとうまくいかないということをお話していました。

少し噛み砕いてみます。

2.広告認知度を高めるためには

広告を見たことがあるという認知度を高めるためには、『視聴維持率』をいかに高めるかが重要とのこと。

15秒以上見せると50%以上の視聴者で広告を認知すると回答。これは、テレビCMだと20回分のフリクエンシーが必要なため、圧倒的な効果と言えますよね。

  1. 音無しでわかるようにする
  2. 結果を先に見せ、5秒以上見させる
  3. 縦横比率を最適化する

というクリエイティブの最適化はマストで実施しつつ、デリッシュではこだわり要素を何個か決めて作っているようでした。

3.態度変容効果を高めるために

やはり、Web動画の最終的な目標は態度変容し、できれば購入までさせたいところ。そのためには、以下の3点が必要とのこと。

  1. 共感、自分ごと化(そもそも自分にとって必要か?)
  2. 身近さ、リアルさ(誰でもわかる、実際に出来る)
  3. 実践できる、自慢できる(やるといいことがある、カットしない)

上記は当たり前のように感じますが、改めて文字化してみるとしっかりと出来ていないことを実感します。

認知度アップのための視聴時間延長と、態度変容効果をアンケートなどで測る。これを忘れずに動画を作ろうと思います。

新しい発見があるわけではないですが、勝者の哲学が見える良セッションだと思います。

別のセッションはまた書きます。

あと、MixChannelのdonutsさんのセミナーも大変参考になったのですが、これは「若ツイ」として別途書きました。セッションの中身もさることながら、若者のエネルギーに普通に感動してしまいました。

【若ツイ】ポカリスエットの若年層向けキャンペーン『ポカリガチダンス選手権』に感動した話(宣伝会議アドタイデイズ2017レビューその2) - FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)

あと、森永製菓、カゴメブランディングに関するセッションも参考となりましたので別途書きます。

それでは、んちゃ。 

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